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出典: 自家製のぬか漬けは、毎日安心して食べられる素朴にして贅沢な健康食。献立の一品に、ちょっとしたおつまみに、お弁当のおかずにも役立てられます。とはいっても、自分でぬか床を育てるなんてちょっと面倒そうで、なかなか気軽に始められない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、「これなら本当に簡単」「失敗しない」という、ぬか漬け作りをサポートしてくれる便利なアイテムをご紹介。容器付きのぬか床セットは、まさに気軽に始められます。また、ぬか床の品質をキープするためにどんな容器を選べばいいのかについてもご提案しますので、ぜひ参考にしてください。
ぬか床を1から手作りするには、ぬかに塩や水を混ぜ、風味となる材料を加え、捨て漬け野菜で発酵を促し、かき混ぜながら20日ほどかけて育てていかなければなりません。そんなプロセスに「難しそう」と構えてしまう人もいるのではないでしょうか。でも、そこまで手間をかけなくても、本格的なぬか床作りができる方法があります。
出典: ぬか床の発酵までをすでに済ませた熟成ぬかを使えば、下準備の必要はなし。その日から野菜を漬けられ、翌日には美味しく食べられます。熟成ぬかは水を加えるだけで使い始められるので、細かな知識がなくてもできる初心者向けです。ぬか床には容器が必須なので、容器も付いているキットがおすすめ。
出典: 「試しにちょっとやってみようかな」という初挑戦や、一人暮らしのぬか漬け作りに向いているのが、袋タイプの簡易ぬか床です。代表的な商品でいえば、無印良品の「発酵ぬかどこ」がこのタイプ。市販されているパッケージを使って、そのままチャック付きのパックの中でぬか床を育てていけます。
袋タイプは外気の温度に影響されやすいため、常温ではなく冷蔵庫で低温保存するのが一般的。冷蔵庫を使えば1年中一定の温度を保て、毎日かき混ぜる必要はありません。容器がかさばらないのもメリットです。
出典: 本格的にぬか漬けの美味しさを探求するなら、温度や湿度の管理がしっかりできる容器を用意してぬか床を長持ちさせていくことを意識していきましょう。ぬか床は空気に触れると育ちにくく、また保管温度が高いと発酵が進みすぎてしまうため、しっかりフタが閉まり外気の温度変化の影響を受けにくいものが適しています。
容器の素材によってメリット、デメリットが異なります。主な素材の特徴を見比べてみましょう。
《ホーロー》
・色や臭いが移りにくい
・外気の温度変化に強く、ぬか床の状態を保ちやすい
・衝撃によってヒビ割れする可能性があるのが短所
《ガラス》
・色や臭いが移りにくく、煮沸消毒ができる
・中の状態を確認しやすい
・重さがあるのがデメリット
《陶器》
・保温性、断熱性に優れている
・塩分や酸に強い
・割れる可能性があるのが弱点
《木製》
・通気性が高い
・調湿作用があり、ぬか床内に水が溜まりにくい
・たくさんの量より少ない量向け
《プラスチック》
・軽量で耐久性が高い
・価格が安い
・外気の温度変化には弱い
《ステンレス》
塩分によって容器が痛む可能性があるため、ぬか床の保管には不向き
漬ける量やかき混ぜやすさなどを考えてぬか床容器の大きさと形状を選びましょう。
SUGIDOCO すぎドコ/ぬか漬け/天然杉
7,150円(税込)
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: 《1〜2人用》
一人暮らしの場合や、少なめのぬか漬け作りを想定しているのなら、ぬか床の量は1kgを目安に。ぬか床1kgに対して適した容器のサイズは2〜3リットル程度。ニンジンやキュウリが丸ごと入れられる幅があると便利です。
《家族向け》
毎日ぬか漬けを食べる、家族が多い、といった場合に合う容器は、2〜3kgくらいのぬか床が入るサイズ。約4〜6リットル程度の大きさです。容器の口が大きいとかき混ぜやすく、深さがあると空気に触れにくく発酵がほどよく進みます。
出典: ぬか床は水分が多くなると雑菌が繁殖しやすいため、水分量の管理が大切です。そこで頼りになるのが、水取り器。ぬか床専用の容器には、こうした水取り器が付いているものがあります。容器そのものが水抜きできる構造となっていることもあるので、チェックしてみてください。
「ぬか床作りは難しい」「お手入れが大変」……そんなイメージがあったのは、ひと昔前の話。今は1年中温度管理がしやすい環境を作れるので、気軽にぬか床を扱えるようになってきました。品質維持に役立つ専用容器もあれば、買ったその日に使いだせる熟成ぬかも手に入り、休憩したくなったら冷蔵・冷凍すれば大丈夫。自家製のぬか漬けを作るのは、それほど難しくありません!
