名物店主のお買い物日記 no.108
気づけば7年選手。パリ発の「育てるリネン」の話 ―ama 大田愛さのカバー画像

気づけば7年選手。パリ発の「育てるリネン」の話 ―ama 大田愛さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。今回は、ベビーギフト専門「ama」店主の大田愛さんが初登場!布を育てる楽しみに目覚めた大田さんが、特に溺愛しているリネンをご紹介します。

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2023年03月30日作成
大田愛
ama 店主
大田愛
赤ちゃんが使うものの可愛さと、それを選ぶ大人たちのとびきり幸せそうな表情に魅せられて、2015年ベビーギフトと贈る喜びを届けるオンラインストアamaをオープン。「心の奥に残るものを」をコンセプトに、作り手の心を感じられるとっておきを世界中からセレクトしています。2022年より一部取扱ブランドの輸入代理店も開始し、ますますたくさんの贈る喜びを実感中。好きなものは、大谷石とピクニック。
気づけば7年選手。パリ発の「育てるリネン」の話 ―ama 大田愛さん
気づけば7年選手。パリ発の「育てるリネン」の話 ―ama 大田愛さん
革や木、陶器など、使うほどに色艶が増し育っていくもの。人並みに楽しんではきましたが、私はこれまで「育てる布もの」に出会ったことがありませんでした。というか「布もの=たくさん使って、破れたらさようなら」という認識だったからです。

育てる楽しみを教えてくれたのは、「WHOLE」のオーガニックリネンクロス。65cm角の生地に草木染めを施した、潔いほどシンプルな一枚です。お店では、バープクロス(赤ちゃんのミルクの吐き戻し対策として肩にかけて使用する布)として販売しています。

……が、この素材感、絶妙な色、サイズ感。
スプリングコートを着る時、スカーフとして合わせたら…絶対に絶対にかわいいはず!と、一目見た時から思っていました。想像通り、草木染めの柔らかなニュアンスカラーは春の首元にぴったり。日中に気温が上がってきたら、シワなどを気にせず小さく丸めて鞄の中にしまえるのもお気に入りポイントです。
気づけば7年選手。パリ発の「育てるリネン」の話 ―ama 大田愛さん
ここで「WHOLE」のことをすこし。
2014年、Aurélia Wolffが立ち上げたオーガニックのファブリックブランド。彼女たちは、パリに拠点を持つ植物染色のスペシャリストです。パリ13区に300㎡のガーデンをもち、そこで原料となる植物を育てたり、染料をつくったり、ワークショップを行ったりしています。その日の気温、湿度、原料の植物の収穫時期により仕上がりの色は毎回異なります。色づくりはすべて「自家製」なので、この色を実現できるのは世界中でWHOLEだけ。

品のある深いブルーは、希少なパステル(藍)染めによるものです。パステルとは、現在藍の大部分を占めるインド藍が普及する以前・17世紀にフランスで一般的だった幻の植物染料。WHOLEはこのパステル染料を使用しています。
気づけば7年選手。パリ発の「育てるリネン」の話 ―ama 大田愛さん
さて、こちらの2枚。
実はどちらも元は同じ「Indigo」カラー。淡い方は7年使用の一代目、濃い方は今月購入した二代目です。
一代目は主に春夏の首元やほっかむりとして使っていたので、一日使ってお洗濯を繰り返していたら……気づけばこんなにも柔らかなブルーに!

日光にたくさん当たってきたので、より退色がすすんだのかもしれません。素材の上質さも手伝って、色が落ちていく過程にこれまで持っていたマイナスなイメージは微塵も感じませんでした。むしろどんどん好きになる。
気づけば7年選手。パリ発の「育てるリネン」の話 ―ama 大田愛さん
最初はハリのあった手触りも、今ではこんなにふんわり!先日端のほつれを見つけたので、草木染めの刺繍糸でかがってみたら、これまた良いアクセントになり、さらに可愛くなりました。

こんなにも育てる楽しみを感じた布ものは、初めてです。もう一度この楽しみを味わいたいと購入した二代目、今度はどんな色に育つのか、今からワクワクしています。

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