わざわざ
平田はる香
1976年東京生まれ静岡育ち、長野県在住。20代はクラブDJとWEBデザイナーをしながら生きながらえる。長野に移住後、パン焼きにハマり、趣味の日用品収集を掛け合わせ、2009年に「パンと日用品の店 わざわざ」を一人で開業する。2018年にnoteで書いた『山の上のパン屋に人が集まるわけ』をきっかけに、特徴的な経営が広く知られた。2019年に長野県東御市の芸術むら公園内に2店舗目「問tou」を開店。ものを選ぶまでの執着心はあるが、変わることも手放すことも厭いません。
お抹茶で一服にハマっています。遊びに行くとサッとお茶を点ててくれる友人がいます。お茶を長く学んでいた方なので、そういうことができるんだろうと思っていたのですが、別に習わなくてもおいしいからという理由で飲んでもいいと言うのです。友人の点てるお茶はそれはそれはおいしく、こんなのが家で飲めたら……と話すと「誰でもできる」と言うのです。
作法は横に置いておき、ただお茶の時間を愉しめばよいと教えてもらいましたが、なかなか一歩が踏み出せません。まだ道具を買っていないと話すと、では今ここで選んであげるから決済だけしてくださいと、京都の一保堂のオンラインストアで言われるがままカートインして決済して、その週から抹茶生活が始まりました。
えっ、オンラインストアってめちゃ簡単だな……(ECを運営しているのに、ほぼオンラインでものを買わないんです……だって実物が見たいんだもん)。
この日は東屋の折敷にお茶を。かりんとうがお供。
抹茶碗は好きなものを徐々に買い集めたらよいと思って、とりあえずお茶碗で点てています。なぜ抹茶だけ「淹れる」ではなく「点てる(たてる)」というのだろうと思って調べたら、粉末状態の茶葉にお湯を入れて茶葉ごと飲む方法は、中国から始まり「点茶」と呼ばれていたそうです。宋の時代に思いを馳せて、今日もお茶を点てるのです。
作法は横に置いておき、ただお茶の時間を愉しめばよいと教えてもらいましたが、なかなか一歩が踏み出せません。まだ道具を買っていないと話すと、では今ここで選んであげるから決済だけしてくださいと、京都の一保堂のオンラインストアで言われるがままカートインして決済して、その週から抹茶生活が始まりました。
えっ、オンラインストアってめちゃ簡単だな……(ECを運営しているのに、ほぼオンラインでものを買わないんです……だって実物が見たいんだもん)。
この日は東屋の折敷にお茶を。かりんとうがお供。
抹茶碗は好きなものを徐々に買い集めたらよいと思って、とりあえずお茶碗で点てています。なぜ抹茶だけ「淹れる」ではなく「点てる(たてる)」というのだろうと思って調べたら、粉末状態の茶葉にお湯を入れて茶葉ごと飲む方法は、中国から始まり「点茶」と呼ばれていたそうです。宋の時代に思いを馳せて、今日もお茶を点てるのです。
こちらは東屋の折敷の小さいもの(四つ切)。金沢旅で買ってきた最中をあわせて。
抹茶を飲むと、気持ちがピシッとして背筋が伸びて、切り替えられる気がしています。「よーしやるぞ」という気持ちになるのでおすすめでございます(なんとなく色々と丁寧にもなるのです)。
抹茶を飲むと、気持ちがピシッとして背筋が伸びて、切り替えられる気がしています。「よーしやるぞ」という気持ちになるのでおすすめでございます(なんとなく色々と丁寧にもなるのです)。
今回紹介したアイテム
次回の“名物店主”は5/16更新予定です。お楽しみに!