![井藤万紀子](https://kinarino.k-img.com/system/supervisors/000/000/053/a3b6f503fef4bbfe4cda1fc60e31a5100fc21617.jpg?1656325469)
ラボラトリオ 店主
井藤万紀子
2009年、長野県松本市に移住後、衣食住で好きなものを集めたショップ&カフェ「ラボラトリオ」を、2018年には松本の信毎メディアガーデン内に「MARKT(マルクト)」をオープンする。「食のクラフト」をテーマに、小さな生産者さんの作るおいしいもの、ナチュールワイン、食まわりの道具などを販売しています。おいしいものに出会えることにワクワクして旅先で市場や道の駅に立ち寄るのが大好きです。
![“医食同源”を実践できる別腹カレーの話 ―マルクト 井藤万紀子さん](https://kinarino.k-img.com/system/press_images/001/894/798/477669fa685e2132bcfaf2d74a8ba65a6df0e34b.png?1667279416)
![“医食同源”を実践できる別腹カレーの話 ―マルクト 井藤万紀子さん](https://kinarino.k-img.com/system/press_images/001/894/797/e702e7bff671da42f1ac7f9583c45686a1a6a02b.jpg?1667279399)
「わあおいしそう!」と思って食べ始めてもすぐにお腹がいっぱいになってしまって、以前のようにたくさん食べられなくなったなあと実感する今日この頃です。
「おいしそう、食べたい!」という気持ちにお腹の容量がついていけなくなってしまった感じで、完食するとしばらく膨満感が続いて辛い状態になることもしばしば。
でも、カレーは違うなあ、と感じます。特に、最近おいしいお店がたくさん出てきた南インドやスリランカのカレー。一皿におかずやピクルスが盛られるミールススタイルで提供されることが多いですが、カレーやおかずをご飯に混ぜながらいただいて、一皿平らげても満腹感はあっても膨満感にはならない。
今まで主流だったリッチな北インドのカレーとちがい、基本的に必ず野菜がたっぷり入っているから、するすると入っていく。食べ終わった後もお腹にドーンと響きません。
「おいしそう、食べたい!」という気持ちにお腹の容量がついていけなくなってしまった感じで、完食するとしばらく膨満感が続いて辛い状態になることもしばしば。
でも、カレーは違うなあ、と感じます。特に、最近おいしいお店がたくさん出てきた南インドやスリランカのカレー。一皿におかずやピクルスが盛られるミールススタイルで提供されることが多いですが、カレーやおかずをご飯に混ぜながらいただいて、一皿平らげても満腹感はあっても膨満感にはならない。
今まで主流だったリッチな北インドのカレーとちがい、基本的に必ず野菜がたっぷり入っているから、するすると入っていく。食べ終わった後もお腹にドーンと響きません。
![“医食同源”を実践できる別腹カレーの話 ―マルクト 井藤万紀子さん](https://kinarino.k-img.com/system/press_images/001/894/799/04d1ea69ac1398330c4d89cc8a99e16cfcd1b89b.jpg?1667279428)
「アーユルヴェーダ」という言葉を知ったのはエステや化粧品の説明に付随してだったので、最初はインドの美容法のようなものなのだと思っていました。
数年前、スリランカに旅行したときも「アーユルヴェーダをやるか?」と誘われ、連れて行かれたのはエステサロンのようなところ。診断後はベッドに寝かされて、体質に合わせて調合したオイルを額に一滴ずつ垂らすという施術を受けます。この感覚がなんとも妙で「とても不思議な美容法だな」くらいの認識でいました。
実は「アーユルヴェーダ」というのはWHOも認める由緒ある伝統医療で、生活全般に関わるものだということを後から知りました。この「医食同源」の知恵を実践しているのが南インドのカレー。
