台ふきん。
シンク回りに常にいて、びちゃーとなったとこをさっと拭く、食事終わりのテーブルを拭く、こぼしたものを拭きとる。わたしにとって台ふきんは、ごはんを食べるときのお箸と同じぐらいマストなキッチンアイテム。いつもきれいな状態でいてほしい。

ふきんがびちょっとしているだけで無意味に洗ってしまうし、食べかすをくるんだまま放置なんてできないし、なんだかよくわからないひと雫を拭いただけでもすぐ洗いたくなる。

ふきん側にしてみたら、洗われて絞られて、また洗われて絞られて「もうわたし無理～」と弱音を吐きたくなるときもあるかもしれませんが、わたしが使う台ふきんはとにかくわたしに洗われる運命なので、つい丈夫さを求めてしまいます。

そんな中わたしが買ってみたのがこの井上企画・幡の「かやお台ふき」です。

まず、そのかわいさ。丈夫が大事と言ってもやはり見た目も大事です。
どんなに素敵なキッチンで色とりどりのテンション上がるサラダを作っていても、そこで一緒に過ごす台ふきんのビジュアルも実は「ちゃんと頼むよ」って思っています。

さりげなくお洒落、でも主張しすぎず、そして実は使い勝手がよくしっかり者。

この台ふきんを使ってみて、わたしの中の台ふきんランキング（そんなもの今までなかったけど）堂々一位が確立いたしました。今までいろいろ使ってみたものの中でぶっちぎりです。

その訳、まず丈夫さです。

洗われて絞られて、また洗われて絞られる身である台ふきん。
使っているうちにどうしても力をよく入れてる部分から破けてきたり、伸びたり、たわついてきたり。とくにわたしに使われている台ふきんはそのターンが早いです。ふきんってそういうもの、と何も思わずに使っていました。

が、衝撃の丈夫さ。買った当初の丈夫さが長続きします。（感覚としては通常のふきんの3倍くらい長持ちしてるのでは）
理由はいろいろあるのですが、一つは「8重仕立て」で作られていること。

その枚数の威力は、水にくぐらせて絞った瞬間にわかります。「ん……なんかしっかりしている！」
吸水性と柔らかな肌触りを持ち、風通しのよい蚊帳（かや）生地。それを贅沢に8枚も重ねた厚みでとても拭きやすく、使う度になんとも言えない丁度良い丈夫さを感じずにいられません。

一筆書きのような縫い方もその丈夫さを作っているそうです。

そして、台ふきんランキングぶっちぎりの一位の理由がもう一つあります。それは……
サイズです。台を拭く手にピッタリとフィットする大きさ、形。

29×25cmという絶妙に長方形、そして絶妙に小さいサイズ。2回折りたたんだ状態で使っていますが、そのサイズがなんとも手にしっくりくるんです。

手はそもそも長方形。手の平をパーにすれば正方形ですが、ふきんを使うときはパーではないですよね。その長方形の手に絶妙に小さく収まる長方形の台ふきんがベストフィット……正直これには参りました。なんで今まで出会わなかったんだろう！大げさですがそう思いました。

使った方の「あ、ほんとだ！」が聞きたいです。