もう仕事したくない…仕事したくない病にかかってしまったら?
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誰しも一度は「もう仕事をしたくない」と思ったことがあるのではないでしょうか。次の日の仕事のことを考えると憂鬱になる日曜の夜、職場で嫌なことがあったとき、なんとなくめんどくさいと思ってしまうとき…。仕事をしたくないとき、どのように乗り越えて前に進んでいけば良いのかわからないという人も多いかもしれません。そこで今回は、仕事をしたくないと頻繁に考え悩んでしまっている方へ、その原因と対処法をお伝えしていきます。
PART1:仕事をしたくないときの心理とその原因
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仕事をしたくないという考えは、ただの甘えなのでしょうか?甘えだからと跳ねのけてしまうのは簡単だけど、その心理や理由を知ることで、前に進めるチャンスにもなります。特に女性は結婚・妊娠など仕事以外の事情が深くかかわってくるので、その時々で仕事への考え方も変わってくるもの。まずは「なぜいま仕事をしたくないのか?」を掘り下げて考えてみましょう。この章では、仕事をしたくない原因と解決策を「職場環境」「仕事内容」「家庭・プライベートの事情」「体調面」の4つのカテゴリー別にご紹介していきます。仕事をしたくない根本的な原因と解決策を、一緒に考えていきましょう。
仕事をしたくない原因が「職場環境」のとき
原因1:人間関係(一緒に仕事をしたくない人がいる)
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一緒に仕事をしたくない人が1人いるだけでも、職場に行きたくなくなってしまいますよね。上司・同僚・後輩・取引先の人…仕事をしていると多くの人と関わらなければいけないので、人間関係での悩みはつきものです。
⇒話しやすい上司に相談してみる
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苦手な人がいることで仕事にいきたくないと思っているのなら、話しやすい上司に相談してみてください。話すことで気持ちが楽になるかもしれませんし、上司が仕事において配慮してくれる可能性もあります。直属の上司に言いにくい時は他部署の上司や先輩でも構わないので、まずは自分の気持ちを正直に話してみましょう。
原因2:残業が多くプライベートな時間がない
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仕事内容は問題ないけれど、仕事量が多くて残業続きになると疲れてしまいますよね。特に30代・40代になると任される責任も増えてきて、残業が当たり前になってしまっているかもしれません。
⇒仕事に優先順位をつけ、できない分は分担する
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仕事を始める前に優先順位をつけ、今日はここまでやると決めましょう。計画通りに進まない時は事前に周りの人に協力してもらうなどして工夫することが大切です。それでも残業が減らない、そもそも定時で帰ると白い目で見られるという職場環境にいるという時は、転職も視野にいれる必要があります。
原因3:お給料が安い
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仕事内容のわりにお給料が安い、昇給していかないなど待遇面に不満を持っていると、仕事へのやる気が薄れてしまいます。不満を持ったまま仕事を続けていくのは辛いし、自分のためになりませんよね。
⇒転職サイトを見てみる
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お給料が安いと思っていても、他の会社と比べると実は待遇が良かったということもあります。今の仕事内容・待遇面などすべて考慮したうえで自分はどんな環境なら満足できるかを考えてみましょう。他の会社について調べることで見えてくるものがあるかもしれません。
原因4:適正に評価してもらえない
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上司からちゃんと評価してもらえていないと思うと、仕事へのモチベーションはさがってしまいます。30代・40代になると同僚との差がついてきて上司からの評価がより気になってしまうもの。仕事においてきちんと評価されることは大切なことです。
⇒上手に自分をアピールする
