HOEK
大井智史
1981年長野県生まれ福島県育ち。<ユナイテッドアローズ>、<haluta>を経て、2015年に夫婦で<HOEK(フーク)>を設立。東京の原宿に店舗を構え、インテリア、ファッション、アート、キッズアイテムなど、フラットな目線で選んだ様々なジャンルの商品を販売。オンラインショップも運営し、現在スタッフ募集中。3姉妹の父。
三人娘がいると、お風呂上がりに髪を乾かして櫛でとかしたり、出掛ける前に髪を結んでセットしてあげることも多いものです。
今まで自分ではささっと済ませていたことなので、作業として新鮮で楽しんでいます。美容師さんになったつもりで、お店ごっこをしながら張り切りますが、女子のこだわりがそれぞれにあり、なかなかうまくいかないこともあります。
小学3年生の長女は前髪も一緒に後ろでひとつに結ぶのが恒例。3歳の三女はなんとなく結んでも気に入ってくれます。こちらも慣れてきて、スムーズに進むことも多いのですが、6歳の次女は年ごろなのか性格なのか、注文が細かくなかなか成功しません。
結局は「自分でやる」と言い出して聞かず、時間はかかりますがやり遂げます。そうなると、見守るしかありません。そんなとき、次女は鏡と真剣に向き合い、納得いくまで幾度もやり直します。
頑張れ!(というか、うまくいってくれ!)と心の中で叫びながら見守り、「パパも手伝おうか?」と途中で声を掛けますが、無視……。というよりも、声が聞こえてないのかもしれません。そのくらい真剣です。
今まで自分ではささっと済ませていたことなので、作業として新鮮で楽しんでいます。美容師さんになったつもりで、お店ごっこをしながら張り切りますが、女子のこだわりがそれぞれにあり、なかなかうまくいかないこともあります。
小学3年生の長女は前髪も一緒に後ろでひとつに結ぶのが恒例。3歳の三女はなんとなく結んでも気に入ってくれます。こちらも慣れてきて、スムーズに進むことも多いのですが、6歳の次女は年ごろなのか性格なのか、注文が細かくなかなか成功しません。
結局は「自分でやる」と言い出して聞かず、時間はかかりますがやり遂げます。そうなると、見守るしかありません。そんなとき、次女は鏡と真剣に向き合い、納得いくまで幾度もやり直します。
頑張れ!(というか、うまくいってくれ!)と心の中で叫びながら見守り、「パパも手伝おうか?」と途中で声を掛けますが、無視……。というよりも、声が聞こえてないのかもしれません。そのくらい真剣です。
家族の中で次女が一番触れているかもしれないもの、それがこの鏡です。毎日、角度を調節しながら自分の顔をチェックし、髪の毛をセットしています。出来上がりも色んな角度からチェックし、仕上がった後には、誇らしげな顔、というよりキメキメのすました顔で髪の毛をフワッと手で触り見せてきます。
可愛いね〜と微笑み返しながら、次こそはパパが!となぜか対抗心を燃やしている自分がいます。
「その鏡、角度調整しやすいでしょ?」と言うと、「うん、とっても!」と笑顔。
6歳でも分かる使いやすさ。そして、オブジェのような佇まい。いや、6歳だからこそ、自然体でモノの良さを感じてくれているのかもしれません。
可愛いね〜と微笑み返しながら、次こそはパパが!となぜか対抗心を燃やしている自分がいます。
「その鏡、角度調整しやすいでしょ?」と言うと、「うん、とっても!」と笑顔。
6歳でも分かる使いやすさ。そして、オブジェのような佇まい。いや、6歳だからこそ、自然体でモノの良さを感じてくれているのかもしれません。
今回紹介したアイテム
次回の“名物店主”は8/1更新予定。お楽しみに!