中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)は、歴史ある奈良の地で享保元年(1716年)から、麻織物を扱い続ける伝統ある会社です。今では、複数のブランドを展開し、ハンカチやバック、靴下やアームカバーなどこだわりの商品を多数扱っていますが、今回は伝統が詰まった《花ふきん》を、便利な使い方と一緒にご紹介したいと思います。2015年08月05日作成
来年2016年で創業300年を迎える「中川政七商店」。創業以来、手績み手織りの麻織物を扱い続けて伝統を守っています。
元々は、奈良晒(さらし)を扱い始めたのが商いの始まりだそうですが、今では伝統を進化させて様々な取り組みにチャレンジしている企業として知られています。
「暮らしの道具」をコンセプトに掲げた〈中川政七商店〉をはじめ、布物中心の〈遊中川〉、日本の贈りものをコンセプトにした〈粋更kisara〉など、いくつものブランド展開をしています。またショップも各地にあり〈中川政七商店〉は商業施設「KITTE」にある東京本店をはじめ、全国に20店舗近くあります。
2008年にグッドデザイン賞も受賞した《花ふきん》。
奈良の特産品であった「蚊帳生地」。もともとは就寝時に使用されていた様ですが、私たちが見たことがあるとすれば食事を虫から守るために使われていた蚊帳でしょうか。最近では、赤ちゃんを虫から守るための小さな蚊帳も人気を集めている様です。その「蚊帳生地」を中川政七商店が美しく機能的に再生したものが《花ふきん》なんです。
蚊帳生地の特徴である通気性・吸水性・速乾性を生かして、機能的に生まれ変わらせた《花ふきん》は、幅広い用途で活躍してくれます。
使い方をご紹介する前に。花ふきんは、綿だけではなく麻素材の物もあり、カラーバリエーションも豊富です。
富士山をモチーフにした物も。
有名デザイナーとのコラボ商品など、無地以外の商品もたくさん販売されています。期間限定商品もあるので、お気に入りのデザインを見つけたら迷わずGETしましょう♪
一般的なふきんの約4倍の大きさある花ふきん。使っていくと一回り小さくなりますが、目の粗い蚊帳生地を2枚重ねて造られているので、折りたたんで使うと給水性に優れ、広げると乾き易く清潔に保てるというメリットがあります。
そんな花ふきんの様々な使い方をご紹介したいと思います。
大判は花ふきんは、タオルとしても活用出来ます。最初は糊が付いていてパリパリとした印象ですが、糊が取れるとふかふかになります。お気に入りの色を使うと、インテリアとして見た目も楽しめそうですね。
綿のものはもちろん、麻素材の物は毛羽がなく、グラスや食器拭きに最適です。薄くて大きいので、デリケートなグラスも簡単にピカピカに磨き上げることが出来ます。
野菜の水切りに。キッチンペーパーより柔らかいので、野菜の表面に傷を付けることなく水分をふき取れます。何度も使えるのも嬉しいポイントですね。
適度な粗さで、お出汁を漉すことも!昔ながらの方法で、優しいお味のお出汁が取れそうですね☆
熱に強いので、蒸し物をする時にも使えます。一枚あれば、お出汁を漉したり、蒸し物にしたりとキッチンで幅広く活躍してくれます。
タオルや食器拭きとして活躍した後、ちょっと「くたびれた感」が出てきたら、台拭きとしてお使い下さい。大判なので、折り返して何度も拭けるのが主婦には嬉しいですね。
そして、最後の最後は雑巾に。厚手の通常の雑巾とは違いすぐ乾くので、さっと絞って気になるところを吹くには抜群の使い勝手です。台拭きと同様、折り返すことで何回か新しい面で拭くことが出来るので、濯ぎの手間も省けます。
最初は糊が付いていて、硬い花ふきん。用途によってはそのまま使うことも出来ますが、キッチンで使う場合にはぬるま湯で糊を落としてから使い始めましょう。お手入れは、中性洗剤での手洗いが推奨されています。
《花ふきん》いかがでしたか?何でも便利になり使い捨ててしまう物が多い日常で、知恵が詰まった一品を大切に使う生活をしてみませんか?最初から最後まで、様々な用途で活躍する一枚の「ふきん」にきっと愛着が湧いてくると思います。
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来年2016年で創業300年を迎える「中川政七商店」。
創業以来、手績み手織りの麻織物を扱い続けて伝統を守っています。