名物店主のお買い物日記 no.88
“おいしい”を知る、味なカレンダーの話 ―graf 服部滋樹さのカバー画像

“おいしい”を知る、味なカレンダーの話 ―graf 服部滋樹さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。今回は、新年に向けて用意したい、おいしいカレンダーのお話です。

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2022年12月15日作成
“おいしい”を知る、味なカレンダーの話 ―graf 服部滋樹さん
“おいしい”を知る、味なカレンダーの話 ―graf 服部滋樹さん
日めくりカレンダーされど日めくり。
月刊誌『味の手帖』さんのカレンダーです。皆さんも一度は購入されたことはあるのではないでしょうか?

昭和43年創刊で月刊誌となると……親御さんから見せて貰ったり、好きな老舗飲食店で、グルメでなくとも目にする機会が多い雑誌だと思います。僕も大好きで毎号毎号、気になる名店の方々の言葉と新鮮な歳時記のお話を楽しみにしています。「日本の食って良いな〜〜〜っ」と、誌面からもよく伝わってくるモノです。

祖父母が『暮しの手帖』が好きな家庭だったので、僕の幼少期、台所には花森安治さんが描かれた料理本や、母の花森流のレシピや民藝の品々が並んでいた。良いように思い返すと、ですよ(笑)!だいぶ美化されていますが……。

そんな台所の本棚の横に、小さな月刊民藝と、この『味の手帖』が並んでいたように記憶している。子供心に挿絵の美味しそうな姿や美しさに惚れ込んでいて、だいぶおませなモノの見方をしていたんじゃないかな〜と今でも思う。文章は勿論理解は出来ていなかったのだけど、大人な食べ方や酒の肴に興味津々だったのです。器のチョイスもあったかも知れませんし、どこに興味を持っていたのか?ここに来てなんとなく思い返す感じです。
“おいしい”を知る、味なカレンダーの話 ―graf 服部滋樹さん
今では民藝的思考やそのセンスを受けて自分の趣味嗜好は長年の積み重ねだな〜と感じるのですが。歳を取れば取るほど、見まわしてみると周囲には趣味の合う仲間が残っている。

今回ご紹介する「味のカレンダー」は、そんな友人のうちのひとりが携わった品でもある。『味の手帖』が好きで好きで購読していたら、カレンダーのイラストを描くことになったそう。「えーーー!絶対買う!!」と、それから毎年購入するカレンダーのひとつとなった。

先にも述べたように、毎日趣向の良いイラストが旬の食材・料理を教えてくれる。めくる度に、「あー週末の料理は〜」とヒラメキとアイデアを与えてくれるのだ。忙しいさなかでも毎日、食べることを片隅に置き、「これを頑張ったら食べるぞー!!」と前進させてくれる、毎日の糧となるそんなカレンダーのご紹介でした。

今回紹介したアイテム

※好評につき「味のカレンダー」は完売となりました。
来年の入荷をお楽しみに!

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