名物店主のお買い物日記 no.95
ぼーっとするって贅沢!時を楽しむオブジェの話 ―HOEK 大井智史さのカバー画像

ぼーっとするって贅沢!時を楽しむオブジェの話 ―HOEK 大井智史さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。長期休暇の反動で、この時期はややお疲れ気味の方も多いのでは。一年のスタートに頑張るのもいいけれど、ちょっとだけ立ち止まってひと呼吸したいもの。今回は、そんなプチリフレッシュにぴったりなオブジェのお話です。

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2023年01月16日作成
大井智史
HOEK
大井智史
1981年長野県生まれ福島県育ち。<ユナイテッドアローズ>、<haluta>を経て、2015年に夫婦で<HOEK(フーク)>を設立。東京の原宿に店舗を構え、インテリア、ファッション、アート、キッズアイテムなど、フラットな目線で選んだ様々なジャンルの商品を販売。オンラインショップも運営し、現在スタッフ募集中。3姉妹の父。
ぼーっとするって贅沢!時を楽しむオブジェの話 ―HOEK 大井智史さん
ぼーっとするって贅沢!時を楽しむオブジェの話 ―HOEK 大井智史さん
眺めるだけでなく、触れて動かしてこそ魅力があるオブジェのご紹介です。

気が付くと何度も逆さにしてしまうこちらのオブジェは、砂時計ではなく泡時計。時間を計るのではなく、時間を楽しむオブジェです。逆さまにすると「ポコッポコポコ」と微かな音を立てながら、気泡が上に向かっていきます。そして、泡がどんどん増えていくのです。デスクに置いておいて、ちょっとリラックスしたいなぁという時、寝る前や、ちょっとした休憩の時なんかにもおすすめです。

気泡がポコッポコッと上がっていく様子は、なんだかぼーっと眺めてしまうのです。自然と見ることに集中するので、他のことは考えず、ぼーっとできます。ちょっとした時間ですが、この「ぼーっ」と無心になれる時間って貴重で、ガラスの中のキラキラした泡も綺麗で癒されます。ぼーぼー連呼してしまいましたが、ぼーっとするって大事ですよね。
ぼーっとするって贅沢!時を楽しむオブジェの話 ―HOEK 大井智史さん
この素敵なオブジェをデザインしたのは「studio note」の寺山紀彦さん。日本でデザインを学び、オランダ留学中にコンセプチュアルデザインを体感し、帰国後プロダクトデザイナーとして活躍しています。

強面の風貌からは想像しづらい(失礼!)、ロマンチックなテーマのプロダクトも作っていて、例えば……「野原に行って花が1センチ間隔で並んでいたら、横になって身長が計れると思って作った」という、お花自体が目盛になっている30cm定規。
デザイナー自ら、赤く染色したかすみ草をドライフラワー化させ、アクリルの中に1センチ間隔に閉じ込めているプロダクトです。

このデザインストーリーを知ったとき「なんてロマンチックなんだ!」と、とても驚きました。現在はプロダクト以外に店舗デザインなどもされており、アーティストとしても活躍されています。空間を使ったインスタレーションも本当に素敵で、いつも驚かされています。見る機会がもしあれば、ぜひ実際に、本当に見ていただきたいと強く思います。
寺山さんのインスタでは、プロダクト以外のアート作品やインスタレーションの様子なども載っていますので、ご覧になってみてください。

なんだか、最後は商品よりもデザイナー推しのようになってしまいましたが、泡時計がもたらす癒しの時間もぜひ体感していただければと思います。

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