虹のしずくのようなオパールのピアスにひと目惚れしました。

エチオピア産の天然オパールを贅沢に使用したピアスは、潔いほどシンプルでさりげなくも存在感抜群。4月に日本発売となったばかりの「ANCHOVY（アンチョヴィ）」のジュエリーは、リトアニア出身のデザイナーGiedre Koseがひとつひとつ手作業で仕立てています。

素材それぞれの個体が本来持っている自然な美しさを最大限に引き出し、一番魅力的な状態で、首元、手元、耳元で輝くようにつくられています。淡水パールがメインですが、オパールやコーラルもとても素敵なんです！

光の加減や角度によって透明にも赤にも緑にも紫にも変わる、オパールの色の変化。

この万華鏡のような色の変化（遊色効果というそうです。色が遊ぶなんて素敵ですよね）は、石の中のシリカ球のサイズによって変わり、小さな球体なら青、最大の球体なら赤、その間のサイズならさまざまな色に見えるのだといいます。

じーっと見ていると、まるで誰かの瞳をのぞいているような、ゆらめく水面をみているような、なんだか吸い込まれそうな不思議な感覚に。自分に似合うかどうかよりも、ずっと眺めていたくなる、ものとしての佇まいに惹かれて購入しました。

身につけて感じたのは、誰にでも似合うということ。こんなにも存在感あるオパールがまるまる耳についているのに、つけた瞬間から肌にすっと馴染んだことに驚きました。自然すぎて、まるで自分の身体の一部になったかのような感覚に。そして、動くたびさりげなく主張する虹の輝きに、気分がとても上がります。つけているとよく褒められるので、さらにうれしい気分に（笑）。

ブランドとの出会いは8年前。

コレクションの可愛さはもちろん、デザイナーGiedreの柔らかな笑顔と、熱い想いを秘めたあたたかな人柄にたちまちファンになりました。これまでamaでは赤ちゃん向けのリネンのお洋服などをご紹介してきましたが、この春より長らく温めてきたジュエリーコレクションのお取り扱いを開始することに。

親子や3世代でお揃いを楽しめるラインもありますので、ご出産祝いやプッシュギフト、10歳のお誕生日などお子さまの節目のお祝いにもよく選ばれています。

ブランド名「ANCHOVY」の由来は、皆さまご存知のしょっぱい小魚です。その味がお好きな方もいれば、それほど魅力を感じない方もいらっしゃると思います。このことは、彼女のジュエリーデザインへのアプローチを反映しています。すべての人の好みに応えようと努力するよりも、彼女は自分のアイデアと創造的なビジョンに忠実であることに常に重きを置いています。「自分の心に忠実に従うことでしか、心に響くものをつくることはできない」とも。

Giedreは、ジュエリーをつくることにより自らが成長したように「身につける方の日々も輝かしく、自分に素直で素晴らしいものであり続けますように」との願いをこめて製品をつくっています。作り手の想いはものに宿る。そんなことを肌で感じるジュエリーです。

このピアスは、すでにお守りのようにずっと身につけたいと思える存在となりました。きっと年を重ねていくにつれ、もっともっと似合うようになるんだろうな〜とも思っています。一生ものとして、おばあちゃんになるまで大切にしたいです。


図らずも、このお買い物日記の公開日は母の日。私の母はピアスは付けない派なので、お揃いのネックレスを贈るつもりです。「いつもありがとう。これからも楽しく輝く毎日を」との願いを込めて。