名物店主のお買い物日記 no.62
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履くだけできちんと感。憧れのサンダースの話 ―わざわざ 平田はる香さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。今回は、平田さんが重宝している、憧れブランドのシューズをご紹介します。

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2022年09月12日作成
平田はる香
わざわざ
平田はる香
1976年東京生まれ静岡育ち、長野県在住。20代はクラブDJとWEBデザイナーをしながら生きながらえる。長野に移住後、パン焼きにハマり、趣味の日用品収集を掛け合わせ、2009年に「パンと日用品の店 わざわざ」を一人で開業する。2018年にnoteで書いた『山の上のパン屋に人が集まるわけ』をきっかけに、特徴的な経営が広く知られた。2019年に長野県東御市の芸術むら公園内に2店舗目「問tou」を開店。ものを選ぶまでの執着心はあるが、変わることも手放すことも厭いません。
履くだけできちんと感。憧れのサンダースの話 ―わざわざ 平田はる香さん
履くだけできちんと感。憧れのサンダースの話 ―わざわざ 平田はる香さん
わざわざでは2016年頃からイスラエルの革靴「NAOT」をお取り扱いしてきたのですが、昨年からイギリスのブランド「SANDERS」の取り扱いを開始しました。1873年創業の老舗メーカーですが、憧れの靴ブランドのひとつだったのです。

「NAOT」は日常生活で気軽に履ける耐久性や快適性が魅力ですが、フォーマルよりもカジュアル寄りです。結婚式や卒業式などの式典や、セミフォーマルなパーティ、公の会議などにはもう少しきちんとした雰囲気のものがひとつあるといいなと思っていました。

そして、白羽の矢が立ったのが「SANDERS」。
最初に購入したのが、このミリタリーダービーシューズです。まず驚いたのが、“とっておき”の靴になるのだろうなと思い込んでいたことへの裏切りです。予想外に履き心地がよく、出張で長時間歩き回ってもまったく疲れないのです。足の形にフィットしたのかもしませんが、硬い革靴を履いたときになりがちな靴ずれも問題なし。上質なカーフレザーがその履き心地を生み出しているのかもしれません。ふだん着にも合わせる使用頻度の高い靴となったのです。

そして、雨や雪にも強いのがとてもありがたいです。樹脂コーティングが表面にされているため耐水性があり、普段の手入れは朝の出掛けに布で拭くだけ。汚れてしまったときも、帰ってきてからサッとブラシをかけるだけ。
履くだけできちんと感。憧れのサンダースの話 ―わざわざ 平田はる香さん
スタジオでの出社風景を撮ってもらいました。この時はもんぺyohakuのシャツわざわざのアンクルソックスを合わせています。かなりリラックススタイルなのですが、なんとなくきちんと感が出ています。デスクワークが圧倒的に多いので、ゆるい服が気持ち良いのですが、靴を“ちゃんと”するだけで急なMTGもバッチリです。

「一生モノですよ」という謳い文句は飽き飽きしています。ですが、こんな老舗の革靴こそ、一生モノですよと胸を張って販売したいお気に入りとなりました。

今回紹介したアイテム

次回の“名物店主”は9/15更新予定。お楽しみに!

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