医食同源、ということは食べたものが薬になるということ。スパイスは薬効成分の宝庫ですからカレーはまさに薬膳。スパイスにはそれぞれに効能があります。たとえばクミンは消化不良や便秘を改善、ブラックペッパーは胃腸の不調に効くといわれています。
そのスパイスをアーユルヴェーダの考えのもとに組み合わせて料理に活かしているので、胃にもたれず、食後も体が軽く爽やかな感じがするのだなと腑に落ちました。
数年前、スリランカに旅行したときも「アーユルヴェーダをやるか?」と誘われ、連れて行かれたのはエステサロンのようなところ。診断後はベッドに寝かされて、体質に合わせて調合したオイルを額に一滴ずつ垂らすという施術を受けます。この感覚がなんとも妙で「とても不思議な美容法だな」くらいの認識でいました。
実は「アーユルヴェーダ」というのはWHOも認める由緒ある伝統医療で、生活全般に関わるものだということを後から知りました。この「医食同源」の知恵を実践しているのが南インドのカレー。
医食同源、ということは食べたものが薬になるということ。スパイスは薬効成分の宝庫ですからカレーはまさに薬膳。スパイスにはそれぞれに効能があります。たとえばクミンは消化不良や便秘を改善、ブラックペッパーは胃腸の不調に効くといわれています。
そのスパイスをアーユルヴェーダの考えのもとに組み合わせて料理に活かしているので、胃にもたれず、食後も体が軽く爽やかな感じがするのだなと腑に落ちました。
![“医食同源”を実践できる別腹カレーの話 ―マルクト 井藤万紀子さん](https://kinarino.k-img.com/system/press_images/001/894/802/aa47bc298a9a548e3ceb182256e4a70662e755e8.jpg?1667280306)
そんな「身体に負担をかけないおいしいカレー」をお家でも手軽に作れたら……という思いを叶えてくれるのがこの「アルッガマゲ」のカレーキットです。
「アルッガマゲ」のお店は長野県の伊那にあります。ご主人がスリランカ出身で、スパイスをスリランカから取り寄せているため手に入りにくい材料も1回分ずつ小分けにして入っています。詳しいレシピも付いているので玉ねぎとトマト缶があればすぐに作り始めることができるんです。
「アルッガマゲ」のお店は長野県の伊那にあります。ご主人がスリランカ出身で、スパイスをスリランカから取り寄せているため手に入りにくい材料も1回分ずつ小分けにして入っています。詳しいレシピも付いているので玉ねぎとトマト缶があればすぐに作り始めることができるんです。
![“医食同源”を実践できる別腹カレーの話 ―マルクト 井藤万紀子さん](https://kinarino.k-img.com/system/press_images/001/894/804/5f249a2d46ab1482dd5401a689e1d3155ac7df77.jpg?1667280692)
お店では、何種類ものスパイスと野菜を組み合わせたカレーやおかずがきれいにお皿に盛り付けられて提供されます。見た目にも美しく、食べておいしく、しかももたれない。アーユルヴェーダの考え方では、心を整えて楽しい気持ちでおいしく食事をいただくということも大切なのだと言います。
ミールスはたくさんカレーを作らなくてはいけなくて大変!というイメージがありますが、毎日ひとつずつカレーやおかずを作っていくと、すぐに2〜3種類は余裕で揃うので、気軽に楽しめます。
今晩の夕飯何にしよう、とあまり悩まずに済むのでとってもらくちん。ここのところ毎日南インドのカレーをいただいているせいか、お腹がいつもスッキリしていて次の食事のときにはちゃんと空腹を感じられるのもうれしい効用です。
ミールスはたくさんカレーを作らなくてはいけなくて大変!というイメージがありますが、毎日ひとつずつカレーやおかずを作っていくと、すぐに2〜3種類は余裕で揃うので、気軽に楽しめます。
今晩の夕飯何にしよう、とあまり悩まずに済むのでとってもらくちん。ここのところ毎日南インドのカレーをいただいているせいか、お腹がいつもスッキリしていて次の食事のときにはちゃんと空腹を感じられるのもうれしい効用です。