そのモヤモヤ、ノート術で解決しましょう!
モヤモヤとした思考や感情は、自分の内側にあるのにもかかわらず、つかみどころのないものです。そういった実体のないものには、言語化して取り扱いやすくするステップが必要になります。
そこで役立つのが、「心が整うノート術」なのです。
そこで役立つのが、「心が整うノート術」なのです。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
「ブレインダンプ」で感情や思考の棚卸しをする
「ブレインダンプ」とは、頭の中にある思考や感情を、すべて出しきってしまう方法です。
複雑に絡み合った抽象的な概念に、具体的な言葉を割りふって、扱いやすくします。そうして紙にいったん預けることで、頭を空っぽにすることができ、明晰な判断ができるようになるのです。
複雑に絡み合った抽象的な概念に、具体的な言葉を割りふって、扱いやすくします。そうして紙にいったん預けることで、頭を空っぽにすることができ、明晰な判断ができるようになるのです。
箇条書きや短文で、思いつくままに書く
出典:unsplash.com
「ブレインダンプ」は、思いつくままに書くノート術です。きれいな字で書こう、上手な文章を書こうとしなくても構いません。
むしろ、殴り書きや走り書きになってでも、頭の中を全部棚卸しすることが大切です。ここでは、箇条書きや短文で簡潔に記すことに重きを置きます。
むしろ、殴り書きや走り書きになってでも、頭の中を全部棚卸しすることが大切です。ここでは、箇条書きや短文で簡潔に記すことに重きを置きます。
書く手が止まったら、リスティクルを活用する
出典:unsplash.com
思いつくままに書くといっても、途中で手が止まることもあります。そんなときは、リスティクルをヒントにするとよいでしょう。
リスティクルとは、「仕事場で感じているストレス10個」「誰かに聞いてほしい10のぼやき」というようなタイトルに対し、リスト化する方法です。
リスティクルとは、「仕事場で感じているストレス10個」「誰かに聞いてほしい10のぼやき」というようなタイトルに対し、リスト化する方法です。
グルーピングで、思考の断片を整理する
出典:unsplash.com
「ブレインダンプ」で棚卸しされた思考や感情は、そのままでは単なる断片でしかありません。これらを、今すぐできることとできないこと、自分で変えられることと変えられないこと、というようにグルーピングします。
そうやって整理することで、問題の本質が見えてきたり、実際に行動に移す手助けになったりするのです。
そうやって整理することで、問題の本質が見えてきたり、実際に行動に移す手助けになったりするのです。
「ジャーナリング」で心を浄化する
「ジャーナリング」は、ブレインダンプと同様に、頭の中にある思考や感情を書き出す方法です。
その特徴は、テーマを決め、一定時間書き続けることにあります。ふだんは気付かないような、深い意識に隠れた“しこり”を見つけて解決することで、心を浄化するのです。
その特徴は、テーマを決め、一定時間書き続けることにあります。ふだんは気付かないような、深い意識に隠れた“しこり”を見つけて解決することで、心を浄化するのです。
解決したいテーマを決める
出典:unsplash.com
「ジャーナリング」では、初めにテーマを決めます。あなたが今困っていること、悩んでいること、解決したいことは何でしょうか。
もし明確なテーマを掲げられなくても、ジャーナリングを進めていけば、「何が問題なのか」「何が原因なのか」「どうすればいいのか」はおのずと見えてきます。
もし明確なテーマを掲げられなくても、ジャーナリングを進めていけば、「何が問題なのか」「何が原因なのか」「どうすればいいのか」はおのずと見えてきます。
一定時間書き続ける
「ジャーナリング」は、時間を決めてひたすら書き続けるという方法です。
慣れないうちは、3分間や5分間といった短時間で実践するとよいでしょう。その時間内は、テーマに関する思考を深く掘り下げることに集中します。
慣れないうちは、3分間や5分間といった短時間で実践するとよいでしょう。その時間内は、テーマに関する思考を深く掘り下げることに集中します。
書いた内容を振り返る
「ジャーナリング」が終わったら、振り返りの時間を設けます。自分でも気づかなかった本心だったり、意外なところに課題が見つかったりするかもしれません。
ただ単にモヤモヤとしていた時とは異なり、「これが原因だったんだ」「これがわたしの望みだったんだ」というように深い納得と癒しが得られるはずです。
ただ単にモヤモヤとしていた時とは異なり、「これが原因だったんだ」「これがわたしの望みだったんだ」というように深い納得と癒しが得られるはずです。
「マンダラノート」でワクワクする思考を広げる
「マンダラノート」は、ひとつのテーマにつき3×3個のマス目を埋め、そこからさらに8個の要素を展開していく方法です。
ネガティブな思考の整理は「ブレインダンプ」や「ジャーナリング」に任せて、ここではワクワクする思考を広げていきましょう。頭の中をいったんリセットしたら、健全な思考で満たしていくのが賢明です。
ネガティブな思考の整理は「ブレインダンプ」や「ジャーナリング」に任せて、ここではワクワクする思考を広げていきましょう。頭の中をいったんリセットしたら、健全な思考で満たしていくのが賢明です。
3×3個のマス目を9セット作る
「マンダラノート」では、3×3個のマス目を9セット作ります。見やすいように、ノートいっぱいにマス目をとるとよいでしょう。ワクワクする思考が膨らみやすくなります。
マス目の中央にテーマを書く
出典:unsplash.com
まんなかの3×3個のマス目からスタートします。中央のマス目に、あなたがワクワクするようなテーマを書き込みましょう。自分はどうありたいのか、どんな暮らしがしたいのか、叶えたい夢や目標など、何でもかまいません。
残りの8つのマス目に要素を書く
出典:unsplash.com
残りの8つのマス目には、ワクワクするテーマに対し、実践すること、挑戦したいこと、守りたいことなどの要素を書き込みます。「シンプルな暮らしがしたい」のであれば、「モノを減らす」「本当に大切なもの」「ムダな行動をなくす」というように。
8つの要素をそれぞれ展開する
まんなかの3×3個のマス目が埋まったら、8つの要素をさらに展開します。大きなテーマから、具体的なテーマに分解し、さらに細分化した要素へと落とし込んでいくイメージです。
先ほどの例の「モノを減らす」なら、「一日一捨」「私服を制服化する」「代用できるものは代用する」というように。
先ほどの例の「モノを減らす」なら、「一日一捨」「私服を制服化する」「代用できるものは代用する」というように。
3つのノート術で心を整えて*
ストレスや負の感情といった、心のモヤモヤを解決する3つのノート術をご紹介しました。
つかみどころのない思考や感情に言葉を割りふり、取り扱いやすくする。そうすることで、自分がどうするべきかが見えてくる。
そんな「心を整えるノート術」で、あなたもモヤモヤをスッキリさせてくださいね。
つかみどころのない思考や感情に言葉を割りふり、取り扱いやすくする。そうすることで、自分がどうするべきかが見えてくる。
そんな「心を整えるノート術」で、あなたもモヤモヤをスッキリさせてくださいね。