自分ができること・やりたいことなど上手にアピールできるようになれば、上司からの評価につながっていくのではないでしょうか。そうはいってもアピールするのは苦手…という人も多いと思います。まずは自分がアピールできること・会社に貢献できることは何か考えてみましょう。自分の強みを深めていくことで自信もつきますし、今の部署では自分の良さが活かされていないと感じるのであれば、部署異動や転職を視野に入れることもできます。
原因5:生活リズムが自分に合っていない
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仕事によって夜勤があったり、シフト制だったり、土日休みだったりと生活リズムが変わってきますよね。自分に合っていない生活リズムで働き続けることで知らず知らずのうちにストレスがたまり、もう仕事したくないと思ってしまっているのかも。
⇒どんな生活リズムが自分に合うか考える
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ずっと同じ仕事を続けていると、その生活リズムが当たり前になってしまうもの。でも最近よく眠れない、気分が落ち込むなど変化があった場合は、生活リズムがあっていない可能性もあります。生活リズムがあっていないのであれば職種を変えたり転職したり労働環境を変えた方が良い場合も。一度自分の中で条件を整理してみましょう。
原因6:満員電車での通勤が苦痛
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満員電車での通勤が嫌だと思っている人も多いのではないでしょうか。満員電車が嫌だから仕事をしたくないなんて甘えなんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、決して甘えではありません。自分が嫌だと思うことに正直になってみてください。
⇒会社の近くに引っ越しorリモートワークを検討する
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最近では会社の近くに住むと住宅手当を出してくれる会社や、リモートワークを取り入れる会社が増えてきています。満員電車がどうしても嫌だ!という人は、引っ越しやリモートワークを視野に入れて仕事を選んでみてはいかがでしょうか。
仕事をしたくない原因が「仕事内容」のとき
原因1:仕事内容に飽きた、やりがいを感じなくなった
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会社に入ったばかりの頃は初めてのことばかりで刺激がたくさんあったけど、30代・40代と歳を重ねるにつれ仕事に慣れきってしまって、仕事がつまらなく感じてしまうときもあるのではないでしょうか。仕事がつまらない、めんどくさいと感じると仕事をしたくないという気持ちにつながっていきます。
⇒他部署への異動を考える
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会社の社風・条件には満足しているけど、仕事がつまらないという人は他部署への異動を検討してみてはいかがでしょうか。仕事内容を変えることで新鮮な気持ちになれ、仕事をしたくないという気持ちが薄れるかもしれません。
原因2:仕事内容が自分に合っていない
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仕事内容が合っていないと、力が十分に発揮できなくてモヤモヤとしてしまうかもしれません。例えば人と話すのが苦手な人が接客をしていたり、人と話す人が好きな人が黙々と1人でやる仕事をしていたり。苦手なことを克服しようと思っても、なかなかうまくいかないものです。
⇒仕事で何をしているときが楽しいか考えてみる
自分にどんな仕事があっているのか見つけるのは、簡単ではありません。まずは今の仕事でどんな時が楽しいと思うか考えてみましょう。そこから自分に合いそうな職種を探したり、今の仕事で得意な分野を伸ばしたりしてみてください。苦手を克服するのではなく得意を伸ばすことで前に進めるはずです。
原因3:やりたいことが他にある
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本当は他にやりたいことがある場合、今の仕事に身が入らなくて仕事をしたくないという気持ちになっているのかもしれません。でも、やりたいことを一本でやっていく勇気もなくてモヤモヤ…。
⇒まずは趣味程度に実際にやりたいことをやってみる
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仕事を辞める勇気がないという時は、まずは趣味や副業でやりたいことをやってみてはいかがでしょうか。実際にやってみて気付くことがたくさんあるはずです。副業が禁止されている場合はやりたいことに関する勉強をするなど、とにかく目標に向かって行動してみてくださいね。
