他人の態度を気にするのは、悪いことじゃない
他人の態度を気にしてしまう3つの理由
1.“思い込み”に支配されている
でも実はあなたが感じていることは“思い込み”の可能性が高いです。相手には相手の時間軸があり、相手の今の状況を100%理解することは不可能です。メールが返ってこないのはただ忙しいだけかもしれないし、体調を崩したのかもしれない。いろんな可能性があるので考えるだけ時間が無駄です。そのような状態のときは、あなたが「思い込みに支配されているんだ」ということを理解することが大切です。
2.自分の気持ちより、他人の気持ちを優先している
常に相手の立場に立って考えられる人は、やさしく周りに好かれる人です。相手の立場に立って考えるのは良いことですが、自分の気持ちに蓋をして相手の気持ちばかり優先していたら、どんどん自分のしたいことや本音がわからなくなってしまいます。
さらにそうやって相手に接し続けていると、相手はどんどんわがままになってしまうことも。常に相手との関係の中に自分がいるので、相手の態度が気になって本来の自分で生きられなくなってしまうのです。
3.相手の言葉を真に受けすぎている
相手の言葉をそのまま受け取ってしまうと、相手のペースに巻き込まれて本来の自分の気持ちがわからなくなってしまいます。相手の感情が入ってきてしまうので、相手の態度が気になってしまう原因の1つでもあります。
例えば「〇〇さんって冷たいよね」と何気ない会話で同僚に言われたら、あなたはどう思いますか?確かに私って冷たいのかも、なんでそんなこと思ったんだろう…とぐるぐると考えてしまうのではないでしょうか。相手の言葉を真に受けてしまうと、相手の言葉や態度次第で一喜一憂して疲れてしまいますよね。
“堂々とした心で生きる”ためにできる7つのこと
1.人の気持ちはわからないと考えてみる
“気持ち”というのは、常に変化していくもの。人の気持ちを理解しようとするのは素敵なことですが、「人の気持ちはわからない」と考えてみましょう。例えば仕事でイライラしている上司がいて、どうしてイライラしてるんだろう…と考えても、その答えは考えても出せません。仕事のことではなく家庭のことでイライラしているかもしれないし、体調が悪いのかもしれない。答えがないものをずっと考えていても時間がもったいないですよね。
常に相手の気持ちを考えてしまう人は、相手の気持ちを考えそうになったら、「人の気持ちはわからない」と考えてみてください。答えのない相手の気持ちをずっと考えるのをやめられるのではないでしょうか?
2.人の言うことを真に受けなくていい
人の言葉をそのまま受け取ってしまうと、相手の感情が自分に入ってきてずっともやもやしてしまう時はありませんか?相手が本心で話していなかったり、気分によって言うことが変わったりすることもしばしば。相手と自分を一緒に考えてしまうと自分がよくわからなくなって疲れてしまいます。
相手には相手の考えがあって、それはあなたの考えとは違います。受け入れられないと直感的に思ったときは、無理して受け入れなくていいんです。相手の言葉に違和感を感じたときは、立ち止まって「本当にそうかな?」と疑ってみましょう。
3.“本音”で生きる
あなたは普段、どのくらい本音で生きていますか?他人の態度ばかり気にしていると本音が言えなくなって、本音を言わないことが普通になります。気が付いたら自分の本音すらわからなくなってしまうことも。NOが言えなくて周りの都合のいいように使われるのは嫌ですよね。
本音をちゃんと言えるようになると、相手の自分への態度も変わります。例えば仕事で「これやっておいて」と上司に頼まれたとき、「忙しくてできない、でも断ったら怒られるかな…」と思ったとします。本音は「忙しいからやりたくない」なので、はっきりとそのことを伝えてみましょう。すると上司もあなたの状況を理解して、違う人に仕事を頼むでしょう。
「そんなわがままなこと言えない…」と思う人もいるかもしれませんが、「わがまま」と「本音」は違います。「わがまま」は相手に求めることで、「本音」は自分が主体となっていることです。普段から自分の本音に耳を傾ける癖をつけると、いざという時に自分の気持ちに素直になれますよ。
「~は違う」などと否定から入ると、相手も良い気持ちはしないですよね。本音を伝える時は、相手の意見を受け入れてから「私は~したい」と前向きに伝えるとスムーズに伝えられますよ。
4.“思い込み”は逆にして考える
他人の態度を気にしてしまう原因に“思い込み”がありました。相手への思い込みだけでなく、自分への思い込みもあります。
例えば「私は人の目を気にしておどおどしてしまう」と思っていたとします。それは他人から植え付けられた思い込みかもしれません。「意外と私、しっかりしている」などと逆のことを心の中で唱えてみましょう。不思議と気持ちが明るくなりませんか?「意外と~」を使って、悪い思い込みとは逆のことを自分の中で言ってみる。それを続けると思い込みに支配されず、自由に堂々とした心で生きることができます。
5.堂々とした人のまねをする
「堂々としている人」とはどんな人でしょうか?自信があり常にポジティブで、行動力がある人。誰でもいいので、あなたの周りに堂々として輝いている人がいないか探してみましょう。
堂々とした人が見つかったら、その人だったらどう行動するか?を考えてみて下さい。堂々とした人のまねをすることで無駄なものを捨てることができ、本来の自分になることができます。
6.“ささいな違和感”を大切にする
「なんだか違う」と思っても、相手に合わせたり周りに流されたりしてやってしまうことはありませんか?例えば、行きたくない飲み会に行って後悔したり、思ってもいないのに相手にあわせて悪口を言ってしまったり。そのようなささいな「違和感」を見逃して無かったことにしてしまうと、どんどん自分がすり減ってしまいます。
「違う」と直感的に思ったことは、自分の気持ちに素直になって行動しましょう。その時は気まずくなるかもしれませんが、きっとすぐに忘れてしまいます。ささいな違和感を見逃さないこと。あなたがあなたの人生を堂々と生きるためにとても大切なことです。
7.「〜しないと」ではなく「〜したい」と思えることをする
「この仕事を終わらせないと」、「家事をしないと」、「たまには運動をしないと」などと考えてしまう時は、自然と自分を追い詰めてしまっています。日々の生活の中で、たしかにやらないといけないことは沢山あります。でもよくよく考えてみると、周りの人に協力してもらったり、明日やればいいことばかりかもしれない。他人の態度を気にしたり周りに流されたりして「〜しないと」と考えていることがたくさんあると思います。
「やらないといけない」という考えを1度無くして、自分が「したい」と思えることをしましょう。今絶対にやらないといけないことって意外と少ないんです。自分がしたいと思うことをやっていけば、周りとの比較で考えることがなくなります。自分の気持ちに素直になってみてくださいね。
なるべく何も考えずにささっと終わらせて、「したい」と思えることをしましょう。
「したい」ことが増えれば、「やらないといけない」ことも前向きにできるようになりますよ。
「メールが返ってこないけど、何か変なこと言ったかな?」「イライラしているのは私のせいかな…」などと他人の態度を見て不安になることはありませんか?考え始めるとどんどんそのことばかりが気になって、考えるのをやめようと思っても、そのことに支配されてしまいます。