わざわざ
平田はる香
1976年東京生まれ静岡育ち、長野県在住。20代はクラブDJとWEBデザイナーをしながら生きながらえる。長野に移住後、パン焼きにハマり、趣味の日用品収集を掛け合わせ、2009年に「パンと日用品の店 わざわざ」を一人で開業する。2018年にnoteで書いた『山の上のパン屋に人が集まるわけ』をきっかけに、特徴的な経営が広く知られた。2019年に長野県東御市の芸術むら公園内に2店舗目「問tou」を開店。ものを選ぶまでの執着心はあるが、変わることも手放すことも厭いません。
連載一回目が東屋の銅のやかん、次がセラーメイトの瓶、今回もまたフォルムで選んでしまいます。世の中のボトルデザインの中で、もしかしたら一番好きかもしれません。麦焼酎「いいちこパーソン」の瓶に、飲み終わったあとにいろいろなものを入れています。
いいちこには様々なボトルがありますが、この300mlボトルはアートディレクターの河北秀也さんがデザインしたもの。無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインがとても好きです。スーパーやコンビニで手軽に買える焼酎ではありますが、このパーソンモデルを置いてあるところを見つけると「おぬし、やりおるな」という気持ちで買ってきます。焼酎はレモンサワーにして飲むことが多いのですが、まぁ楽しみなのは空き瓶になってからですね。「何を入れてやろうか」と、うれしい悩みができるのです。
いいちこには様々なボトルがありますが、この300mlボトルはアートディレクターの河北秀也さんがデザインしたもの。無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインがとても好きです。スーパーやコンビニで手軽に買える焼酎ではありますが、このパーソンモデルを置いてあるところを見つけると「おぬし、やりおるな」という気持ちで買ってきます。焼酎はレモンサワーにして飲むことが多いのですが、まぁ楽しみなのは空き瓶になってからですね。「何を入れてやろうか」と、うれしい悩みができるのです。
下に敷いたクロスは東屋の麻布十四番。さて、今回は子どもたちとレモンチェッロ(酒)を作ることに。副産物で「レモンジュースを作ろう」という話にまんまと乗ってきた二人に手伝ってもらいました。ありがたいことです。無農薬のレモンの皮を剥いて、ウォッカにつけたのが先の写真。数週間で皮の色が抜けて全てウォッカに移るそうです。その後、シロップと合わせて原液が完成です。初めて作ったのでできあがりがとても楽しみです。
こぼれ話
仕込みが終わった後、お気に入りの東屋のジューサーでひたすらレモンを絞ります。東屋の商品の登場頻度が多くてすみません。すごく好きなメーカーで、自分の思想にフィットしているので愛用品が多いのです。
絞ったレモン汁は瓶に詰めて冷蔵庫へ。レモンスカッシュやドレッシングにと大活躍です。
次回の“名物店主”は3/28更新予定です。お楽しみに!