毎晩毎晩、飽きもせず晩酌を愉しむ私。ワイン、焼酎、ビール、梅酒、日本酒、テキーラ、シャンパンと、アルコール類はなんでもいける口。赤ワインだけは頭が痛くなるのでパス。

そういえば先日TV番組で、「趣味は昼から飲むお酒」という方がいましたが、なるほどと頷いてしまった。私もこれから趣味を聞かれたらこのフレーズを使おう。

昼からのお酒はお酒好きにはたまらない。日の高いうちから呑むお酒は少しの罪悪感と開放感、その後にくる高揚感で頭がふんわりして幸せな気分になる。

友人と呑んでも楽しいが、私は一人飲みでも十分楽しい。最近は休日の15時ごろから、夕食の支度をしながら呑むお酒が最高。ほろ酔い気分で夕食を作りながらそれをあてにしてまた呑む。16時を過ぎたころから80歳を超えた母も加わり、NHKを見ながらグダグダどうでもいい話をして盛り上がる。

なかなか話しにくい老後の話なんかも、お酒を呑みながらだとなんだかすら～っと話せるから不思議だ。私と違って量を呑めない母とは、もっぱら日本酒でちびちびやるのが定番。

そして、そこで出てくるのが木本硝子のうすはりのおちょこ。グラスの形状が独特なのでまずそこでひと語り。何度となく使っているのに、必ず「かわいいね～」と一言あるのもいい。軽くソフトな手触りもいい。す～っと口に流れ込み、お酒をダイレクトに楽しめるのもいい。うすはりといえど、強度もあるのがいい（何度か落っことしたが割れなかった）。

薄い分しなやかで、厚みが均一なので力も均一に伝わり意外に丈夫らしい……のもいい。

次回の“名物店主”は8/22更新予定。お楽しみに！