待ち焦がれていたゴールデンウィーク!ゆっくり家飲みはいかが?
そこで今回は、(お酒が大好きな)料理研究家の冨田ただすけさんに、今の季節の家飲みシーンにぴったりの献立を考えてもらいました。
季節を感じ、おしゃべりも盛り上がる。今回用意した「旬の食材」は?
冨田さんが考えてくれた「本日の献立(おしながき)」
【主菜】タコの和風カルパッチョ
【主菜】鶏むね肉の唐揚げ&ねぎソース
【副菜】新じゃがいもの煮物
【副菜】そら豆の塩ゆで
【副菜】きゅうりの塩ゆかり混ぜ
【主食】なめたけと大根おろしのパスタ
コツを押さえつつ、お酒をいただきながらスローにお料理しましょう!
混ぜるだけ、ゆでるだけetc.簡単調理で気持に余裕を
塩もみすらもせず、もっと手軽な箸休めとして考案された「きゅうりの塩ゆかり混ぜ」はカットしたきゅうりと塩、ゆかりを混ぜるだけの超時短レシピ。普段料理をしない男性でも簡単に作れるので、ぜひ教えてあげてみては。お酒のおつまみとして、これからの季節におすすめです。
旬の食材「そら豆」も塩ゆでするだけの簡単調理ですが、下ごしらえにちょっとしたコツが。さやから実を取り出したら、黒い部分と反対側に浅く切り込みを入れておきます。このひと手間で塩味が馴染みやすくなり、ゆでた後に薄皮が剥きやすくなります。
皮むきの手間が要らない新じゃがは、手で汚れを洗い落とし、大きいものは半分に切るなどして大きさを揃えます。水と調味料を合わせた鍋に、重ならないように並べたら、あとは煮汁が煮詰まるまでコトコト炊きます。
ビールが進む!唐揚げは“大人の味付け”に
唐揚げの味付けには、漬け汁に生姜のしぼり汁と、すりおろしたにんにくを加えます。もも肉に比べて淡白な味わいのむね肉も、生姜とにんにくが効いてビールが進む味に。最後にねぎソースだれをかけて食べるので下味は薄めにしておきましょう。
2度揚げで中はジューシー、外はカリッと
ジューシーに仕上げるコツは、できれば2度揚げをすること。中温で揚げた鶏肉を一度取り出し少し休ませたあと、高温にして表面だけを揚げる気持ちでもう一度サッと揚げます。
ごま油の風味が食欲をそそる「ねぎソース」でコクをプラス
そのままでも美味しい唐揚げに、刻んだねぎと調味料を合わせた甘酸っぱい「ねぎソース」をたっぷりと。ごま油の風味も食欲をグッと引き立ててくれます。
【ポイント】ビールやワインに合わせるなら、和食らしい味つけに“ひと工夫”
たこのお刺身には、オリーブオイル、おろしにんにく、あらびき黒こしょうでカルパッチョに。
新じゃがの甘辛い煮物には、バター、一味唐辛子、刻みねぎをプラスして。
「昼間から飲めるって幸せ!」新年度を頑張った自分たちを労いましょう~
カンパーイ!そして、いただきます!
〆にさっぱり味のお手軽和風パスタはいかが?
ごはんのお供に最強コンビ「なめたけ+大根おろし」を冷製パスタにアレンジ。なめたけは自家製でも、市販のものでもOK。食材も調味料もおうちにあるもので手軽に作れるので、多少酔っていても安心です。笑
オリーブオイルとポン酢を回しかけて、全体を混ぜ合わせてどうぞ。さっぱりとした味は満腹のお腹にも不思議とすっと入っていきます。日本酒ならパスタにせず、なめたけおろしとして1品増やすのもおすすめです。
今回ご紹介したレシピ
タコの和風カルパッチョ
鶏むね肉の唐揚げ&ねぎソース
新じゃがいもの煮物
そら豆の塩ゆで
きゅうりの塩ゆかり混ぜ
なめたけと大根おろしのパスタ
料理研究家・冨田ただすけ
大学卒業後、食品メーカー勤務や日本料理店での修業を経て2013年に料理研究家として独立。
忙しい現代の家庭環境のなかでも、作り手の心のこもった、素朴で体にしみ込むような家庭料理を大切にしてほしいという思いから、家で作りやすい和食レシピを考案し、届けている。和食レシピサイト「白ごはん.com」運営。近著に『2皿で完結!和のラクうま定食』『冨田ただすけの和定食』などがある。
【TIME & STYLE】RIPPLE ビアグラス/YAE ビアグラス/AYE ワイングラス
【東屋】チーズボード・チーズナイフ/(唐揚げのねぎソース)茶海(小)/(唐揚げ)六寸皿 印判鳥獣五画(scope別注)
【Arabia】(パスタ)Paratiisi オーバルプレート
【iittala】(パスタの取り分け)Teema スクエアプレート(ホワイト・12cm×12cm)/(きゅうり)Kastehelmi ボウル
春に獲れる新じゃがは、皮が薄くそのまま食べられるのが手軽で嬉しい食材。今回のレシピでは小ぶりなものがおすすめ。そら豆は鮮度が保たれる、さや付きのものを選びましょう。