東北スタンダードマーケット ディレクター
大河内英夫
日々の暮らしは最新ガジェットを活用し便利に、余暇には伝統工芸品を通して心の豊かさを耕す。新古の共存をモットーに商品開発、展示・販売プロデュースなど、幅広い守備範囲で東北のものづくりに携わっています。アイルランド、スコットランドの伝統音楽とギターをこよなく愛する40代。
先月卒業した岩井からバトンを渡され、新たに連載を担当いたします大河内です、どうぞお見知りおきください。
さて、お買い物紹介ということで何にしようか小一時間悩んでみた結果、まずは地元のものをひとつご紹介させていただくことにしました。
伝統工芸品と出会う前まではまったくといっていいほど食器には無頓着だった我が家。棚に並ぶのは100円ショップや大手家具屋さんで買う食器ばかりでしたが、今では漆器や陶磁器、様々な食器が並ぶようになり、この料理にはこのお皿、このフルーツにはこのお皿と、なんとなく食器たちの定位置が決まってきました。
さて、お買い物紹介ということで何にしようか小一時間悩んでみた結果、まずは地元のものをひとつご紹介させていただくことにしました。
伝統工芸品と出会う前まではまったくといっていいほど食器には無頓着だった我が家。棚に並ぶのは100円ショップや大手家具屋さんで買う食器ばかりでしたが、今では漆器や陶磁器、様々な食器が並ぶようになり、この料理にはこのお皿、このフルーツにはこのお皿と、なんとなく食器たちの定位置が決まってきました。
今回紹介する三輪田窯のプレートは、宮城県の伝統工芸品「堤焼」の窯元・堤焼乾馬窯で10年以上の修行を経て、石巻市の三輪田の地に開窯した亀山英児さん作の品。和洋中、様々な料理に彩りを添えてくれる一品で、もっぱらパスタやサラダ、趣味の手づくり餃子などを載せて使っています。旬のカツオなどのお刺身、桃やスイカなどのフルーツを載せてもよいですね。
7寸弱のサイズは一品ものにピッタリですが、ちょっとしたワンプレート料理を載せるのにもちょうど良いサイズ感。6寸ではちょっと小さいけれど8寸では少し大きい、お皿を選ぶときになんとなくいつも手にとってしまうのが7寸のお皿です。平らなお皿で汁気の少なめの料理と相性が良いですが、少し縁を高くすることでちょっとした汁物を入れてもこぼれないのが良いところ。
そんなヘビーユースなお皿ですが、実はバトンを渡してくれた岩井に「三輪田窯にオリジナルオーダーするなら絶対リム皿で!」と個人的な好みを押し通し、商品化した思い出のお皿でもあります。
三陸の海を思わせる青や緑などの釉薬で彩られた亀山さんの作品は、優しいお人柄が現れたものばかり。いつかは大きな瓶を作ってもらいたいなと、密かに考えて楽しんでおります。
三陸の海を思わせる青や緑などの釉薬で彩られた亀山さんの作品は、優しいお人柄が現れたものばかり。いつかは大きな瓶を作ってもらいたいなと、密かに考えて楽しんでおります。