名物店主のお買い物日記 no.187
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冬のごちそう!毎年恒例・自家製キムチの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。温かい食べ物が恋しくなる今日この頃。今回は、これからの季節に大活躍する、手作りキムチのお話です。

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2024年10月20日作成
大植亜希子
フードオーケストラ 代表
大植亜希子
大阪在住。オーストラリアやオランダでデザインを学び、2012年に夫とプロダクトレーベル「Oy(オイ)」を立ち上げる。出産を機に「食とくらし」について学び始め、2021年に“毎日のおいしいを奏でる”を軸にしたオンラインストア「FOOD ORCHESTRA(フードオーケストラ)」をオープン。
冬のごちそう!毎年恒例・自家製キムチの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん
冬のごちそう!毎年恒例・自家製キムチの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん
10月に入って急激に気温が下がり、ひんやりした空気から冬の気配。
つい最近までは半袖で、麦茶や夏の野菜をたくさん欲していたけど、気候に合わせて体が求めるものも少しずつ変わってきて「お店でお鍋したいね~」とスタッフと話していたところ。

フードオーケストラを始めてからは、毎年冬になると絶対作りたくなる保存食がある。それは、キムチ!
「自宅で簡単にキムチが作れるなんて!」と、このキムチソースを知ってからは1リットルの保存容器2本分を仕込み、1本減ったらまた仕込み……と1シーズンで何度も繰り返す。

キムチソース自体は年中販売しているので、夏はきゅうりやトマトと和えたりします。だけどやっぱり、味が濃くて甘みがある冬の白菜で漬けるキムチは格別。これを仕込むともっとおいしくなるから、野菜の力にはいつも驚かされる。

シンプルに白菜のみでも十分美味しいけれど、ここに葉付きの蕪や小松菜を一緒に混ぜるとそれぞれのおいしさが混ざりより一層深い味わいに。これも楽しさのひとつ。何種類かの野菜が混ざると、単体では出ない味わいが生まれるんだなとしみじみ。
冬のごちそう!毎年恒例・自家製キムチの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん
仕込んでから食べ始められるのは大体2週間後。この時期は、まだ発酵もそんなに進んでいないのでさっぱりとした味。私が好きなのは1ヶ月ほど経ってからのもので、いい具合に乳酸発酵が進み酸味もあって丁度よい。納豆とキムチをよく混ぜてほかほかの白ごはんにのっけて食べる(ん~うま~!)。ほぼこれでなくなる(笑)。
冬のごちそう!毎年恒例・自家製キムチの話 ―フードオーケストラ 大植亜希子さん
最後の楽しみは、瓶に少し残ったキムチ(漬けタレも一緒に)を豚肉と炒めて、ちょこっと醤油とみりんを垂らして豚キムチ。最高においしい。

ピンポイントに納豆キムチと豚キムチをご紹介しましたが、キムチ炒飯やお鍋に入れるのもすごくおすすめです。寒さが増してくると、そろそろキムチの季節かな~と楽しみになるのです。

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