ぬか床やぬか漬けの作り方については、こちらの記事でより詳しく紹介しています。
金沢大地|オーガニックわたしのぬか床
1,612円(税込)再入荷待ち
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: 買ったその日からすぐに使える熟成ぬか床セット。農薬や化学肥料を使っていない国産有機米を原料とした安心品質のぬか床です。さらに、専用の容器と説明書付き。キュウリやナスを入れて冷蔵庫で寝かせるだけで、7〜10時間後にはヘルシーなぬか漬けのできあがり。
こうじや里村|冷蔵庫で育てる 熟成ぬか床 容器付セット
植物性乳酸菌から熟成発酵されたぬか床と、専用プラスチック容器、さらに追加で使える“たしぬか”がセットになった、ぬか漬けデビューにおすすめのキット。ぬか床の管理の仕方がわかるガイドブックも付いています。今はまだ何も知らなくても、使い始めれば早々にコツがつかめてくるはず。冷蔵庫で育てるタイプなので、季節を問わずいつでも始められます。
こうじや里村 冷蔵庫で育てる 熟成ぬか床 容器付セット ガイドブック付き
2,480円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
樽の味|ぬか床スタンドパック
831円(税込)再入荷待ち
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: ぬか床は生の野菜を漬けて口にするものですから、確かな原料であるかどうかは気になりますよね。こちらの商品は和歌山の漬物屋「樽の味」から販売されている100%国産原料の無添加製品。長年漬物に携わり続けているプロが提案する、安心品質の安定した味わいです。パッケージをそのまま容器にできて抜群の手軽さ。場所を取らず冷蔵庫で保管できます。
コメット|ぬか床一年生
1,404円(税込)
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アイテム詳細を見る出典: ぬか漬け特有の臭いがそれほど得意ではない人は、天然みかん酵母で作られた「ぬか床一年生」を試してみてください。まろやかな漬け味となり、塩分も控えめ。化学調味料が不使用なのも毎日口にしやすい安心できるメリットです。
コメット|ぬか床一年生
1,404円(税込)
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アイテム詳細を見る出典: 付属された専用袋にぬか床、お水、みかん酵母を入れて揉み込むだけ。好きな野菜を漬け込めば、翌日には美味しい漬物を献立に加えられます。
祇園ばんや|ぬかの花スタートセット小(1〜2人用)
京都の料亭「祇園ばんや」の総料理長を務めた宮階眞一さんが家伝の味をもとに開発したという「ぬかの花」。冷蔵庫で保管し、かき混ぜは週1回でOKの発酵ぬか床です。このスタートキットには、無農薬・無添加のぬか床、たしぬか、容器、説明本が付いています。
小・中・大と3サイズのスタートキットがあるほか、より簡易的な袋タイプのお試しパックもあります。補充用のぬかを含め、必要に応じて購入できる選択肢が多いのもこのシリーズの特徴です。
祇園ばんや ぬかの花スタートセット小
5,478円〜(税込)
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「無印良品」の発酵ぬか床が人気の理由は、捨て漬けいらずですぐに使えること、そして、毎日かき混ぜる必要がないこと。一人暮らしでも、面倒が苦手な人でも、忙しい日々に追われているママでも、無理なく使っていけるぬか床です。
キュウリなら2~3本が12〜18時間でほどよく漬かります。カブやミョウガ、セロリなども美味しい仕上がりに。チャック付きの袋をそのまま利用できて、コスパ最高です。
MUJI 無印良品 発酵ぬかどこ 1kg
1,459円〜(税込)
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出典: ぬか床キットよりもさらに気軽に使えるチューブタイプの「ぬか漬けの素」。お弁当のおかずや夕食の一品用に、少しの材料をささっと漬けるのに便利です。
