出典: 一口食べれば心も体もホっとするおいしい和食。お得意の料理がある人も多いと思いますが、「盛り付けがマンネリになりがち」と感じることはありませんか?そんな時は、食器を変えてみるだけで和食の見栄えがぐっと華やぎます。
そこで今回は、おすすめの和食器をジャンル別にご紹介。食器の基本知識や選び方なども参考に、長く愛用したくなる素敵な和食器を探してみて下さいね。
出典: 世界各国の食事と比べると、和食は"食器を手で持って食べることが多い"という点が大きな特徴です。そのため、和食器も持ちやすいことがとても大事なポイント。また、家族一人一人の食器が決まっていたり、様々な種類の食器をコーディネートして使うことも、和食ならではのスタイルだと言えます。
焼き物の食器は、主に"陶器"と"磁器"の2種類に分かれます。どちらも"粘土・長石・珪石"などを原料としていますが、陶器と磁器ではその割合や質感に以下のような違いがあります。
[陶器]
粘土の割合が高く、土の風合いが魅力。厚みはあるが、空気層を含むため軽い。
[磁器]
長石・珪石などの割合が高く、焼くときれいなガラス質になる。薄手で硬く、傷に強い。
出典:www.instagram.com(@y.uchill_sub.jp) 食器のサイズ表記によく使用される「寸」。これは"尺貫法(しゃっかんほう)"という測り方によるもので、一寸は約3cmとされています。例えば、4寸なら約12cm、6寸なら約18cmと3を掛けて計算すればいいので、ネットで買い物をする際にも覚えておくと便利です。
それでは、ここからは食器のジャンル別におすすめの和食器をご紹介しましょう。盛り付けやコーディネートなどをイメージしながら、テーブルに合う物を選んでみて下さいね。
ご飯食の多い人にとって、お茶碗は最も定番と言える和食器。形やデザインにこだわって、飽きのこない一品を選びましょう。ちなみに一般的な夫婦茶碗のサイズは、男性用が4寸(直径約12㎝)、女性用が3.8寸(直径約11.5㎝)です。
出典: 【白山陶器】の平茶碗は、1992年以来ベストセラーを続ける人気のアイテム。直径が広く浅いため、よそったご飯がきれいに見えるのが特徴。柄が豊富なので、夫婦や家族でデザイン違いで揃えるのもおすすめですよ。
東屋 | 花茶碗
(税込)sold out
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: 印判染付という伝統的な技法で柄を描いた【東屋】の花茶碗。小サイズは女性やお子さんでも持ちやすく、深さがあるので見た目以上にご飯がたくさん入ります。
4寸マカイ ドット 白 やちむん|土工房 陶糸(とうし)
出典: 沖縄の言葉で"やちむん"は焼き物、"マカイ"はお碗のことを指します。【土工房 陶糸】のドット柄のマカイは、大らかでぬくもりのあるデザイン。素朴さの中に大地の力強いエネルギーを感じます。
出典: 白米の映えにこだわるなら、シックな色味のお茶碗はいかがでしょうか。こちらは茨城県笠間市に工房を構える中野明彦さんの飯碗。しのぎ模様がぐるりと施されており、さらっとした質感と凹凸の手触りが魅力です。
毎日の食事に欠かせないご飯茶碗は、自分だけの特別な食器です。ひとつのご飯茶碗を割れるまで使用する方も多いのではないでしょうか?そんな自分だけのご飯茶碗をはじめとし、来客用のご飯茶碗など、和洋どちらの食器とも相性のよい、シンプル&ナチュラルなご飯茶碗をご紹介していきます。
お茶碗選びにとことんこだわりたいなら、こちらの記事も参考に。
お椀(汁椀)には天然木の物と、木の粉に樹脂を混ぜたプラスチック製の物とがあります。また、塗りの種類では伝統的で美しい漆塗り、使い勝手のいいウレタン塗装などが人気です。
MATEVARI マテバリ|我戸幹男商店(がとみきおしょうてん)
出典: 山中漆器の老舗【我戸幹男商店】の「MATEVARI マテバリ」は、ケヤキ・桜・ナラ・ブナ・カエデの5種類の天然木から作られたシリーズ。一つ一つ異なる木目が味わい深く、丸みのある形が手に馴染みます。
ろくろ舎|BASE 汁椀/汁椀乱筋
6,600円~(税込)
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アイテム詳細を見る出典: 小ぶりながらどっしりとした存在感を放つのは、丸物木地工房【ろくろ舎】の「BASE」の汁椀。モダンなデザインのお椀を伝統的な拭き漆で仕上げ、木目の美しさを際立たせています。
