書くのはたった1言でもいい。届けたいのは、気持ちと小さなサプライズ*
・・・と言うと、なんだか見構えてしまいそうですが、特に用件なんていりません。
「用事はないんだけど、どうしているかなと思って・・・」「あなたが好きそうなお店があったよ」
それでも、やっぱり照れくさい・・・。そんなあなたにオススメしたいのが、簡単なひと手間加えたお手紙アイディア。
受け取るだけで嬉しい小さなサプライズを閉じ込めたお手紙なら、たとえ書かれているのが文章とも言えない些細な一言だけでも大丈夫。
「かわいいものがあった」「久しぶりに話したくなった」、そんな気持ちを口実にして。
これからご紹介する“お手紙のアイディアレシピ”を味方につけて、相手のポストにふらりとお邪魔してみましょう。
《アイディアレシピ1》封を開けた瞬間に漂う『香り』
封筒を開けた瞬間にフワリと漂ういい香り、それだけで、あなたからのお手紙は心に残るものになるはずです。
・「エッセンシャルオイル」のスプレーを使って
好きな香りのフレグランスなどがあれば、便箋やカードに、その仄かな香りを添えてみてはいかがでしょう。
香り付けは、女性らしい印象を与える、素敵な気遣いになりますよ。
・「ドライハーブ/ドライフラワー」を添えて
より優しく、自然な香りがお好みなら、「ラベンダーを1本」「ミントの葉を1枚」「ローズマリーを1枝」など、お好みのドライハーブを便箋の間に挟んで同封して。
嫌味もなく、爽快な香りで、スッキリとした気分をプレゼントできます。
《アイディアレシピ2》ちょっと楽しい『おまけ』をしのばせる
旅行やちょっとしたお出かけの時に「あ、あの子が好きそう」「誰かにシェアしたくて」・・・そんなちょっとした可愛いものが手に入ったなら、その気持ちをそのままお手紙に、小さなおまけとして同封してみましょう。
気負わせることのないプチギフトは、毎日にさりげない幸せを運んでくれるはずです。
・忙しそうなあの人に*「ティーバッグ・コーヒーのドリップバッグ」
・なかなか会えていない友人に* 約束がたのしい「ショップカード」
たとえば友人のバースデーメッセージ。「このお店でお祝いしよう!」と、メッセージにショップカードを添えてみてはいかがですか?
ちょっとした休日などで素敵なお店を見つけたなら、ショップカードを1枚余計にいただくようにしましょう。
もちろんバースデーメッセージに限らず、「あなた好みの素敵なお店を見つけたよ」と一言書いたショップカードを添えて、なにげないお手紙を送るだけでも、嬉しいお便りに。
むしろそのさりげなさこそ、大人のコミュニケーション術を感じさせてくれますよね。
・冬ならではのお便りに* 「クリスマスオーナメント」
筆まめな方以外にもお手紙を書きやすいイベントと言えば、クリスマスなどのシーズンイベント。
クリスマスカードだけでも嬉しいですが、ちょっと定番すぎるかも。そこで一緒に、かわいいオーナメントはいかがですか?
・事務的なやり取りの手紙も、わくわく!かわいい「クリップ」
領収証や請求書など、ビジネスの事務的なやり取りとなると、必要な書類と最低限のメッセージのみ、となりがち。
ちょっとした気遣いをプラスすることで、一歩踏み込んだコミュニケーションに発展させることもできます。
《アイディアレシピ3》心を込めてちくちく…紙に『刺繍』をほどこす
ふだんマメにお手紙を書かない場合、「せっかくメッセージを送る気になったのに、家にはそっけないデザインのカードしかない!」ということもありますよね。
そんな時は、普段はなかなかする機会のない「刺繍」で、カードにオリジナリティを加えてはいかがですか?
【刺繍カードの作り方】
[1]好きなカードを用意し、刺繍したい文字・線にそって針で等間隔に穴をあけます。
[2]あとは1で開けた穴を順番に縫っていくだけ。
≪おすすめテクニック≫ 縁取りなどをプラスすると、一層おしゃれに
≪おすすめテクニック≫ 直線だけで、絵や文字を描いてみても*
≪おすすめテクニック≫ 様々な種類のステッチを組み合わせて・・・
《アイディアレシピ4》届いてすぐ嬉しい!『切手』を可愛くあしらおう
ただ自分の宛名が書いてあるだけでなんだか嬉しい・・・そんな封筒をもっと魅力的にしてくれるのが『切手遊び』です。
・押すだけでカンタン!「スタンプ」で遊ぶ
おすすめは、「切手のこびと」のスタンプ
・「特殊切手」×「封筒」とのコーディネート
「特殊切手」には、かわいい・ユニークなデザインがたくさん!
そこで、その「特殊切手」のデザインの世界観をいかした封筒づくりを楽しんでみませんか。
【オリジナル封筒の作り方】
≪おすすめテクニック≫海外切手を組み合わせて、オシャレな佇まいに
ちなみに、シンプルに洗練された雰囲気をプラスしたいなら、海外の切手を組み合わせるのもいいアイディアです。
もちろん、国内の郵便物には郵便料金としてカウントされませんので、「使用済みの海外切手」でOKですよ。
色味やテイストを揃えて、記念切手(写真右上)と海外の切手を一緒に貼り付ければ、まるでエアメールのようなオシャレな佇まいに。
海外の使用済み切手はネットなどでリーズナブルにアソートを購入することもできます。
手間もかからずセンスアップした一通にしたいなら、ぜひ試してみてくださいね。
※こちらの手紙では「裏面に切手を貼り付けている」旨を宛名下に添え書きの上、封筒裏に日本郵便の切手を貼付しています。
もっと自由に、手紙を楽しもう。
たった一言でも、相手を思い準備した手間や時間、それ自体が優しいコミュニケーションであることを忘れずに、ぜひワクワクしながら小さなサプライズが詰まった一通を準備してみてくださいね。
いつの間にか暑さがなりを潜めて、やってきたのは少し物寂しくもある秋の夜長。不思議なことに、ふっと懐かしい顔を久しぶりに思い出す・・・なんて瞬間も増えるもの。
そんなときこそ、手紙を書いてみませんか?