はまぐり(蛤)は濃厚エキスが詰まった海の幸
肉厚の身にジューシーな旨味が詰まった、はまぐり。
似たような形の貝もありますが、特に、食感が豊かで甘みが濃厚なのが特徴です。シンプルに焼いてもスープにしても、出汁がしみ出て格別の美味しさを楽しめます。
似たような形の貝もありますが、特に、食感が豊かで甘みが濃厚なのが特徴です。シンプルに焼いてもスープにしても、出汁がしみ出て格別の美味しさを楽しめます。
はまぐりの旬と栄養
国産はまぐりの旬は、主に2月~4月頃。地域によっては5月~8月頃に新鮮なはまぐりが採れるところもあります。最近では海外産も流通しているため、春に限らず1年を通してスーパーなどで見かけられるようになりました。
鉄分、カルシウム、ビタミンB12が豊富で、栄養は満点です。
鉄分、カルシウム、ビタミンB12が豊富で、栄養は満点です。
良縁を呼び寄せる縁起もの
はまぐりは、夫婦円満の象徴として縁起が良いとされています。幸せを招くという考えから、結婚やひな祭りのお祝いでも定番の食材。その理由は、2枚の殻がピタリと合い、違う殻とは合わないという特徴があるからです。世界にたった一つの良縁に恵まれて幸せになる、という願いが込められているんですね。
今回は、自宅で作るおすすめのレシピをご紹介します。まずは、調理をする前にしっかり下処理をしておくことが肝心ですよ。美味しくて、栄養たっぷりで、縁起がいい。そんなはまぐりを、さまざまな料理で堪能していきましょう。
今回は、自宅で作るおすすめのレシピをご紹介します。まずは、調理をする前にしっかり下処理をしておくことが肝心ですよ。美味しくて、栄養たっぷりで、縁起がいい。そんなはまぐりを、さまざまな料理で堪能していきましょう。
美味しく食べるための【下処理】と【保存方法】
砂抜きは身を重ねないのがコツ
調理前にはしっかり砂抜きをしましょう。やり方は簡単です。
海水並み(500mlの水に塩を大さじ1杯加える程度)の塩水をボウルまたは平たいパッドに入れ、はまぐりを浸しておきます。できるだけ身が重ならないように大きめの器を使用するのが◎。スーパーで買ってきたものなら1~2時間、潮干狩りで採ってきたものなら5時間くらいを目安に。
この時、アルミホイルや新聞紙をかぶせておくと、暗い場所を好むはまぐりが砂をよく吐き出してくれます。
海水並み(500mlの水に塩を大さじ1杯加える程度)の塩水をボウルまたは平たいパッドに入れ、はまぐりを浸しておきます。できるだけ身が重ならないように大きめの器を使用するのが◎。スーパーで買ってきたものなら1~2時間、潮干狩りで採ってきたものなら5時間くらいを目安に。
この時、アルミホイルや新聞紙をかぶせておくと、暗い場所を好むはまぐりが砂をよく吐き出してくれます。
本来の味を引きたてるために、塩抜きも大事
砂抜き後には、塩水を含んだ余計な塩分が殻や身についています。これを取り除くために、塩水を切った後、アルミホイルまたは新聞紙をもう一度かぶせて1時間ほどそのまま置いて塩抜きをしましょう。
調理前に貝同士をこすり合わせて洗えば、はまぐり本来の美味しさが引き立ちます。
調理前に貝同士をこすり合わせて洗えば、はまぐり本来の美味しさが引き立ちます。
冷蔵/冷凍保存の仕方
すぐに食べない場合には、砂抜き後に水で濡らしたキチンペーパーや新聞紙に包んで冷蔵庫で保存しましょう。冷凍保存する場合は、水気を拭き取ってからジッパー付きのビニール袋に平らに並べて、空気を抜いて密閉したら冷凍庫へ。急速冷凍すると美味しさが長持ちし、2週間ほど保管できます。食べる時には解凍せず凍った状態のままで調理できます。
【蒸し】はまぐりの美味しいレシピ
最高のおつまみ「酒蒸し風はまぐりのバター醤油味」
香味野菜を散らして完成「はまぐりのワイン蒸し」
フライパンで簡単蒸し焼き「はまぐり入りアクアパッツァ」
台湾家庭料理「アスパラとはまぐりの蒸し炒め」
【汁物】はまぐりの美味しいレシピ
はまぐり料理人気1位は「お吸い物(潮汁)」
小さい身を活かす「はまぐりの味噌汁」
ひな祭りのスペシャルメニューに。洋風「はまぐりのクリームスープ」
【焼き】はまぐりの美味しいレシピ
磯の香りをプラスして浜焼き気分♪「はまぐりの海苔焼き」
お吸い物をリメイク「はまぐりのお出汁グラタン」
ベイクドクラム「はまぐりのハーブ焼き」
【煮】はまぐりの美味しいレシピ
佃煮とは一味違う、優しい「ふっくら煮」
手軽にプロの味「はまぐりの若竹煮」
ごはんにも合う!「はまぐりと高野豆腐の煮物」
【麺・ご飯物】はまぐりの美味しいレシピ
菜の花&キャベツが彩る「はまぐりの和風クリームパスタ」
筍・はまぐり・4種の豆で作る「春の炊き込みご飯」
海の幸を贅沢にトッピング「はまぐりのラーメン」
はまぐりは身も煮汁も最高のごちそうです♪
はまぐり料理は一見ハードルが高そうですが、心配はいりません。天然の出汁を含んでいるので、シンプルな調理でも間違いない美味しさに仕上がるはずです。手軽なレシピに挑戦してみてください!
初めてはまぐりを扱う人にでも作りやすいのが、蒸し料理です。溶かしバター&ニンニクの香りをつけてから酒蒸しに。仕上げに醤油を回しかけたら絶品!