名物店主のお買い物日記 no.177
自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さのカバー画像

自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。今回は、北海道で丁寧なものづくりを続けるスキンケアブランドのお話。自分好みにアレンジできる「ハーブチンキ」をはじめ、ama大田さんがおすすめの使い方を教えてくれました。

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2024年08月04日作成
大田愛
ama 店主
大田愛
赤ちゃんが使うものの可愛さと、それを選ぶ大人たちのとびきり幸せそうな表情に魅せられて、2015年ベビーギフトと贈る喜びを届けるオンラインストアamaをオープン。「心の奥に残るものを」をコンセプトに、作り手の心を感じられるとっておきを世界中からセレクトしています。2022年より一部取扱ブランドの輸入代理店も開始し、ますますたくさんの贈る喜びを実感中。好きなものは、大谷石とピクニック。
自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さん
自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さん
今年の夏も暑すぎますね。
初夏の爽やかな風は束の間。梅雨になり、やっと太陽だ!と思えばこの暑さ。身体も心も季節に追いつかない〜。

そんな今年の夏、心身ともにとても助けられているのが北海道のボタニカルスキンケアメーカー「SORRY KOUBOU」さんのスキンケアアイテムたちです。

SOORY KOUBOUは、女性おふたりのメーカー。繊細な肌に合う化粧品になかなか出会えず、ご自身でせっけんを作ったことをきっかけに、健やかな肌を守るための材料は自然の中にあると考え、豊かな森に囲まれた北海道下川町に移住。土づくりからスタートし、原料となる植物を無農薬で栽培、それらを原料にスキンケア製品をつくられています。

相手は自然。植物は、年によって色や香りも変わり、決まった量を収穫できるとも限りません。それらの変化も含め、その時々の植物と相談しながら、植物の持つ力をダイレクトに届けるべく、手を加えすぎないものづくりをなさっています。

ソフトな泡でさっぱりした洗い上がりのカモミール、はちみつせっけん。驚きの浸透力でさらっとしっかり潤うカレンデュラ&カモミールの全身用保湿オイル。ほのかな甘い香りとみずみずしい質感が使いやすさ抜群のマルチバーム。そして、初めて出会ったアイテム「ハーブチンキ」は、植物の力がぎゅっと詰まった万能アイテム!

どれも梅雨時期に使い始めたのですが、ほんのり香るハーブのたまらなく優しい香りと、肌にすーっと入っていく使い心地に、たちまちファンになりました。そして、ラインナップに化粧水がないことにお気づきでしょうか?

そう、SORRY KOUBOUさんでは手作り化粧水用原料の「ハーブチンキ」を使って、その時々の自分に合った化粧水を作ることを提案されているんです。
自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さん
ハーブチンキとは、ハーブの有効成分をアルコールなどで抽出したエッセンスのこと。古くから世界各地で体や皮膚の不調の手当に使用されてきた歴史があり、そのままでは使用せず、水などで薄めて使います。収穫してから1年以内の植物と発酵させた国産サトウキビ糖蜜というシンプルな原料で、赤ちゃんから大人の敏感肌まで使えます。

ハーブチンキを使い始めたときはまだ使いかけの化粧水がたっぷりと残っていたので、手のひらで今まで使っていた化粧水に4,5滴混ぜて使うところからスタートしました。

化粧水をつくるときも、ハーブチンキ、水、グリセリン(量によってさっぱり〜しっとり自由自在)を混ぜるだけ、と思っていた以上に簡単。お水も、精製水でなくても、水道水でもOK(瓶の消毒はしっかりと)!こんなふうに、普段の生活に気軽に植物の力を取り入れられる自由度の高さもいいなと思っています。

我が家にスタンバイしているのは、女性の体に優しいハーブとして紀元前から愛されてきた「カモミール」と、お肌のレスキューハーブともいわれ様々な肌トラブルに良いとされる「カレンデュラ」。日によって使い分けたり、肌が荒れてるな〜というときにはさらなるパワーを期待して混ぜてみたりもしています。

