名物店主のお買い物日記 no.102
思わず惹かれる、その人“らしい”アレンジの話 ―HOEK 大井智史さのカバー画像

思わず惹かれる、その人“らしい”アレンジの話 ―HOEK 大井智史さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。洋服でも小物でも、ふだんから「その人らしいアレンジ」に惹かれてしまうという大井さん。今回は、ライフスタイルに合わせて自由な使い方が楽しめる素敵な照明のお話です。

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2023年02月16日作成
大井智史
HOEK
大井智史
1981年長野県生まれ福島県育ち。<ユナイテッドアローズ>、<haluta>を経て、2015年に夫婦で<HOEK(フーク)>を設立。東京の原宿に店舗を構え、インテリア、ファッション、アート、キッズアイテムなど、フラットな目線で選んだ様々なジャンルの商品を販売。オンラインショップも運営し、現在スタッフ募集中。3姉妹の父。
思わず惹かれる、その人“らしい”アレンジの話 ―HOEK 大井智史さん
思わず惹かれる、その人“らしい”アレンジの話 ―HOEK 大井智史さん
既製品に何か少し手を加えて、アレンジすることが好きです。
ちょっとしたことだと、靴紐の太さや素材、色を変えたりは昔からよくしています。今でも靴を買ったらまず靴紐はどう変えようか、と考えたりします。なので、その人らしいアレンジをしているのを見ると「それいい〜!」と心が踊ってしまいます。

たとえば、ある人は手袋を落として無くさないように、自分で後から糸や紐で両手を繋ぎ、首から下げていました。この方は男性なのですが、首から手袋を下げている姿もとても可愛かったです。

次も同じ人のアレンジで、ブルーのスウェード素材を採用したキッチン用のミトングローブ。アウトドアでも使えそうな袖の長いものなのですが、家で使うには長くて使いづらいと。それで手首のところで切って、指のある方はミトン、袖だった部分は鍋敷きにアレンジしていました。

使いやすいからこうアレンジした、とか。無くさないように紐をつけた、とか。
理由は単純だったりして、アレンジした本人はおしゃれでやっている訳ではないんでしょうけど、自分からすると「そのアレンジおしゃれ〜!イケてる!」と思っちゃいます。そういう機能優先でおこなったことが、結果的にデザインになることってありますよね。

そういうの個人的にとても惹かれるんですよね〜。むしろそういう方がデザインとしても強さがあったり。デザインというと少し大袈裟に聞こえるかもしれないですが、その人のアレンジはその人のデザインだと思っています。
思わず惹かれる、その人“らしい”アレンジの話 ―HOEK 大井智史さん
今回ご紹介するランプも、使い方のアレンジを楽しみたくなるプロダクトです。

取手はフックとしても使用可能。壁やカーテンレールに引っ掛けてブラケットライトとして、テーブルやデスクの上に吊り下げてぺンダントライトとして、また床やテーブルの上に置いてフロアランプやテーブルランプとして、など手軽に使うことができます。

充電式のポータブルランプではないですが、コードが4.8mもあるので電源から離れた場所にも照明を持ち出すことができ、よくある「充電し忘れていた……!」なんてこともありません。

何色か展開があるのですが、個人的にはインテリアにも馴染みやすい、このホワイトが断然おすすめです。オールホワイト色ですっきりしていて、オンオフする丸いボタンだけがブラックで、それがアクセントにもなっていていいんですよね〜。

おそらく、まだ僕が想像できていないような使い方もあるはずなので、これからもアレンジを楽しみたいと思います。一家に一台は持っておきたい照明、そう思います。

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