天然石のビーズをテグスに通してネックレスにしたり、素材を限定せずに楽しめるのがハンドメイドの楽しいところですよね。パーツ選び一つにしても個性が表れるハンドメイドアクセサリーですが、もう少しデザインの自由度を上げたいなと思ったら「ワイヤー」を使用してアクセサリーを作ってみましょう!
金属はもちろん、非金属を使用しても作れる「ワイヤーアクセサリー」。具体的にどんなところが魅力的なのでしょうか。
出典: ワイヤーアクセサリーの大きな魅力に、ルールがないということが挙げられます。例えば、今までパーツを組み合わせるのに使っていた丸カンもフレームも自分で作れるため、全くオリジナルの作品を作り出すことができるのです。
細い線をぐねぐね曲げて大きさも角度も自由に、まるで絵を描くように表現ができるのです。オリジナルのパーツを作ってみたいという方や、曲線を用いた自由な表現をしたい方に特におすすめなのです。
出典:www.instagram.com(@mana_handmade_shop) そしてもう一つの大きな特徴に、宝石を留められることがあります。今まで芯や糸に通すだけだった宝石や天然石を好きな形で留められるのです。つまり、穴の開いたビーズ以外の宝石も使用できるということ。大きな天然石を使ったネックレスを作りたいという要望も叶えることができるのです!
石留めの方法も選べます。宝石をワイヤーで包む「ラッピング」に、ワイヤーを編む「クロッシェ」、ワイヤーで周囲を囲む「フレーミング」。もちろん、穴の開いた宝石にワイヤーを通す方法もあります。
材料となるワイヤーの種類が多いのも魅力!ゴールドやシルバーといった貴金属を使用することで高級感を、ステンレスにアーティスティックワイヤー、真鍮で目を惹く個性を演出。どの素材も細さを選ぶことができますが、中でもアーティスティックワイヤーはカラーバリエーションも豊富で手頃な価格から、ワイヤーアクセサリーでよく用いられています。作風に合わせて、宝石に合わせて素材を選ぶ楽しみがあるのも、ワイヤーアクセサリー作りのメリットです。
ワイヤーアクセサリーのメリットに触れて制作意欲が高まったなら、まずは道具を用意するところから始めましょう。
基本的には平・丸ヤットコにニッパーがあれば、ワイヤーアクセサリーの制作は可能。ヤットコは丸めたり、直角を作ったりとワイヤーを曲げるのに欠かせない道具。指を使って行うこともありますが、ヤットコがある方が細やかな作業もしやすいのです。
ニッパーはワイヤーを切るために欠かせない道具。通常のハサミでは刃こぼれをしてしまい危険なので、ニッパーは必ず用意しましょう。
ワイヤーを編むクロッシェを行うとなれば、専用のかぎ針が必要です。
道具が揃ったら、作りたいアイテムを実作。デザインを描いてもいいのですが、手の赴くままに作ってみることでも素敵なアクセサリーに仕上がるのがワイヤーアクセサリーの魅力です。まずはワイヤーだけでできるリングからご紹介。
・ローズリング
ワイヤーを曲げながら編み込むリングで、立体感を好みで変えられます。
基本的な動作が学べるので最初の一本にぴったり。
アレンジするなら、パールなどのビーズを通すことで華やかさも増します。
・ラッピングネックレス
宝石を包むことで穴を開けず、石の美しさをそのまま堪能できる留め方です。
作る際には石の大きさを確認しながら編むことで、後からの修正がないのでおすすめ。
編むワイヤーの幅は、は石の厚みより広くなるようにするのがポイント。
出典:www.instagram.com(@roskatuj.44) 穴が空いたビーズに宝石を通すワイヤリングも繊細で可憐な印象です。
・クロッシェアクセサリー
柔らかいワイヤーを使用して、毛糸のようにビーズなども加えながら編むアクセサリー。編み方によってデザインがガラッと変わるので、編み物をしていた方にはぴったり。初心者さんも慣れれば編むスピードが上がるので、繊細なデザインが好きな方は挑戦してみてはいかがでしょう。
自由度が高いため、どんなものを作ろうかと悩んでしまうこともあるワイヤーアクセサリー。素敵な作品を見ることで、あなたの作りたいイメージやデザインの方向性も固まるはずです。ここでは素敵な作家さんの作品をご紹介します。
・フラワーチャーム
華奢なラインで描かれた花々。ワイヤーに微妙に曲げることで、葉や花弁を繊細に表現しています。
・ワイヤーリング
リングはフリーサイズとなるので、調整しやすいのが魅力的。
華奢なのでピンキーリングやファランジとしてもおすすめ。
・小枝イヤリング
細いワイヤーを紡いで小枝アクセサリーに。
かすみ草のような繊細な美しさを顔まわりに与えてくれます。
ボリュームを調整すればオンの日にも使えるシンプルなイヤリングにもなります。
・ワイヤー×レジンチャーム
立体的なモチーフを作り、枠としてレジンを使用することでよりオリジナリティを。
ビーズを埋め込むのもよし、レジンに色をつけても表情が変わりますね。
出典:www.instagram.com(@yoshimi_larimar) ・ラッピングペンダントトップ
枠を作ってからではなく、直接石にワイヤーを巻きつけたデザイン。
ラフカットの天然石は形が様々なので、直接巻きつけることでよりしっかり固定できます。
ブルーとシルバーのコントラストも上品な印象。
出典:www.instagram.com(@sur_accessory) ワイヤーアクセサリーは立体感のあるアクセサリーを作れるので、手を動かすことで発見できる魅力も楽しみ方の一つ。イヤリングで顔まわりに華やかさを、リングで手元に彩りを。季節によってワイヤーや宝石のカラーリングを変えるのも素敵です。早速道具を用意して、あなたらしさの宿るワイヤーアクセサリーを作ってみませんか?
★写真提供にご協力いただいた素敵なサイト様・インスタグラマー様★
そしてもう一つの大きな特徴に、宝石を留められることがあります。今まで芯や糸に通すだけだった宝石や天然石を好きな形で留められるのです。つまり、穴の開いたビーズ以外の宝石も使用できるということ。大きな天然石を使ったネックレスを作りたいという要望も叶えることができるのです!
石留めの方法も選べます。宝石をワイヤーで包む「ラッピング」に、ワイヤーを編む「クロッシェ」、ワイヤーで周囲を囲む「フレーミング」。もちろん、穴の開いた宝石にワイヤーを通す方法もあります。