人によって定番おでんの味わいは違うこともあるでしょう。実は、おでんは地域特有のレシピがそれぞれあり、種類豊富なグルメなんです。例えば、北海道・札幌では”しらこ”が入ったおでんが食べられたり、秋田のおでんは甘めの味付けだったり、名古屋は八丁味噌を使った味噌おでんが有名で、色も濃いめだったり…。

あっさりからこっくりまで味わいはさまざま。地域別のほかに、中華風おでんや洋風おでんなど、味付けの工夫の余地はたくさん！他のおかずは、おでんの味付けに合わせて選ぶと良いですよ♪

こちらは、昆布とかつおの合わせだしで作るおでんです。おでんのだしは濃いめにとるのがコツ。じっくりと煮出しただしを使いましょう。味付けは、醤油、みりん、砂糖、塩の4つだけ。和風おでんの基本をおさえたいときにおすすめのレシピ。

おでんの具は、下ごしらえをするととってもおいしくできるんです。ちょっと面倒ではありますが、そこはゆずらず頑張っておくと、一口ごとに味わいを噛みしめられるおでんができますよ♪具材ごとに下ごしらえの方法は変わりますので、一度目を通してみてください。

金沢風おでんもあっさり味のおでんのひとつです。昆布を使った透明感のあるつゆが特徴。大きな車麩は印象的な具材です。ほかに、赤巻と呼ばれるかまぼこや、つぶ貝などを入れることがありますが、相性が良ければ具材はお好みで良いでしょう。こちらのレシピでは、具材が減ったら卵焼きを入れるのだそう♪

さっぱりおでんは、おでん自体の味があっさりしているので、どんなおかずでもわりと合わせやすいでしょう。おでんがメインになるので、ご飯にちょっぴり味を付けるのもおすすめ。こちらは、明太子やバターを入れた軽い混ぜご飯です。その他、同じくさっぱり味で相性の良い浅漬けとそうめんのお吸い物を合わせた献立です。

さっぱりおでんとこっくりおかずを合わせたときには、箸休めのポジションも必要。そんなときに役立つのが漬物です。こちらは、キャベツ、きゅうり、人参、ショウガが入っていて素材の種類も多めなので、塩分を控えめにしてサラダのようにたっぷり食べるのも良いでしょう。

こっくりとしたおかずが欲しいときには、こんなレシピもおすすめ。カキをバター炒めにして、調味料を合わせるだけなので簡単ですよ。バターの香りにオイスターソースがさらにコクをプラスしてくれます。ちょっと冒険したい日のおでんのおかずに♪

静岡のおでんは、濃口醤油をたっぷり使うのがポイントです。つゆの色も黒く濃いのが特徴。具材には黒はんぺんや牛すじが欠かせません。具にはだしの粉をかけて食べますが、こちらのレシピでは、魚粉と青のりが紹介されています。黒はんぺんは、あらかじめ油抜きをしてから串に刺すと良いでしょう。

名古屋のおでんでは、八丁味噌や砂糖を使った甘辛味が特徴です。しっかり味のおでんが食べたいときにおすすめ。味噌が具に染み込んでコクのある味わいです。具には、豚モツや焼き豆腐、大根などがよく使われますが、モツが苦手な方はこちらのレシピのように豚肉でもOK。豚バラ肉が相性ぴったりなのだそう♪

コクは欲しいけどあんまりこってりするのも苦手……という方には、青森のおでんがおすすめです。特徴は「ショウガ味噌ダレ」をかけて食べること。甘辛味の味噌にショウガを混ぜるのでさっぱりとしたアクセントになるんです。このレシピのように、煮汁には味噌を入れないので、タレの付け具合を工夫すればお好みのこっくり加減で食べられますよ♪

こっくりおでんに合わせるおかずは、全体のバランスがよくなるようにさっぱり目のおかずを合わせるのがおすすめです。おでん自体に存在感があるので、簡単なおかずをささっと合わせるだけでもOK。こちらは、鯛のお刺身やほうれん草のお浸し、優しいアクセントになりそうな甘い卵焼きを合わせています♪

こちらのおかずもさっぱり加減がバランスの良い組み合わせ。ほうれん草の白和えにキュウリとキャベツの浅漬け、納豆を組み合わせています。おでんの場合は葉物野菜が不足しがちなこともあるので、サラダや和え物などで補うのもおすすめですよ♪

炒め物でも味付けをあっさりにすれば、さっぱり食べられます。モヤシと干し桜エビを塩こしょうで炒めて、甘酢で味付けした一品。こっくりおでんの箸休めに良いでしょう。

こちらは、中華のおかずに合わせやすいコールスローのレシピです。マヨネーズやごまが入っているので、中華風おでんが思ったよりあっさり、なんてときには添えてみてください。野菜はほかの物にアレンジしてもOK。こちらは仕上げにラー油をかけましょう。

こちらは一風変わった韓国風おでんです。韓国でもオデンと呼ばれているのだそう。具材は油揚げと練り物だけで良いので簡単ですが、いつものおでんに入れる具材やトッポギをプラスしてもOKです。コチュジャンダレを付けてピリ辛風味でいただくおでんです♪

こっくりとしたコチュジャンダレには、さっぱり味のナムルなどを合わせると良いでしょう。こちらは小松菜を使ったナムル。レモンのさっぱりとしたアクセントがポイントです。電子レンジで簡単に作れますよ♪

おでんの中身が充実しているときには、無理におかずを合わせなくてもいいのです。カレーおでんには、デザートにフルーツヨーグルトなどのさっぱりと口直しができるものを用意するのもおすすめ。こちらは、お好みのフルーツにヨーグルトとハチミツがあればできる簡単レシピ♪