さぁ、あなただけの特別な一日のはじまりはじまり。

いつも充実した予定に追われる人ほど、そんな状況に戸惑いを感じることもあるかもしれません。
でもこんな一日は、心の余裕を取り戻す大切なひととき。
手間や時間をかけることを大切にするのではなく、ただひたすら「自分の心をやさしく満たす」ことにフォーカスしたひととき。それはたとえわずかな時間でも、気持ちを充実させ、瑞々しく潤わせてくれるはずです。
さぁ、あなただけの特別な時間をはじめましょう。
ちょっと心に贅沢を。「やさしい家時間」20のアイデア
1.家中の窓を、全部開けてみる

2.ひなたぼっこをしてみる
ベランダや、窓から差し込む日差しを存分に浴びて、ひなたぼっこはいかがでしょう?

あたたかさに心ほどけるのはもちろんのこと、日光を浴びることで“幸せホルモン”とも呼ばれる「セロトニン」が分泌されるので、体の内側からも満たされた気分を感じられるのです。
朝の15分程度、お日さまからパワーをもらって幸せ気分をチャージすれば、残りの時間もゆったり気分で過ごせるはず。
3.いつもの普段着に、アイロンをかけてみる

いつもはそのまま着ているTシャツやパンツに、アイロンをかけてみる。それだけで、いつものカジュアルな装いが違う表情を見せてくれるはず。
新たな着こなしを発見するチャンスにも恵まれるかもしれません。
4.気持ちいい風が吹く日、カーテンを洗ってみる
窓辺から吹き込む南風が気持ちいい日には、カーテンを洗濯するのがオススメ。
いい香りの洗剤やリネンウォーターを使って洗い上がったカーテンは、軽く脱水したらカーテンレールに戻して。家の中に心地よい香りを漂わせながら、自然に乾いてくれます。
香りとともに洗いざらしのカーテンを通る空気の心地よさも感じながら、思わず深呼吸したくなるひとときを・・・。
5.いつもより手の込んだサンドイッチを作ってみる
6.冷凍庫のストックを活用して、ご飯を作ってみる
7.じっくり玉ねぎを炒めて、いつもより丁寧にカレーを作ってみる

「飴色になるまで玉ねぎを炒めて・・・」と言われても、忙しい毎日ではそんなのなかなか難しい!だからこそ、ぽっかり空いた休日は、じっくり丁寧にカレー作りに熱中してみませんか?
手軽なカレールーを使ったいつもの一皿も、じっくり玉ねぎを炒めるだけでより深い味わいに。
大好きな音楽をかけながら、ただひたすら玉ねぎと向き合うひと時・・・思いの外充実感に満たされますよ。
8.自家製ミートソースを手作り。たっぷりストックしておく
9.ベランダで食事をしてみる

お天気がいい日は、いつものダイニングテーブルではなく、ベランダでお食事すると気分がガラリと変わります。
アウトドアチェアなんかなくても大丈夫。いつものイスを持ち出して、お食事をワンプレートに盛り付けたら、いただきます!もちろん、テイクアウトメニューだって◎ より手軽に、コーヒーや紅茶一杯でもいいですね。
ベランダがないという方は、陽の光が差し込む窓を開けて、その窓の方に向き合うように食事をセットすると、ベランダ感覚を楽しめます。
空を見上げながら風と光を感じながら、じっくりと味わってみてください*
10.テーブルクロスをかけてみる
11.小さな模様替えをしてみる
12.いつもと違う散歩道を歩いてみる
13.写真を1枚、新しく飾ってみる
14.香りのよい花を、一輪飾ってみる
春は香り高いお花が多い季節。近くの花屋さんでクンクンと香りを確かめながら、一輪選んでみませんか?
たった一本飾るだけでも、間もなくお部屋が自然の心地よい香りで満たされるはず。
さりげないのに確実に春が来ていると実感できるほどの存在感は、あなたをきっと驚かせてくれるはずです。
15.懐かしいCDを流してみる
16.コーヒーの飲み比べをしてみる

難しく考えず、インスタントコーヒー同士を飲み比べたってOK。珈琲豆やブランドにまつわるいろんなうんちくを調べながら、ちょっと自由研究のような要素をプラスしても◎
何となく飲んでいたコーヒーとも、ちょっとだけ仲良くなれるチャンスになりそうです。
(画像:筆者提供)
17.自分の心の声に耳を澄ませてみる

「じっくり自分について考えてみたいなぁ」「目標を決めてみたいなぁ」と思いながら、なかなかそのチャンスに恵まれないままにいるなら。時間がたっぷりある今こそ、のんびり自分の心の声に耳を澄ませるチャンスです。
シンプルに日記やウィッシュリストを作ってみるのはもちろん、自分の「WANT」に気づくためのノート術や、モヤモヤを手放すためのノート術などを取り入れてみても気持ちがスッキリしそうです。
自分の心を深堀するための専用ノートを活用しても・・*
18.手元にある本を改めて読んでみる
19.手紙を1通書いてみる
なかなか人に会えない今だからこそ、ご無沙汰しているお相手にお手紙を書くのも素敵な過ごし方。
かしこまった用事がなくても、「元気?」の一言だけであなたがお相手を思っている気持ちが届くはずです。
あるいは、今日その瞬間の気持ちや覚えておきたい素敵な言葉などを自分宛てに便箋に綴ってみるのもいいですね。
たった数日前の出来事も、改めて思い出そうとすると、「あれ?何してたっけ?何を食べたっけ?」と意外と思い出せないもの。だからこそ、数日後の自分に向けて切手を貼ってポストに投函!ちょっと過去の自分から届く、小さなタイムカプセルのようです。
20.ただひたすら、「何もしない」をしてみる
「何もせずに一日が終わってしまった・・・」と後悔や罪悪感を抱くのは、なんとなく過ごしてしまうから。逆に、「今日は徹底的に何もしないで過ごすぞ!」と設定した上で過ごしてみると、後ろめたさもなく心からリラックスできるひとときになるはず。
たまに物思いに耽ってみたり、知らぬ間に昼寝していた自分に気づいて「意外と疲れていたんだなぁ」と気づいてみたり。心と頭をクールダウンして余白を作るのも、時間がぽっかり空いたときにしかできないとっておきの過ごし方です。
おしまいに・・・

少し霞がかった青空を飛ぶ、鳥の鳴き声。
心が自然にほどけていくような朝。
予定がないそんな一日くらいは、いつもの「あれもこれもやらなきゃいけない」という気持ちを手放して。
予定がぽっかり空いた一日は神様からのギフトだと思って、やさしい家時間を過ごしてみてはいかがでしょう?
寒い冬の間締め切ることの多かった窓も、思い切ってすべて開け放してみましょう。
この時期花粉が気になる、と気が引ける場合は、窓を開けるのを10cm程度の細めにして、網戸+レース等薄めのカーテンを引いてみて。
いつもと何も変わらない家の中も、空気が入れ替わるだけでそれまでと違った空間に感じられるほどリフレッシュされるから不思議です。