park
町田紀美子
かねてよりの道具好きが高じて東京都調布市深大寺に生活道具とカフェの店「park」を始める。作り手のスピリットや背景に心動かされ、実感を持ってお勧めできるもののみ店内に並ぶ。道具なら使い勝手、身につけるものなら肌触りや着心地、潔いシンプルさと遊び心が共存するメンズライクなものが好み。音楽、映画、アート、読書、山登りが好物。好きな居場所は自宅、陽だまりのpark、平日朝イチの映画館。冬が始まる前の早朝登山路は、空気もまるごと天国だと思っている。
写真家の本浪隆弘さんと、parkを運営するNSSGがカレンダーの共同製作を始めたのは、もう10年以上も前のことです。関係者の皆さまへ年賀状としてお送りしていたのですが「今年も欲しいのですが、販売してますか?」などと嬉しすぎるお声をいただく機会も増え、parkオープン後はワンコインで販売させていただくことになりました(印刷費の値上げにより、2023年より泣く泣く価格変更いたしました)。
京都の家具職人・kijirushiの溝上吉郎さんによる「カレンダー専用クリップボード」も誕生し、インテリアとしてもますます楽しめるアイテムとなったのでした。
カレンダーの中の小さな風景を見るたびに、そこで生まれたストーリーに思いを馳せ、写真の中に入り込んでいるような感覚になります。不思議なもので、その時の心持ちによって 場面の見え方が変わるという発見もありました。慌ただしい日々の中で、いつもさりげなく気分転換を促してくれる、欠かせない存在です。
愛用者の方々からも「まるで世界を旅しているような気分になります」というお声を、とても多くいただきます。
これはまさに、写真家・本浪さんの「写真をきっかけに世界のどこかを一緒に旅しているような気持ちで見ていただければ」という思いそのもの。「どこの国かな」「どんなシーンだろう……」と想像が膨らむように、撮影場所の記載はあえて外しているのだそうです。
京都の家具職人・kijirushiの溝上吉郎さんによる「カレンダー専用クリップボード」も誕生し、インテリアとしてもますます楽しめるアイテムとなったのでした。
カレンダーの中の小さな風景を見るたびに、そこで生まれたストーリーに思いを馳せ、写真の中に入り込んでいるような感覚になります。不思議なもので、その時の心持ちによって 場面の見え方が変わるという発見もありました。慌ただしい日々の中で、いつもさりげなく気分転換を促してくれる、欠かせない存在です。
愛用者の方々からも「まるで世界を旅しているような気分になります」というお声を、とても多くいただきます。
これはまさに、写真家・本浪さんの「写真をきっかけに世界のどこかを一緒に旅しているような気持ちで見ていただければ」という思いそのもの。「どこの国かな」「どんなシーンだろう……」と想像が膨らむように、撮影場所の記載はあえて外しているのだそうです。
見る者の内側にほっこり温かなものを送り込んでくれる本浪さんの写真。世界中の圧倒的な美しさを映し出す空気感に、どこかノスタルジアを感じる切なさが共存しているように思い、本浪さんのルーツを聞いてみたくなりました。
カメラを持ったきっかけは、福岡のご実家にあったお祖父さまのフィルムカメラ。高校生のときに撮ってみたらまったく写らず、「どうやったらちゃんと撮れるんだろう」という好奇心から始まったのだとか。「マニュアルのカメラだったらか、露出を合わせるところからですね」と笑う本浪さん。
お祖母さまとの記憶も色濃くて、連れられて歩いた散歩道や道中の花、四季の移ろい。幼少の頃の風景や思い出が、今もご自身の中で育っているような感覚があると話してくださました。彼の写真があまりに美しいのは、見るものすべてがキラキラとしていた少年期の記憶が世界中の景色に今もリンクしているからかもしれません。
2023年はこのカレンダーの中でどんな旅ができるのか、いまからとても楽しみです。
カメラを持ったきっかけは、福岡のご実家にあったお祖父さまのフィルムカメラ。高校生のときに撮ってみたらまったく写らず、「どうやったらちゃんと撮れるんだろう」という好奇心から始まったのだとか。「マニュアルのカメラだったらか、露出を合わせるところからですね」と笑う本浪さん。
お祖母さまとの記憶も色濃くて、連れられて歩いた散歩道や道中の花、四季の移ろい。幼少の頃の風景や思い出が、今もご自身の中で育っているような感覚があると話してくださました。彼の写真があまりに美しいのは、見るものすべてがキラキラとしていた少年期の記憶が世界中の景色に今もリンクしているからかもしれません。
2023年はこのカレンダーの中でどんな旅ができるのか、いまからとても楽しみです。