park
町田紀美子
かねてよりの道具好きが高じて東京都調布市深大寺に生活道具とカフェの店「park」を始める。作り手のスピリットや背景に心動かされ、実感を持ってお勧めできるもののみ店内に並ぶ。道具なら使い勝手、身につけるものなら肌触りや着心地、潔いシンプルさと遊び心が共存するメンズライクなものが好み。音楽、映画、アート、読書、山登りが好物。好きな居場所は自宅、陽だまりのpark、平日朝イチの映画館。冬が始まる前の早朝登山路は、空気もまるごと天国だと思っている。
マットな白、艶やかな白。
2種類の白で構成される陶芸家・直井真奈美さんの器たち。シンプルでいて、型を取らずすべて手作業で仕上げられるそれらは、どれも違う表情をしていて実に優美。1mmの狂いなき美があれば、彼女の器はひとつひとつが放つオーラで彩られています。
何かを選ぶときにはまず、その背景が気になって仕方のない私。「誰の手によるものなのか」というところがありきの道具たちに囲まれています。
直井さんの作品をparkでご紹介したいと思ったのは、作品よりも前にそのお人柄に触れたのが始まりでした。parkで開催中の展示にご家族でお越しくださったのが最初で、終始にこやかに「幸せ」なオーラを放っていて。会話の最中に目の前の人と 心底丁寧に向き合う「心ここにあり」の方、というのが第一印象でした。
彼女が器を作る方だと知って「是非うちでご紹介させていただきたい」と、作品を拝見する前から願っていたように思います。
2種類の白で構成される陶芸家・直井真奈美さんの器たち。シンプルでいて、型を取らずすべて手作業で仕上げられるそれらは、どれも違う表情をしていて実に優美。1mmの狂いなき美があれば、彼女の器はひとつひとつが放つオーラで彩られています。
何かを選ぶときにはまず、その背景が気になって仕方のない私。「誰の手によるものなのか」というところがありきの道具たちに囲まれています。
直井さんの作品をparkでご紹介したいと思ったのは、作品よりも前にそのお人柄に触れたのが始まりでした。parkで開催中の展示にご家族でお越しくださったのが最初で、終始にこやかに「幸せ」なオーラを放っていて。会話の最中に目の前の人と 心底丁寧に向き合う「心ここにあり」の方、というのが第一印象でした。
彼女が器を作る方だと知って「是非うちでご紹介させていただきたい」と、作品を拝見する前から願っていたように思います。
その後、ご縁をいただき作品の数々とじっくり向き合うことに。まずとても好みだったのが、素地にベージュの土を使用されているところ。それは柔らかで日常に馴染む白を作り上げていました。
前述のように、作品それぞれに制作過程での偶然の美がちりばめられているのも魅力。テーブルや棚に置くだけで、その空間をいとも簡単に絵画の中のような風景に変えるのでした。
聞けばご自身で営んでいたカフェでスイーツやコーヒーに合う器を作っていたのが、いつの間にか陶器の製作のみに注力していくこととなったのだそう。作品には、彼女が好んで記憶に留めてきたヨーロッパ陶器の伝統的なフォルムが反映されています。日常とアーティスティックな空気感が共存している理由はこれでした。
多くの方々の心を掴んで離さない作品を生み出す直井さん。そのルーツを辿れば、いつもご自身の感覚に耳を澄ませ心地よい方へ進んで来られたのが明白。裏表のない性分が、敷居の高さを感じさせず、誰もが歩み寄りたくなる美を作り上げているのでした。
なんでもないときも、特別なときも、心を弾ませてくれる直井さんの器。彼女のバックボーンが、作品の魅力そのものなのです。
前述のように、作品それぞれに制作過程での偶然の美がちりばめられているのも魅力。テーブルや棚に置くだけで、その空間をいとも簡単に絵画の中のような風景に変えるのでした。
聞けばご自身で営んでいたカフェでスイーツやコーヒーに合う器を作っていたのが、いつの間にか陶器の製作のみに注力していくこととなったのだそう。作品には、彼女が好んで記憶に留めてきたヨーロッパ陶器の伝統的なフォルムが反映されています。日常とアーティスティックな空気感が共存している理由はこれでした。
多くの方々の心を掴んで離さない作品を生み出す直井さん。そのルーツを辿れば、いつもご自身の感覚に耳を澄ませ心地よい方へ進んで来られたのが明白。裏表のない性分が、敷居の高さを感じさせず、誰もが歩み寄りたくなる美を作り上げているのでした。
なんでもないときも、特別なときも、心を弾ませてくれる直井さんの器。彼女のバックボーンが、作品の魅力そのものなのです。
「park」にはほかにも町田さんセレクトの絵になる器や生活道具がいっぱい。
ぜひストアページもご覧ください♪
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