名物店主のお買い物日記 no.113
きれいめなのに公園もOK。夫婦で着てるメンズブランドの話 ―HOEK 大井智史さのカバー画像

きれいめなのに公園もOK。夫婦で着てるメンズブランドの話 ―HOEK 大井智史さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。今回は、大井さん夫妻が大好きなメンズブランドのお話。ものづくりの姿勢からお気に入りポイントまで、たっぷりと語っていただきました。

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2023年05月04日作成
大井智史
HOEK
大井智史
1981年長野県生まれ福島県育ち。<ユナイテッドアローズ>、<haluta>を経て、2015年に夫婦で<HOEK(フーク)>を設立。東京の原宿に店舗を構え、インテリア、ファッション、アート、キッズアイテムなど、フラットな目線で選んだ様々なジャンルの商品を販売。オンラインショップも運営し、現在スタッフ募集中。3姉妹の父。
きれいめなのに公園もOK。夫婦で着てるメンズブランドの話 ―HOEK 大井智史さん
きれいめなのに公園もOK。夫婦で着てるメンズブランドの話 ―HOEK 大井智史さん
何年も一緒に暮らしていると、夫婦間での洋服のシェアも自然と増えてきます。

バッグやマフラーなどの小物は男女でサイズを気にせず使えるので、シェアもしやすく楽しんでいます。ほかには、ジャストサイズで買った自分のシャツやデニムが今の気分ではなくなり、妻がルーズめに着るのにちょうどよかったり、なんてこともあります。それは活用法としていいことだと思うのですが、たまに予期せぬことも。

自分が気に入って買ったアウターを何となく妻が着たら気に入り、気づけばいつのまにか妻のものに……。世の旦那さまも経験ある方いるのではないでしょうか。悔しいけれど妻の方が似合ってたりすることもあるので、そのときはまーいいか、ともなるわけです。

「テアトラ」の服は、ダウンジャケット、コート、シャツ、パンツなど、上から下までお気に入りのアイテムが多いです。こだわりのあるオリジナル素材、シルエット、機能性、シンプルなデザイン、お気に入りポイントは挙げれば切りがありません。

特に気に入っているポイントは、ミニマルなデザインでキレイめなのに気にせずガシガシ着れるところです。しわも気にせず、丈夫さもあり、キレイめスタイルなのに子供と公園に行くときも気兼ねなく着られるブランドはなかなかありません。そして、ポケットの仕様の使いやすさなど、気の利いたデザインも実際に着用して感じることができ、よく考えられて作られているなぁと思います。

それもそのはず。シーズンごとに新作を出していくようなものづくりではなく、時間をかけてトライ&エラーを繰り返しじっくり1つのアイテムを開発しています。家具や家電のようなものづくりをしていて、1つのデザインが完成したら、季節に合わせた機能素材を開発して、同じデザインを作り続けています。

ブランドとしてのそんな姿勢にも、デザイナーの思想にも共感できる服を着ることはとても気持ちがよいことだと思っています。
きれいめなのに公園もOK。夫婦で着てるメンズブランドの話 ―HOEK 大井智史さん
元々はメンズブランドですが、夫婦ともにテアトラが大好きで、シェアしたり、妻も自分用に購入したり、夫婦で良さを実感しているブランドです。

とても気に入っているこの薄手のフードブルゾンは、まだシェアもしていないのですが、妻が試しに着て「どう?」と言われ、「うーん、どうだろうー、っぽくはないかなー」などとはぐらかしています。「妻の方が似合ってるかも?」と思ったことは心に留めておこうと思います。

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