趣佳
岩金弥恵子
大阪・空堀商店街で作家のうつわ、暮らしの道具、こだわりある衣類などをご紹介しています。 幼いころからものをつくる人が好きで、そんな人たちと関われる仕事がしたい!と、趣佳を立ち上げました。未経験からスタートしたお店も多くの方々に支えられて2022年に10周年を迎えます。これからも「暮らしをたのしむ。日常をたのしむ。」をキーワードにさまざまなモノやヒトをご紹介していけたらと思っています。
薬味をおろす際の道具についてはあまりこだわりを持っておらず、スーパーなどで売っているプラスチック製を長年使っていました。「家事問屋」というブランドを知ったのは2021年に入ってから。お取引をお願いしたいと連絡すると、ちょうど大阪にある卸問屋で全アイテムを見ることができました。問屋の社長さんは、それぞれの道具についていろいろと説明をしてくださいました。そのお話がわかりやすく、とても購買意欲を沸き立たせるのです。すぐに仕入れを決め、「自分用に」と購入したのがこの薬味おろしです。最初に気に入ったのは手のひらにすっぽり、ちょうどよくおさまるサイズ感。試してみると、あれよあれよというまにおろし生姜のできあがり。
このおろし器のこだわりポイントは、すりおろした生姜が刃ではなく外側周辺に溜まっていくところ。あとは溜まった生姜を菜箸でささっとうつわに移すだけ。刃のところに残っている繊維も水で流せば簡単にきれいになります。ステンレスで壊れにくく、匂い移りや色移りも心配なく快適。小さいけれどいろんなことに気を配った道具だと思います。
今回紹介したアイテム
次回の“名物店主”は3/24更新予定です。お楽しみに!