なにごとにも全力な頑張り屋さん
知らず知らずのうちに頑張り過ぎてしまう
大きな仕事が終わった後、ホームパーティーが終わった後、なんだか調子が悪いことはありませんか? 頑張り屋さんは、自分が頑張り屋さんだと気づいていない場合がほとんどです。頑張りすぎていることに気づけず、知らず知らずのうちに疲れを溜め込んでしまいます。
まずは、自分が頑張り屋さんだと認識するところから始めましょう。
頑張り過ぎてしまう人の特徴
真面目
頑張り屋さんは、勤勉で努力家、真面目な性格の人が多いです。真面目に仕事をするので、信頼され多くの仕事を任されることでしょう。頼りにされる人柄から、「NO」と言えず自分を追い詰めてしまうこともあります。
完璧主義者
完璧にこなしたい、妥協したくないのも特徴です。家事でも仕事でも完璧にこなしたいので、ついつい頑張りすぎてしまいます。限られた時間の中で全てを頑張ることは難しいですよね。完璧にできない時は、できなかった自分を責めてしまいます。
人に頼れない
頼りにされ続けてきた頑張り屋さんは、その期待を裏切ることができません。自分だけが辛いんじゃないと思ったり、人からの評価が下がるのを恐れて、助けを求められない、弱音を吐けません。
自己評価が低い
頑張り屋さんの特徴として、自己評価が低いことが挙げまれます。人に評価されたり、褒められたい願望が強いため、人より頑張ろうとします。中には、コンプレックスを抱えている人も。コンプレックスを払拭するために、頑張りすぎてしまうのです。
負けず嫌い
頑張り屋さんは、プライドが高い傾向があります。できない自分を認めたくない、負けるのがきらいな負けず嫌いタイプです。さらに、我慢強さも持ち合わせているので、辛い状況でも我慢して頑張ろうとしてしまうのです。
心をラクにするために気をつける7つのこと
1.こうあるべきと決めつけない
こうあるべきと型を作ってしまうと、「これはしていけない」と自分で自分の行動を制限して、結果的に苦しくなってしまいます。こうあるべき、我慢すべき、頑張るべきと決めずに、人に頼ったり、時には息抜きしたり、時には自分を甘やかしましょう。
2.完璧にこなそうとしない
あれもこれも完璧にこなそうとすると、どこかで歪みが生まれてしまいます。仕事で手抜きをしてミスをするのは避けたいですが、手を抜けるところは手を抜いても責められることではありません。
今日の夕飯はレトルトで、休日は外食しようかな、など。頑張り屋さんは、たまに手を抜くくらいがちょうどいいのです。
3.相手に求めすぎない
頑張り屋さんは、人にも自分にも厳しさ持っています。相手に助けを求めるのはいいですが、相手に自分と同じ完璧さを求めてはいけません。
相手に求めることは、同時に自分にも求めることになります。相手に求めすぎないことで、自分にも優しくしましょう。
4.人と自分は違うことを認める
他の人ができているのだから、自分もできないとおかしい……と思っていると、どんどん辛くなっていきます。
能力やキャパシティは、ひとそれぞれ違うと認めることで、気持ちがラクになります。人と比べてがんばるのではなく、自分の心や体調に耳を傾けてみましょう。
5.合格ラインのハードルを下げる
なんでもかんでも頑張っている人は、合格ラインのハードルを下げてみましょう。掃除は週1回できればいい、夕飯のメニューは全て手作りじゃなくてもいい、たまにはご褒美ランチをしてもいい。合格ラインを決めているのは他の誰でもなく自分です。
6.ラクすることは悪いことじゃないと思う
とは言え、他の人が頑張っているのに、自分だけラクできない……と思うかもしれません。ラクすることに悪いイメージを持っているのなら、そのイメージを払拭する必要があります。
ラクすることで手に入れられるメリットはなんでしょう。心に余裕が生まれ家族に優しくできる。自分のおしゃれのために時間を使える。ラクをすることで、なれる自分の姿をイメージしてみましょう。
7.自分の非を受け入れる
誰もが完璧ではないので、時には間違うこともあります。それを許せずにいることは、自分のことも許せません。
難しいことかもしれませんが、自分に非があれば受け入れることも大事です。自分の非を認めることで、相手の非も受け入れられるようになります。
最後に
頑張り屋さんは、自分が頑張り屋さんだと認識して、意識的に頑張りすぎないように気をつける必要があります。自分にとって大事なことは、そう多くはありません。1番大事なことだけ頑張っていれば、他のことはほどほどでもいいのではないでしょうか。時には手を休めて、頑張らない時間を作ることで、心と体にゆとりを取り戻しましょう。
頼まれたらあれもこれも引き受けて、常に全力疾走の頑張り屋さん。誰かのためと思ってついつい頑張りすぎてはいませんか? 適度に手を抜ける人なら大丈夫ですが、いつも全力で頑張っていると、体と心に余裕がなくなってしまいます。