汁椀 |安比塗漆器工房(あっぴぬりしっきこうぼう)
出典: 安比塗のふるさと岩手県八幡平市は、縄文時代から漆が自生していたとされる場所。【安比塗漆器工房】の漆器には、国内流通量わずか2%という貴重な国産漆を使用しています。汁椀は本朱と溜の2色、3.8寸と4寸の2サイズあるので、夫婦椀としてもおすすめです。
食洗機で洗える漆椀|中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)
出典: 普段使いしやすい漆器をお探しなら、【中川政七商店】の「食洗機で洗える漆椀」はいかがでしょうか。使用されているのは、越前漆器の老舗が開発した熱や水圧に強い本漆。朱と黒の2色で4サイズあるので、大きさ違いで家族みんなでお揃いにも可能です。
毎日の食卓に欠かせない、ご飯とお味噌汁。ずっと使うものだからお茶碗と汁椀は、いいものを大切に使い続けて行きたいですよね…。
そこで今回は、そんなこだわり派さんにおすすめの”お茶碗&汁椀”をご紹介したいと思います。よそったご飯や味噌汁を美味しく引き立ててくれる器達は、食卓を豊かにするパートナー。手に取った時の手触りや口当たりの優しさ…そんな使い心地の良さにもこだわって、自分にとってのとっておきのひとつを選んでみませんか!
おすすめのお茶碗や汁椀は、こちらの記事でも紹介しています。
一口にお皿と言っても、その形や大きさは様々です。一般的なサイズとしては、豆皿は4寸(12cm)まで、小皿は5寸(15cm)までで取り皿などに、中皿は5寸から8寸(15cm~24cm)で一人分のおかずの盛り付けに、大皿は8寸(24cm)以上で複数人のおかずの盛り付けなどに最適です。
amabro|MAME 豆皿【有田焼・和食器】【ギフト】
1,430円(税込)
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アイテム詳細を見る出典: 【amabro】の「MAME(豆皿)」は、有田焼とのコラボで生まれた人気のシリーズ。元禄期の絵柄や、富士山・亀・鯛などのおもでたいモチーフに金彩が施され、ポップでモダンなデザインが魅力です。(約9cm~11cm ※アイテムによって異なります)
東屋 | 印判小皿
(税込)sold out
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: 【東屋】の印判染付のシリーズでは、小皿も人気の高いアイテムです。ブルーの伝統的な紋様と使いやすいシンプルな形状が特徴。取り皿用に何枚もストックしておきたくなります。(約11.7cm)
高原真由美 色絵花束 6寸皿|九谷青窯(くたにせいよう)
出典: 若い作家さんたちのみずみずしい作品に出合える【九谷青窯】。高原真由美さんもそこで活躍する人気の作家さんの一人です。「色絵花束」はビオラや日日草などを優しい色で描いたシリーズで、6寸皿の他、小皿・大皿・小鉢などもセットで揃えられます。(約18cm)
出典: 美濃焼の産地に工房を構える【瑞々】は、"料理がみずみずしく映えるように"という思いを込めて誕生したブランドです。青白磁の角皿は四隅がカーブしたモダンなデザイン。中心に浅い窪みがあるので、汁気の多いおかずも美しく盛り付けられます。(約24.5cm×19cm)
豆皿や5寸、8寸など・・・お皿のサイズの表現は分かっているようで理解していない方も多いのでは?寸が何センチか知った上でお皿選びをすれば、もっと思い通りに食器選びができるようになりますよ。サイズ別の使いこなし方や、素敵なコーディネートをご紹介します。これからのお皿選びの参考にしてみて下さいね♪
お皿のサイズで迷った時は、こちらの記事も参考に。
副菜を盛り付ける際に便利な小鉢は、食卓をさりげなく彩る名脇役。おかず以外にも、汁椀代わりにスープなどをよそったり、おやつの時間にデザートを盛り付けたりと、幅広く使えます。
徳永遊心|色絵すぐりの実【和食器】【小鉢】【中鉢】【九谷青窯】【九谷焼】
3,300円(税込)