出典: 好みの野菜にぬか漬けの素を塗り込み、その後にラップで全体を覆って冷蔵庫で一晩置けば完成。野菜から水が出ることもあるので、ジップロックに入れて寝かせておくと安心です。
香りが強いニンニクや、水分が多いトマト、ネバり気のある山芋などはぬか床に適していない食材ですが、このチューブを使えばそんな野菜の漬物にもチャレンジできますね。
野田琺瑯|ぬか漬け美人・ぬか漬け小町
4,180円(税込)
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アイテム詳細を見る出典: できれば気軽に、味は本格的に……というワガママを叶えてくれる「ぬか漬け美人」。適度な幅と深さがある形状は、漬けやすい+かき混ぜやすい+ぬか床に必須の乳酸菌が育ちやすいというメリットがあります。ホーロー製でフタもしっかり密閉できるので、臭い移りも臭い漏れもせず毎日扱う容器として理想的。
野田琺瑯|ぬか漬け美人・ぬか漬け小町
4,180円(税込)
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アイテム詳細を見る出典: あると便利な水取り器付き。中に入れておくだけで余分な水を省き、ぬか床のゆるみや腐敗菌の増殖を防げます。
「ぬか漬け美人」の新たなサイズ展開として登場したのが、この「ぬか漬け小町」。酸や塩分に強いホーロー素材で、冷蔵庫で低音保存しながら1年中安定してぬか床を管理できます。サイズはぬか床800〜1200g程度用。底が浅く幅が広いため、かき混ぜしやすい形状です。磁器製の水取り器付き。
野田琺瑯 ぬか漬け小町 オリーブ 1.7L
2,435円〜(税込)
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野田琺瑯|ラウンドストッカー
5,500円~(税込)
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アイテム詳細を見る出典: 古くから漬物容器に使われていた“かめ”のような深さのあるラウンドストッカー。ぬかを育てる乳酸菌は空気に弱いため、このように中に空気が触れにくい深めの容器はぬか床の保管に絶好の形。角がある容器は四隅が混ぜにくいことがありますが、丸型なのでムラなく混ぜられて発酵を促進しやすいのもメリットです。
取っ手が付いて持ち運びしやすく、真っ白な美しさと風合いのある質感も魅力。内側には密閉可能なタッパー蓋が付いています。1kgのぬか床用には18cmサイズ、2kgのぬかが入る家族向けには21cmサイズを選んでください。
野田琺瑯 ラウンド ストッカー 18cm
3,798円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
野田琺瑯 ラウンド ストッカー 21cm
4,033円〜(税込)
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フードディレクターであり発酵食のスペシャリストである寺本りえ子さんが考案した信楽焼のぬか壺。適度に空気と湿度が調整される陶器素材によって、発酵にいい環境が整います。
質感のよさとビジュアルの美しさが際立つスタイリッシュなデザイン。飽きずに長くぬか漬け作りを楽しんでいくには、心地よく向き合えるオーラのある容器を選ぶというのも大事ですね。
SUGIDOCO すぎドコ/ぬか漬け/天然杉
7,150円(税込)
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アイテム詳細を見る出典: 福岡県産の天然杉で作られた木製のぬか箱。杉はぬか漬け作りに必要な水分調整ができる素材であり、消臭・抗菌・殺菌作用も併せ持っています。機能面だけでも十分に優れているうえに、木製ならではの温かみがまた大きな魅力です。
レイエ | ぬかどこボックス
4,950円(税込)再入荷待ち
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アイテム詳細を見る出典: 「レイエ」のポリプロピレン容器は初めてトライするぬか漬け作りにちょうどいい扱いやすさと機能を備えています。本体は二重構造となっていて、内容器の底にはスリット穴があり余分な水分を排出する設計。
レイエ | ぬかどこボックス
4,950円(税込)再入荷待ち
