この日はかごバッグを片手に、京都の蚤の市へ。素敵なヴィンテージの布地と出合えてごきげんです。

毎年、秋の到来を楽しみにしてくれているのが、この「MITTAN」のトップス。プリミティブな模様にハッとときめきます。お気に入りの服がいちばん多い季節は、いちばん好きな自分でいられる季節。私にとってはそれが秋です。

主役のトップスを引き立たせてくれるのが、「クロスパンツ」の存在感。
腰を紐でギュッと締めて着るのですが、なんだかハチマキのように気が引き締まるんですよね。着物を思わせるような、背筋が伸びる美しさがあるように感じます。しかも究極のフリーサイズ！身長153cmと小柄な私も、ハイウエストではいて楽しんでいます。
シンプルなのに、気負いなく着こなせるのがお気に入り。纏う人の体型や個性にフィットしてくれる、そんな心強いアイテムです。

秋晴れの休日は、娘と一緒に近所の公園で木の実拾いに。
親子ともどもドングリを集めるのが好きで、ポケットに入れたまま気づかず洗濯してしまうこともしばしば……。

STYLE2では「クロスパンツ」をぐるりとねじって、ウエストまわりを華やかに仕上げました。布地を美しく身体に添わすようにねじり、自分好みの力加減で心地よく固定させます。

無地のトップスを合わせるなら、ショールでとことん楽しみましょう。
まるで木の実が躍っているような、インドの木版プリントを。縁に付いたタッセルが、歩くたびに揺れて可愛いんです。
大判の正方形ショールは、対角線で折ったり、細長くしてぐるぐる巻いたりと、いろいろなアレンジが出来ますよ。

違うアイテムを身に着けているような感覚で、この日は、パンツとショールともに巻き方を変えて着てみました。

パンツは斜めに畳むように巻いて後ろで結び、すっきりとした印象に。
肩に掛けたショールは、ふだんお部屋の壁に掛けてインテリアとしても活用しています。

何通りもアレンジできるアイテムは、自由な楽しみ方を使う人に委ねてもらっているようで、なんだか心がウキウキします。心ときめくものと一緒に、秋の日々を彩り豊かに過ごせたらいいですね。