名物店主のお買い物日記 no.164
心に残る、やさしいギフトの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さのカバー画像

心に残る、やさしいギフトの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。今回は、フードオーケストラの大植さんがもらってうれしかったギフトのお話。母の日ギフトの候補にもおすすめです。

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2024年05月05日作成
大植亜希子
フードオーケストラ 代表
大植亜希子
大阪在住。オーストラリアやオランダでデザインを学び、2012年に夫とプロダクトレーベル「Oy(オイ)」を立ち上げる。出産を機に「食とくらし」について学び始め、2021年に“毎日のおいしいを奏でる”を軸にしたオンラインストア「FOOD ORCHESTRA(フードオーケストラ)」をオープン。
心に残る、やさしいギフトの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん
心に残る、やさしいギフトの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん
同じものでも、100人いたら100通りのプレゼントができあがると思いますが、私にも心に沁みた贈り物があります。

6年前に初めての子を出産したのですが、それはそれはよく泣く子で、夜もなかなか寝ない……。離乳食が始まってからはご飯も食べたくないという日が続き、心も身体も疲弊していました。

1歳のころは毎日焼き芋ばかり食べていて「これでいいのか」と悩むことも多かったですが、あまりにも焼き芋しか食べないので「食べてくれればそれでいいか」と思えるようになりました(今では夜はぐっすり寝て、それなりに食べるように)。
心に残る、やさしいギフトの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん
そんな日々を過ごしていたとき、友人から出産祝いとして「Gluck und Gute(グリュックントグーテ)」の靴下とレッグウォーマー、みつろうブロッククレヨンが届きました。贈り物から「お母さんも無理をせず身体をあたためて、大事にしてね」というメッセージがじんわりと伝わってきました。クレヨンは小さな手でも持ちやすい形をしていて、娘は積み木のようにしたり、ドミノ倒しにして遊んだり(本来の使い方ではないですが……)、6年経つ今も愛用しています。
心に残る、やさしいギフトの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん
Gluck und Guteの靴下は、この件をきっかけにリピートで買うようになり、メンズサイズもキッズサイズも揃えて家族で履くようになりました。そしてなんとうれしいことに今年からフードオーケストラでのお取り扱いがスタート。フードオーケストラで扱う商品にはそれぞれいろんなきっかけや思い出が隠れています。

少しづつ私たちとものの「出会い」のお話も出来たらいいなと思います。

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