すっかり日が落ちるのが早くなりましたね。ニットを出し、土鍋を出し、冬じたくを始めるタイミングで箱から出すわが家の定番アイテムがあります。
それは「アドベントツリー」。

オランダのデザインスタジオ「Jurianne Matter（ユリアン・マター）」が提案する、クリスマスまでの「時間」を楽しむとっておきのツリーです。Jurianne Matterはオランダのデザイナーがイケアのスタイリストなどを経て、2008年に自身の名を冠しスタートしました。紙の花束やツリー、ボートなど。作る人にも環境にも優しいミニマルで詩的なホームアクセサリーは、現在世界30カ国以上のライフスタイルショップやミュージアムショップなどで愛されています。

こちらはクリスマスシーズンの定番アドベントカレンダー（お菓子や雑貨などが入っていたりしますよね）のツリーバージョンで、北欧っぽさをまとったナチュラルなツリーは大人のお部屋にぴったり。購入してからというもの、冬のお楽しみとして毎年箱を開けるのが楽しみになっています。

Jurianne Matterのアドベントツリーは、マットなブラウンの箱の中に、24の紙製オーナメントとブナ材のツリーキットが入っています。
アドベントとは、クリスマス当日までのカウントダウンを楽しむ期間のこと。このツリーも、12月1日から毎日ひとつずつオーナメントを飾っていくと、イヴにツリーがいっぱいになります。そして最後の仕上げとして一番上にお星さまを飾ると、クリスマスにツリーが完成するんです！

と、いうのがこのアドベントツリーの楽しみ方なのですが。
ここ数年は冬のワクワク感を早く感じたくて今の時期からすべての飾り付けをしています。そして12月になると第2幕！一旦飾りを全部取って、アドベントも楽しみます♪起きてからその日の気分でオーナメントを選ぶ時間は、朝のルーティーンに。冬の朝の静けさと相まって、なんだかとても贅沢で特別な時間のように感じています。

箱を開けたら、まずは自分でベースとなるツリーを組み立てます。すべすべしたブナ材の優しい手触りに癒されながら、土台に幹をさして、枝パーツをさしていくと3分ほどで完成します。

ツリーの準備ができたら、オーナメントを飾ります。
セーター、ティーポット、天使ちゃん……24種類のオーナメントは、どれも優しい雰囲気のモチーフと色合い。丈夫な厚紙製なので何年使っても全くへこたれないのもうれしいポイント。

こういうのってお気に入りを一番目立つ場所に飾りたくなりますよね。今年のお気に入りはオランダっぽいプレッツェル（最近食べたプレッツェルが美味しかったからかもしれません）。

このツリーは、日本発売からこの冬で4年目。ベースがシンプルな分アレンジもいろいろできると、ここ数年お客さまから使い方を教えていただくことも増えました。指輪やネックレスをかけてアクセサリースタンドにしたり、刺繍のオーナメントを飾ったり、クリスマス以外にもお気に入りのものをツリーに飾れば1年中楽しめると教えてもらい、なるほど〜と毎回皆さまの素敵なアイデアにうれしくなっています。

購入して以来いろんな方にこの楽しさをお伝えしていたら、今では自宅をはじめ、離れて暮らす家族、友人や仕事仲間の家、行きつけのごはん屋さんなどなど。行動範囲内でもれなくお目にかかれるという（笑）、冬の大定番アイテムとなりました。家中どこに置いてもしっくり馴染むので、テーブル、玄関、窓辺など、わが家でもその年によって飾る場所はさまざま。

今年の場所は、本棚の上。縁あってお迎えした切り絵とも相性ぴったり！今年も慌ただしくなりそうなクリスマスまでの日々ですが、お気に入りに囲まれた空間でほっとできそうです。

皆さまの冬のお部屋の定番はなんですか？
お気に入りとご一緒にどうぞ素敵なクリスマスシーズンをお過ごしくださいね。そしてサンタクロース代理のみなさん、お互いサンタ業務を張り切りましょう〜！