仕事をしたくない原因が「家庭・プライベートの事情」のとき
原因1:仕事以外の悩みで頭がいっぱい
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仕事以外の悩みで頭がいっぱいになっていませんか?そういうときは仕事に身が入らなくてミスが多くなり、悪循環に。その悪循環で仕事をしたくない、仕事にいきたくないと思ってしまっているのかもしれません。
⇒休んで頭を整理する
頭がいっぱいになって無気力になっている時は、たくさん休むことをおすすめします。仕事をしたくない日は、無理してしなくてもいいんです。大変な時は思いっきり自分を甘やかしましょう。心が回復したら、仕事に対しても前向きになれるかもしれません。
原因2:子供とずっと一緒に居たい、職場復帰したくない
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産休・育休が明けていざ職場復帰となったとき、ずっと子供と一緒にいたいと思う女性も多いのではないでしょうか。保育園に預ける不安、子供といる時間が減るさみしさなど復帰前の女性は働き方について考えることがたくさんありますよね。
⇒復帰したときのメリット・デメリットを考える
不安な要素があると仕事をしたくないという気持ちに繋がってしまいます。復帰した時のメリット・デメリットをあげ、自分にとって大切なことは何かを掘り下げて考えてみましょう。周りの友達は働きながら子育てもしているから…などと周りに流されて決断すると後悔してしまいます。納得したうえで復帰すれば、仕事に対しても前向きになれるはずです。
原因3:家事育児との両立が難しい
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結婚すると家事や育児などやることがたくさん増えて、仕事も家事も完璧にしようと思うとパンクしてしまいますよね。特に何でも完璧にやりたいと思っている人は、家のことを完璧にしたいから仕事をしたくないと思っているのかもしれません。
⇒家族に相談・協力を求める
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何でも1人でやろうとしているから、疲れてしまうのかもしれません。夫や母親など身近な家族に相談してみましょう。家族で話し合うことで協力が得られるかもしれませんし、無理して仕事をせずに家庭に専念した方が良いとなるかもしれません。自分がどうしたいかということをしっかり伝えるようにしましょう。
仕事をしたくない原因が「体調面(病気など)」のとき
原因1:うつ状態になっている
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疲れやストレスから自律神経が乱れて、うつ状態になって仕事をしたくないとマイナスに捉えてしまっている可能性もあります。最近寝つきが悪い、ボーっとする、何をしても楽しくないなど気持ちが落ち込んでいる人は要注意です。
⇒専門医に相談する
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心の状態が良くない、身体に不調がでているなど異変を感じたら、カウンセラーやお医者さんなど専門医に見てもらってください。自分で勝手に判断して放っておくのは危険です。仕事よりもまずは自分の身体を1番に考えてあげてくださいね。
原因2:休んでも疲れがとれない
ちゃんと寝ているのに疲れが取れない、仕事するとすぐに疲れてしまう…。疲れが取れずに仕事を続けていると、もう仕事をしたくないと思ってしまいますよね。
⇒程よく手を抜く
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すべてに全力の頑張り屋さんは、常に気を張っているので疲れが溜まってしまいます。手を抜くというと悪いことのように思えますが、仕事のパフォーマンスを上げるためにも大切なこと。どれだけ休んでも疲れが取れないという人は、力の抜きどころを覚えると良いかもしれません。
原因3:体力的に辛くなってきた
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残業が続いたり、肉体労働が続いたりすると体力がもたなくて疲れてしまいますよね。体力的に辛いと感じると、仕事自体が嫌になってしまいます。疲労が溜まって病気になってしまう可能性もあるので要注意です。
⇒続けられる”運動”を日常に取り入れる
体力作りに運動は欠かせません。いつもよりちょっと多く歩く、早く歩く、ストレッチをするなど続けられそうな運動を取り入れてみましょう。どんな仕事も体力があるに越したことはありません。自分なりの体力作りを続けてみてくださいね。
PART2:それでも「仕事をしたくない」気持ちが消えないときは…?
