くらすこと
藤田ゆみ
「わたし自身のものさしをみつける」をテーマに活動する「くらすこと」主宰、『くらすことの本』編集長。著書に『子どもと一緒にスローに暮らす おかあさんの本』(アノニマ・スタジオ)。オンラインストア、食、体、子育て、暮らしにまつわる教室や本の出版、カフェと雑貨の店など幅広く活動している。11月に養老孟司、日登美さんなどを迎え、本質的視点から子どもの育ちについて考える「子どもの育ちシンポジウム」を開催。
家具や道具と同様に古い物件が好きで、今まで築30~40年以上の家にばかり住んでいたのですが、最近初めて築2年の新しめのマンションに引越しました。子どもが5人もいると、意識しないとどんどん物は増える一方。「快適に暮らすには、自分が管理・把握できるものだけにしなくては!」と一念発起し、ためにためた荷物やゴミを処分したり譲ったり、結局半分ぐらいの量にしたんです。
家族が多いと、ほんの少しのことでも塵も積もれば山となり。「食べた食器を自分で洗う」ことや「自分の洗濯物を引き出しに片付ける」なんて当たり前のことも5人分となると……。そこで、引っ越し先でまず考えたのが、ごはん時によく使う食器を小さな子でも自分で運んでお手伝いができるようなレイアウトにすること。本棚として利用していた棚を食器棚として使うようにし、リビングの中央に置くことにしました。
家族が多いと、ほんの少しのことでも塵も積もれば山となり。「食べた食器を自分で洗う」ことや「自分の洗濯物を引き出しに片付ける」なんて当たり前のことも5人分となると……。そこで、引っ越し先でまず考えたのが、ごはん時によく使う食器を小さな子でも自分で運んでお手伝いができるようなレイアウトにすること。本棚として利用していた棚を食器棚として使うようにし、リビングの中央に置くことにしました。
その棚の上にいつも置いているのが、竹細工作家・大鍛治来未(おおかじくみ)さんのフルーツボウル。立ち上がりの部分のみ編み込まれているので、どんな果物が入っているのかも見え、部屋に彩りを加えてくれます。レトロな雰囲気なのにわたしたちの思う「かわいい感覚」も加わった、若い作り手さんならではの感性がとっても素敵。物はなるべく増やさないようにしていきたいところですが、かごは収納にもなることから、「いくつあってもいい!」と特別に例外扱いです。
今回紹介したアイテム
次回の“名物店主”は3/14更新予定です。お楽しみに!