たくさん歩く日やアクティブな予定の日には、ガシガシ履けるスニーカータイプが一押し。定番人気の〈CONVERSE(コンバース)〉からは、1910年代に発売されていたシューズを現代風にアレンジしたスリッポンが登場。甲の部分にはゴアが使われていて、黒一色の中にも表情があります。ほどよく伸縮するから、脱ぎ履きが楽なだけでなく、甲高な足にもフィットしやすいです。

足袋づくりからスタートした老舗のブランド〈Moonstar(ムーンスター)〉のスリッポンは、スタンダードでどこか懐かしい趣のあるキャンバス素材をまとった見た目。潔くミニマルなデザインだから、合わせるボトムを選びません。甲をすっぽりと包む、安心感のあるシルエットながら、履き口には切れ込みがあり、素肌やソックスがちらりとのぞいて抜け感を保てます。

メンズライクなワンポイントが欲しいなら、おすすめは〈VANS(ヴァンズ)〉のスニーカー。ストリートシックな格子柄がインパクト抜群ながら、モノトーンで大人っぽく取り入れられます。創業時のモデルを復刻したというこちらは、アメリカらしい親しみやすさとヴィンテージのような風合いが特徴。取り入れるだけで、装いにこなれ感をもたらせます。

バレエシューズのようなストラップを配した〈Moonstar(ムーンスター)〉のスリッポン。同ブランドのルーツでもある上履きを連想させる懐かしい雰囲気もありつつ、なめらかなエコスエードを採用し、モダンで洗練された印象に。肌が見える面積が広いので、ボリュームのあるワイドパンツを合わせたり、タイツとともにスカートに合わせたりすると素敵ですよ。

よりレディなムードで楽しむなら、ベルベット素材をまとったスリッポンもおすすめ。〈ORCIVAL (オーシバル)〉のこちらは、光沢のあるダークカラーに品があって魅力的。スリッポン自体に親しみやすさがあるため、ドレッシーになりすぎずにカジュアルなボトムとも相愛です。写真のように、リブソックスと組み合わせて履くとおしゃれ。目を引く足元が完成します。

スリッポン＝ラフなアイテムと思われがちですが、レザーなど重厚でハリのある素材にこだわることで、都会的＆モードな雰囲気で履くこともできます。軽くて、着脱のしやすいシューレースレスのシューズを提案する〈molle shoes(モールシューズ)〉のこちらは、中国で古くから製造されてきたカンフーシューズをモチーフに、レザーを用いることでシャープな印象に仕上げています。

こちらも〈moonstar(ムーンスター)〉のもの。学生用のシューズがベースになったすらりとした形状で、ビジネスシーンにもぴったりながら、スリッポンタイプ＆コルクインソールを採用していてノンストレスで着用できるのが魅力です。かっちりとした佇まいはフォーマルなシーンにも相応しく、綺麗めなスカートやテーパードパンツなどと合わせると好バランス。

写真のように、ハリ感の美しいテーパードパンツと合わせれば、ハンサムな足元の完成。オフの日など、カジュアルに仕上げたい場合は、カラーソックスを差し色にしてみてはいかがでしょう。ほどよい遊び心が生まれて、ムードを変えられます。

愛着を持って永く履きたくなような、しなやかなレザーシューズを展開する〈AUTTAA(アウッタ)〉。ルームシューズのようなフラットさが女性らしい一足です。正面から見るとトゥの形に丸みがあって優しげ、くるぶしのところにはV字のカットが施され、サイドからはシャープな印象も感じられます。艶めきを帯びた上質なレザーは美しく、いつものボトムを格上げしてくれること確実です。

こちらも〈AUTTAA(アウッタ)〉のもの。ルームシューズという名を冠していますが、ソールが張られていて、外履きとして活用できます。アッパー部分には味わい深いムラのあるスエード素材を採用。ひとつ前のシューズとフォルムは同じなのに、全く違う印象。ダークブラウンの色味に落ち着きがあり、シックな足元を目指せます。取り入れればたちまちコーディネートの格が上がるはず。

かかとを踏んでリラクシーな雰囲気で履くことも可能。靴下とのカラーコーディネートを楽しむのもよし、春夏は素肌で履くのもよし。温かみも涼しさも演出でき、オールシーズン活躍してくれますよ。かかと部分はスムースレザーになっていて、一足の中でも質感に強弱がついているのも惹かれるポイントです。

顔からの距離が離れているため、似合う／似合わないにとらわれず、心惹かれたデザインを自由に試せるのも、シューズ選びが楽しい理由。柔らかなヤギ革でつくられた〈SPACE CRAFT(スペースクラフト)〉のシューズは、華やかでほんのりエッジの効いたシルバーが印象的。アクセサリーのような存在感がありながら、きらめき方は控えめで派手になりすぎません。