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アイテム詳細を見る出典: 水は透明の外容器に溜まり、ひと目で確認できます。洗浄も簡単。素手を汚さないかき混ぜ用のしゃもじが付いていることと、冷蔵庫の中に邪魔にならないスリムなデザインも使いやすいポイントです。
「山崎実業」の密閉ぬか漬けケースは、パッキン付きのフタでしっかり閉まるため臭い漏れの心配がありません。3リットルのぬか床を育てられ、家族4人分向けの漬物が作れるサイズです。本体の素材がポリプロピレンなので軽く出し入れもスムーズ。
容器の角にセットできる水取り器付きで、余分な水を取り、溜まった水を捨てるのも簡単。適度な水分量を保ち、ぬか床を長持ちさせられます。
山崎実業(Yamazaki) 密閉ぬか漬けケース 水取り器付
2,400円〜(税込)
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ホームセンターや100円ショップにもぬか漬けに使える容器が販売されています。中でも特に注目の商品をチェックしましょう。
ニトリでは、フタを4面ロックで密閉できる耐熱ガラスの長方形保存容器がぬか漬け向け。サイズが4種類ありますが、ぬか床のお手入れがしやすいのは1000ml以上の大きさです。
ダイソーのパッキン一体型保存容器は、2Lのサイズでも低価格。冷蔵庫のスペースに余裕がほとんどないという人は、幅が少し狭めで深さのある780mlサイズの容器を選んでもいいかもしれません。
シンプルながらデザイン、機能ともに申し分ないのが無印良品のホーロー容器です。フタはバブル付きを選ぶと密閉できてぬか床管理に役立ちます。初めてのぬか漬け作りで少量ずつ進めるならサイズは「中」がほどよいでしょう。
水取り機能がない容器には、自分で水取り器を加えると水分管理がラクになります。買い足すなら、おすすめがこちら。手のひらサイズのコンパクトなとっくり型で、ぬか床の中に入れておくだけで発酵ガスを抜き、余分な水分を除いてくれます。どんな素材の容器でも5リットルまでのぬか床に対応可能です。
大野商会 ぬか床 水取り器 小
2,160円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
ぬか床をかき混ぜたり野菜を取り出したりする時に使える南部鉄器のしゃもじ。手を汚さずに使えて便利なだけではなく、ぬか床に差し込んでおくと鉄イオンによって野菜の色がよりよく仕上がります。
岩鋳(Iwachu) 鉄しゃもじ ミニ 黒
1,868円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
付け合わせからお弁当まで、ぬか床を育てて食卓が充実。
出典: 今回は簡単にぬか漬け作りができるセットや便利な容器をご紹介しました。「これがあれば自分でも美味しく作れそう」と思える商品が見つかりましたか?
ほんのり酸味が効いた口当たりがいいいぬか漬けに、ごはんと味噌汁。そんなシンプルな組み合わせが幸せを感じさせてくれるものです。その漬物が、自分で育てたぬか床でひと休みさせたものなら、なおさら。ぜひ気軽にぬか床を育ててみてください。
ぬか漬けが見直されていますね。伝統食であるだけでなく、乳酸菌やビタミンなども豊富で、健康づくりに役立つ食材として食生活に取り入れる人が増えています。日々いただくものだから、おうちで作れたらいいですね。そこで今回は、意外と簡単なぬか床の作り方や、さまざまなぬか漬けレシピをご紹介。なす、きゅうり、大根など定番から、オクラや長芋、卵、こんにゃく、塩サバなどユニークなぬか漬けまでいろいろと。また、ぬか漬けをおいしくする容器&便利グッズや、ぬか床の手入れの方法についてもご紹介しています。
ぬか漬けレシピをまとめたこちらの記事も併せてチェック♪
この記事の執筆者
ライター
木村円
メンズファション誌、女性誌にてライフスタイル、グルメ、人物インタビューなどのページ制作を担当。フリーライターとして広告、書籍、WEB媒体での執筆にも携わる。プライベートではドイツでの留学、スペインへの移住など海外暮らしを経験。そこで日本の良さ、日本製品の質の高さを改めて認識したことから、日本人として暮らしを豊かにするモノ探しに目覚め、日々情報を収集中。