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仕事をしたくないときの心理と対処法をお伝えしましたが、それでもまだ仕事をしたくないと思っている方へ。より具体的な対処法をこの章ではお伝えしていきます。
人生設計をする
将来どうなっていたいかはっきりさせる
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仕事をしたくないと思ってしまうのは、「自分がどうなりたいか」がはっきりしていないからかもしれません。仕事面だけでなく、結婚したいのか、子供は何人ほしいのか、より具体的に掘り下げて考えることで、どうやって仕事をしていくべきかも見えてきます。
将来のために今できることを考える
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将来の目標が見えてきたら、そのためにできることを考えていきましょう。例えば趣味のイラストを仕事にしたい、イラストレーターになりたいという目標があったとします。その場合、今できることは毎日絵をかく・SNSにイラストをアップするなど具体的に考えられるのではないでしょうか。今の自分に何ができるのかを考えてみてください。
目標に向かって行動する
具体的なやるべきことが見えてきたら、あとはそれをコツコツと行動に移すのみ。少しずつ行動に移すことで、目標に近づけるはず。目標に向かって頑張れるようになったら、仕事したくないと考えている暇もなくなるかもしれません。
「自己肯定感」をもつ
信頼できる人に相談する
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信頼できる人に、仕事をしたくないという気持ちを相談してみてください。きっと前向きな言葉が返ってくるはずです。自分では気付かない視点を貰えるかもしれないですし、人に話すことで自信をつけることもできます。
自己分析する
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自分のことをちゃんと理解できていないと、自己肯定感が低くなってしまいます。そうすると「自分がどうしたいか」ではなく「他人にどう思われるか」で判断してしまうことが増えてしまいます。まずは自分とじっくり向き合い、良い部分も悪い部分もしっかり見てあげましょう。
そのままの自分を受け入れる
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自己分析ができたら、ありのままの自分を受け入れてあげましょう。そうすることで他人にふりまわされず、自分が納得できる答えを出すことができます。例えば、結婚したから仕事をしたくないと思っているのに、周りがみんな働いているからという理由で無理して仕事を続けてしまったら、心で思っていることと体の反応が違うので、病気になってしまうかもしれません。他人軸ではなく自分軸で考えるよう、自己肯定感を高めていきましょう。
しっかり休む
規則正しい生活をする
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「休む」といってもそんな時間がないという人は多いかもしれません。まずは早く寝て早く起きる、しっかりご飯を食べるなどできそうなことから始めてみてください。規則正しく生活することで、心も身体も本来の状態に戻っていきます。仕事したくないという気持ちも薄れていくかもしれません。
長期休暇をとる
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どうしても仕事をしたくない、このままだと病気になってしまいそう…と追い込まれている状態なら、思い切って仕事を長期で休むことをおすすめします。休めば心も身体も回復して、また仕事ができるようになるかもしれません。休むのは勇気がいることですが、感情に任せて会社を辞めて後悔する前に、ゆっくり考える時間を取ってみてはどうでしょうか。
仕事をやめて休む期間をつくる
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会社に在籍したまま休んでも、会社のことが気になって本当の意味で休めないという人は多いはず。何をしてもやっぱり仕事をしたくないという人は、思い切って仕事をやめて休む期間を作るのも良いかもしれません。いろんなことを忘れて、しっかり休みましょう。自分の気持ちをコントロールするのは難しいもの。でもきちんと休めば、自然とまた仕事へのやる気もでてくるのではないでしょうか。
転職する
まずは社内での異動から
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明確にやりたいことが決まっていないという人は、転職する前に、まずは社内での異動を検討してみてください。同じ会社でも部署によって環境がまったく違うこともあります。異動してみてそれでも仕事をしたくない、転職したいと思ったら転職を検討しても遅くはありません。後悔のない選択をしてくださいね。
副業に挑戦する
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転職という選択をする前に、副業でやりたいことをやるというのも1つの手です。やりたいと思っていたことも、実際にやってみるとイメージと違ったとなるかもしれませんし、もっと本格的にやりたいと思うかもしれません。挑戦したいことがあって、それができないから仕事がしたくないという気持ちになっている方には副業をおすすめします。
転職活動する
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考えているだけでは何も変わりません。実際に転職サイトに登録する、面接を受けるなど転職活動を実際にすることでわかることがきっとあるはず。今の会社を辞める・辞めないの判断もそれからでも遅くはありません。いろいろ試してみたけどやっぱり仕事をしたくない、環境を変えたいと思った人は転職活動を始めてみましょう。
仕事したくないときは、無理しなくていい
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「仕事したくない」という気持ちをどう処理して前に進んでいけばよいか、いくつかのパターンで対処法をお伝えしました。いかがだったでしょうか。仕事したくないときは、無理せず自分の気持ちに素直になってください。今回お伝えした対処法やアドバイスの中から、できそうなものをとにかく実践してみてくださいね。大事なのは他人ではなく自分で決めて、納得して前に進むこと。たとえ時間がかかったとしても、自信をもって前に進めるきっかけになってくれたら嬉しいです。