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: 九谷青窯を独立後、フリーの陶工として作品を作り続ける徳永遊心さん。こちらの小鉢は、美しい色のすぐりの実が外側と内側に描かれています。高台に向かってすっきりとくびれるシルエットもきれいです。
出典: 山形市にて江戸時代の文化年間に誕生した平清水焼。明治初期創業の【青龍窯】は、平清水焼の創始者・丹羽治左衛門の流れを汲む窯元です。ぽってりと丸い小鉢は、シンプルで無駄のない美しさ。どんな料理もきれいに映えそうです。
出典: 可憐なミモザの花を描いた和食器は、【九谷青窯】の横井佳乃さんが手がける人気のシリーズ。六角小鉢はちょっとしたおかずを盛り付けるのにぴったりのサイズで、たくさん活躍してくれそうです。
灰釉 鎬手花形鉢|竜同窯 宮田竜司(みやだりゅうじ)
出典: 益子町にご自身の工房【竜同窯】を構える宮田竜司さんは、シンプルでありながら独自の美しい形を追求する作風が魅力。「灰釉 鎬手花形鉢」は深みのあるグリーンの釉薬がかかった、愛らしい花の形の小鉢です。
副菜の盛り付けや取り皿、デザートまで。おうちにあると活躍する小鉢。さまざまなデザインの小鉢があると、毎日の料理も楽しくなりそうですね。今回は和食器や洋食器、ガラス製や木製のものまで、さまざまなタイプの小鉢をご紹介。新しいうつわを迎えたいなと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
素敵な小鉢は他にもたくさん。こちらの記事もぜひご一緒に。
麺類や丼物などを盛り付けるために、一つは持っておきたい丼。デザインはもちろん、浅め・深め・小ぶり・大ぶりなど、自分にとって使いやすい形であることも大切です。
出典: 【白山陶器】のどんぶりが発売されたのは、なんと1964年。以来、定番の和食器として長く愛され続けています。ツヤのある釉薬のカラーは、青磁・天目・白磁千段の3色。また、5寸と6寸サイズの浅めん丼と深めん丼、7寸サイズの平鉢があり、自分好みのサイズを選びやすいのも魅力です。
Toki 麺鉢 どんぶり|KOZLIFE(コズライフ)
toki 麺鉢/どんぶり/茶碗/ボウル
2,420円~(税込)
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: スタイリッシュな「Toki(トキ)」の丼は、インテリアやキッチン雑貨のショップ【KOZLIFE】が手がけたオリジナルの和食器です。上品なライトグレーに真っ白なラインが入ったデザインは、他にはないモダンな雰囲気で、S・M・Lの3サイズ。和洋どちらのメニューも並ぶ食卓にも違和感なく馴染み活躍します。
出典: 小ぶりな丼をお探しの方にぴったりなのが、【かもしか道具店】の「こどんぶり」。ご飯茶碗と丼の中間くらいのサイズで、いつものご飯に何かを乗せて食べたい時にちょうどいい大きさです。
出典: 卵かけご飯やのっけご飯をおいしそうに引き立ててくれます。一般的なのお茶碗よりも縁の分深さがあるのでこぼれにくく、食べやすいのがポイントです。
出典: 【BARBAR】のいろはシリーズは、波佐見焼の産地・長崎県波佐見町で江戸時代に作られていた磁器「くらわんか碗」をベースにした物。大きな丸文を描いた平丼はシンプルで味わい深く、ボリュームのある盛り付けによく合います。
替えのきかない食器の1つ、丼鉢。汁気のあるものもないものも、ダイナミックに盛りつけることができる、使い勝手のいい食器ですよね。しかし、どんなデザインのものを選べばいいのかは、意外と悩ましいところ。定番の和風以外のものや、丼鉢として使えるボウルなど、以前よりも選択肢がたくさんあるからです。今回は、そんな丼鉢選びの参考になるよう、テイスト別におしゃれな丼鉢をご紹介していきます。自分はどんなテイストのものを求めているのかを、この機会にぜひ確かめてみてください。
丼をテイストで選ぶなら、こちらの記事を参考に。
出典: 今回ご紹介した和食器は、作家さんや職人さんが一つ一つ心を込めて手がけたり、料理が美しく映える素敵な物ばかり。和食の盛り付けにマンネリを感じた時は、ぜひ新しい和食器をおうちに迎えてみてはいかがでしょう?
【白山陶器】の平茶碗は、1992年以来ベストセラーを続ける人気のアイテム。直径が広く浅いため、よそったご飯がきれいに見えるのが特徴。柄が豊富なので、夫婦や家族でデザイン違いで揃えるのもおすすめですよ。