大切なコーヒー器具、ちゃんとお手入れしていますか。
出典: 毎日の暮らしにコーヒーは欠かせない!という方、とても多いんじゃないでしょうか。今やコーヒーの道具は、おいしいコーヒーを淹れるだけのアイテムに留まらず、キッチンなどに置いて目で楽しむインテリアとしても注目を集めています。コーヒーをていねいに淹れることが身近になり、道具もどんどんおしゃれで機能的に進化していますよね♪
ただ、せっかくのコーヒー器具たちも使いっぱなし、出しっぱなしだと知らない間に錆びてきたりして、いざ使ってみたらコーヒーの風味に影響してしまった、なんてことにもなりかねません。大好きなコーヒーだからこそ、必要な道具は使った分だけきちんとお手入れしてあげましょう!
愛用者も多い、手動式ミルのお手入れ方法と使い方のポイント
出典: ゆっくり時間をかけて豆を挽く手動式のコーヒーミル。機械に比べると少し手間も力もかかりますが、ゴリゴリゴリ...と手に伝わる感触は、コーヒーを淹れる気分を高めてくれます☆家庭用としても使いやすい大きさなので、コーヒーにこだわりのある人ほど手動式ミルを愛用している方が多いようです。
手動式のミルは手で挽くので、一定のスピードになりにくいため仕上がりに差が出てしまいがち。でも、機械より低速で豆を挽くので、摩擦熱が出にくくコーヒー豆が酸化しにくいというメリットがあります。
★上手な使い方のポイント
手動式ミルは、「ゆっくりていねいに挽く」のが鉄則。
出典: 手動式ミルに慣れてくると、ちょっと時間が無いときには早く挽きたいので、思わず勢いをつけてハンドルを廻してしまうこともあるのではないでしょうか。このちょっとしたことが、手動式ミルの役目を半減させてしまいます。
出典: 勢いよく挽くと豆が刃に絡まず挽き方にムラができたり、熱が発生してしまうことでコーヒーの風味にも影響が出てしまいます。手動式ミルを使うときは、ゆっくりていねいに、コーヒーを挽く時間も楽しむことが大切☆
出典: ミルは使っていると、どうしてもコーヒーの微粉がミル本体や刃のまわりに付着してしまいます。そのまま放っておくとコーヒーの粉が酸化して、味を損なわせてしまう原因に。静電気で張り付いた豆かすをササッと払えるミル用のブラシがあればとっても便利です。こちらがエスプレッソブラシ、またはコーヒーブラシと呼ばれている専用のブラシ。細かいところにも行きわたり、微粉をきれいに落としてくれます。
出典: 使用後の日々のメンテナンスは、コーヒーの粉が残らないように刃や受け皿の部分を中心にしっかりブラシで掃除します。ミルの刃を傷つけにくい毛先の柔らかいブラシが最適なので、コーヒーの器具によって使い分けるのがベストです。
例えば、銘柄の違うコーヒーを同じミルで挽く場合も、専用のブラシで一度きれいに掃除してから使いましょう。とくに香りの強いコーヒーや、焙煎の加減でオイルが少し出ているような豆のときは、ミルをキレイな状態にしてから使うことでコーヒー豆本来の風味を最大限に引き出すことができます。
出典: まったく中のお手入れをしていないと、豆をセットしても刃の部分に汚れが付着したままで空回ってしまうことがあります。コーヒーミルの故障を防ぐためにも、めんどくさがらずに外側だけではなく中もきれいにすることが大切です。分解してみれば意外とシンプルなコーヒーミル。思ったほど部品も多くはありません。基本的に水洗いはNGなのですが、セラミック製の刃なら錆びにくいので水洗いができます。ひとつひとつ丁寧に洗ったら、各パーツに付いた水分をしっかり拭き取って乾かしましょう。
出典: これでいつでもおいしいコーヒーを挽くことができますね。家庭用の電動式のミルでも、使ったあとはブラシでお掃除が基本となります。ブラシがない場合は、乾いた布やティッシュで拭き取れば大丈夫です。
出典: コーヒーポットは、粉のコーヒーにお湯を調整しながら注ぐことができるハンドドリップ専用のポット。普通のポットだとお湯が一気に出てしまうのですが、細い注ぎ口の形状によりゆっくり時間をかけてお湯を注げる設計になっています。これがおいしいコーヒーを淹れるための重要なポイントになります。
一生ものにふさわしい、ステンレスのコーヒーポット・ケトル
出典: プロの愛用者やお店でもよく見かけるステンレス製のコーヒーポットは、重厚感のある上品なたたずまいが印象的。ステンレス製のポットの特徴は、衝撃に強くて錆びにくい点。少し重くて価格が高めですが、お手入れをすることで一生ものとして長く使えるアイテムです。
出典: 熱伝導が良く、お湯を早く沸かすことのできるステンレスポットは、毎日おいしいコーヒーをこだわりの豆で飲みたいという方にはおすすめの道具です。この無駄のない美しいフォルムが素敵ですね!