ハーブチンキは、化粧水以外にも使い方がいろいろあります。
・うがい(カモミールチンキがおすすめ。ハーブの爽やかさがお口いっぱいに広がります。)
・洗面器に数的垂らして手湯や足湯に(クーラーで冷えた手足がハーブの香りでじんわりほぐれてぐっすりです)
・頭皮マッサージ(朝晩やると頭すっきり。血行が良くなり表情にも現れるみたいです。※商品に同封している化粧水のレシピのグリセリンを”リピジュア”という保湿成分に変えて作ります)

などなど、日々のケアに欠かせない存在となっています。
自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さん
化粧水のあとは、カレンデュラ&カモミールの保湿オイルでハンドプレス。カレンデュラのにんじんのような甘い香りに、ほっと癒されます。夏でもベタつかずさらっと伸びてしっかりと潤うオイルは、オーガニックのホホバオイルがベース。ヘアオイルとしても使っていて、このオイルをつけて櫛をとおしていたら、気づけば櫛までツヤツヤになっていました。

綺麗なオレンジ色は、カレンデュラとカモミールの花の自然な色。瓶の中にはカレンデュラの花びらが入っていて、目にも優しい佇まいです。このオイルはベビーマッサージにも使えますので、これでマッサージされる赤ちゃんは、きっと幸せなひとときに包まれると思います。
自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さん
そしてリップケアや、乾燥が気になるところには、ファームバームを使っています。
このバームは、オーガニックのオイルやバターをベースに保湿に特化したハーブ、カモミール・マーシュマロウ(マシュマロの原料として使われていた歴史もあるハーブ)のハーブエキスと、クラリセージ・ベルガモットの精油が配合されているのですが、ほんのり甘い香りが、もう、ずっと香っていたい……!というくらい本当に大好きで、毎回まず目を瞑ってバームの香りを思いっきり堪能してから肌に広げています(笑)。

このバームは、くるくると馴染ませると体温ですぐに馴染む柔らかさも魅力です。それもそのはず。工房のある北海道の厳しい冬でもストレスなく使えるように、伸びの良さにはこだわってつくられているのだそうです。

こちらも、ハンドプレスをしていると、じんわりと心まで温かく。SOORY KOUBOUさんも仰っていますが、手のひらは一番身近で素晴らしい道具。ハーブの力が肌を通り越して、細胞、そして心の奥まで染み入るようで、”手当て”の言葉の意味を感じるようになりました。香りに癒されながら、洗って、保湿して、マッサージ。

肌や心がゆらぎがちなときでも、旅先など環境が変わったときでも、このスキンケアの時間があれば、ニュートラルな状態に戻れる。そんな頼もしい味方になりました。
自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さん
「ごめんなさい、わからないので教えてください」
これは、SORRY KOUBOUさんが植物の力を借りたものづくりをするうえで、大切にされている言葉です。工房のある下川町の冬は雪深く、マイナス30℃まで冷え込むこともあるんだとか。年々厳しくなる気候の中でも自らを変化させ命をつなぐ植物たちから学ぶことは尽きないのだといいます。

このことを伺ったとき「私たちは危険を感じたらすぐに動けるけれど、植物ってどんなことがあっても根を張っているその場所から動けないんだよなぁ!」と、当たり前すぎて気に留めてもいなかったことにハッとしました。

そんな植物たちのとてつもないパワーを借りて丁寧につくられたスキンケアアイテム。使うたび、北海道の地で根を張って強く生きてきた植物たちの力を分けてもらっている気がしています。
自分好みにアレンジできる化粧水も!北海道で生まれたスキンケアの話 ―ama 大田愛さん
ちなみに。
SORRY KOUBOUさんの畑の近くには、月に2回、こっそりオープンされる「cosotto,hut」と名付けられた小さなお店があります(お店の名前が可愛すぎやしませんか〜!)。OPEN日は、毎月第2と第4日曜日。
※お休みの場合もあります。詳細のスケジュールは、SORRY KOUBOUさんのインスタグラム@sorrykoubouでご確認ください

北海道の強く美しい植物たちとおふたりに会いに、いつか、こっそり、伺ってみたいです。

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