出典: 一生ものとしても使えるステンレスのポットは、何といっても錆に強いのが最大の魅力なので、基本的にはお手入れの手間がほとんどかかりません。
ですが、使い続けていくといつのまにか変色していたり、焼け焦げた跡がついていたりすることも...
出典: そんなときに役立つのがお湯を沸かすためのアイテム、ケトルです。コーヒーポットをコーヒーケトルと呼ぶこともありますが、ここではハンドドリップ専用のものではない"やかん"のことを指します。
★上手な使い方のポイント
①コーヒーポットで直接お湯を沸かさず、ケトルで沸かしたお湯をポットに移して使う。
出典: だいたい直火OKのステンレスポットですが、変色を防ぐにはなるべくケトルでお湯を沸かしましょう。そうして沸騰させたお湯を細口のコーヒーポットに移すことで、ハンドドリップにちょうどいい温度(90~95℃)になってくれるのです。これならわざわざ適温を計らなくてもいいし、コーヒーポットの劣化も少なくて済みます。
②もしも直接お湯を沸かす場合は、炎がポットの底面からはみ出さないようにすること。
出典: 直火にかけるときは、火の加減に注意しましょう。あまりに強い炎だと変色や異臭の原因になってしまいます。底面からはみ出さない程度が理想ですよ。ケトルを使用する時にも同じように注意してあげましょう。
出典: 煮こげや焼けこげしてしまったら、まずお湯にいったん浸して汚れをやわらかくします。それからスポンジやステンレス用の布でこすり取ります。うっかり空だきして変色してしまった場合は、市販のステンレスクリーナーやクリームクレンザーを付けてスポンジや乾いた布で磨けばピカピカになります。ステンレスケトルも同様です。
出典: 蓋やポットの内部に水垢がついて気になるときは、クエン酸を入れたお水を沸騰させてそのまま冷ましておきましょう。しっかりとお手入れを行えば、新品のような姿で何十年と長持ちします。
生活に馴染むレトロなたたずまいのホーローポット・ケトル
出典: ポテッとしたフォルムが可愛い北欧ヴィンテージのコーヒーポットは、インテリアとしても素敵なデザインです。保温性が高く衛生的なので、汚れや臭いが付きにくいのも魅力です。
出典: ホーローのポットはカラフルだけどどこか懐かしいような、そんなカラーバリエーションにあふれています。
ステンレスに比べると、錆や衝撃に弱い琺瑯。洗うときはスポンジで優しく洗います。傷付くとそこから錆が付きやすくなるので、ぶつけたりしないように注意しながら使いましょう。ハンドドリップ専用のコーヒーポットは、ステンレスポット同様、ケトルでいったんお湯を沸かして移してから使うと変色を防ぐことができます。
出典: 金属たわしや研磨剤を使うと表面に傷がついてしまうので基本的にNGです。洗ったあとも錆防止のために、しっかり乾燥させてあげましょう!
コーヒーポットやケトルは、お湯を沸かす、淹れる以外の用途が少ないので安心ですが、万一焦がしてしまったときは、ホーロー鍋と同じく重曹があれば簡単にお手入れすることができます。また、お湯を沸かしていて空焚きしてしまったときは、慌てずに水にさらすことは避けてゆっくり冷めるのを待ちましょう。
<野田琺瑯さんが推奨するホーローのお手入れ方法です>
1) 焦がした鍋にぬるま湯を入れます。
2) 大さじ1の重曹を入れ、かき混ぜます。
3) 食用油を少量(2・3滴)加えます。
4) 鍋を火にかけ、沸騰したら火をとめます。
(この時、重曹+食用油が石鹸のような役割をします。)
5)そのまま数時間置き、 冷めたら中のものを捨て、スポンジで洗います。
※焦げがひどい時には、何度か繰り返してください。
出典: つやつやした美しいホーロー。こまめなお手入れをすれば、どこから見ても映えるコーヒーの道具になりますね♪
出典: コーヒー豆の保存容器は毎回洗う必要はありませんが、豆の油分が付いたときはしっかり拭き取るようにしましょう。そのままだと酸化して異臭の原因になったり、容器に付いた匂いが新たに入れたコーヒー豆に移ってしまいます。
出典: コーヒーを愛する人にとって、美しく並んだコーヒーの道具たちはとてもいとおしいもの。長年使っていて仕方なく取れなくなったシミはご愛嬌ですね☆今家にあるコーヒー器具はどんな状態でしょうか。毎日のおいしいコーヒーのためにお手入れも楽しんでみてくださいね!
珈琲専門店のように、挽きたての豆を使った美味しいコーヒーを味わいたい――。そんな至福の一杯を自宅で楽しむために、コーヒー豆を粉にする「コーヒーミル」は欠かせません。そこで今回は、自分に合ったコーヒーミルの選び方(ミルの基礎知識)と共に、「手動式・電動式どっちがいいか」「評判がいい人気メーカー・商品は?」という疑問にもお答えします。お気に入りのコーヒーミルを見つけて、おうちカフェタイムを充実させましょう。
こだわりたい道具の一つ「コーヒーミル」について詳しく紹介しています。選び方からおすすめのコーヒーミルまで。お手入れ方法をマスターして、一生大切に使える道具を見つけましょ。
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