「1週間の献立ノート」って?
・毎日の献立に悩まない
・食材を無駄にしない
・食費が抑えられる
「1週間の献立ノート」には何を書くの?
食材のストックリスト
お買い物に行く前にチェックしておきたいのが、食材のストックです。在庫を確認しておかないと、食材を使いきれず無駄にしたり、食費がかさんだりする原因になります。
今回は、1週間分の食材をまとめ買いすることを前提に、ご紹介します。必要に応じて、週2回に分けたりしてもOKです。
チラシのお買い得情報とお買い物リスト
最近では、新聞をとっていなくても、スーパーのチラシをネットで見ることができるようになりました。かといってスマホを何度も見返すのも手間になります。お買い得情報はメモしておき、合わせてお買い物リストを作るのが賢明です。
書き出しておくことで、献立を考えるヒントにもなります。
気になるレシピ・おいしかったレシピ
ネットや雑誌で気になったレシピや、作ってみておいしかったレシピは、どのように残していますか? ブックマークやお気に入りに登録していても、作るたびにレシピを探したり、どのレシピか忘れてしまったりと、時間をロスすることがあるかもしれません。献立ノートに“アナログの形”で残しておくと、記憶が蘇りやすく、時間をロスすることもありません。
1週間の献立
食材のストック、お買い得情報、お買い物リストから、1週間の献立を計画します。主菜はもちろん、副菜まで決めておくのです。食材を無駄にしないように、使い切ることを心がけます。
1週間が難しいと感じたら、週の前半と後半に分けてもかまいません。詳しい作り方は、この後ご紹介します。
「1週間の献立ノート」の作り方
それでは早速「1週間の献立ノート」を作っていきましょう。使用するノートは、お手持ちのノートでも、スケジュール帳でもOKです。基本は見開きで使い、1週間を俯瞰できるようにします。ここでは基本的な作り方をご紹介しますが、“楽しく”継続できるように、ご自身で自由にアレンジしてくださいね。
①食材のストックを調べる
ノートの見開き右ページに、食材のストックを書き込みます。何がどのくらい残っているか、冷蔵庫の中の生鮮食品、調味料や保存食などをチェックしましょう。食材がなくなりそうなタイミングで、そのつどメモしておくと忘れることもありません。
②1週間の献立を大まかに考える
ノートの見開き左ページに、日付と曜日、行動予定を書き込みます。行動予定を書くのは、「この日は忙しいから簡単なもの」「予定のない日はもう1品作ろう」というように、時間配分を予測するためです。そして、1週間の献立を大まかに考えます。曜日によって、
「お肉の日」「お魚の日」と決めておいてもいいですね。
③お買い物リストを作る
大まかな献立を考えたところで、食材のストックやお買い得情報とも照らし合わせて、お買い物リストを作ります。この段階では、献立が100%決まっていなくてもOKです。お買い物に持ち出せるように、ふせんにリストを書きこみ、右ページに貼っておきます。
④1週間の献立の詳細を決める
大まかな献立とお買い物リストができたら、左ページに献立の詳細を書き込んでいきます。主菜を先に決めると、それに合う副菜や汁物も決めやすいですね。ストックリストやお買い物リストと照らし合わせながら、食材を使い切ることを意識します。
「1週間の献立ノート」のフォーマット例
こちらは「1週間の献立ノート」のフォーマット例です。必要に応じてアレンジしてくださいね。
「迷う」「悩む」時間をなくすためにできること
「1週間の献立ノート」を作るだけでも、ずいぶんと家事がラクになる効果を実感できるでしょう。ここでは、もっとスマートに、より無駄をなくすためにできることをご紹介します。「迷う」「悩む」ことがなくなれば、その空いた時間で他の家事を消化することもできますし、心を豊かにする時間に充てることもできるのです。
わが家の献立ルールとルーティン化
「1週間の献立ノート」を作る際、漠然とメニューを考えようとすると、結局時間がかかってしまうことに。そこで、“わが家の献立ルール”を作っておくのです。月曜は忙しいから簡単に、週の真ん中は元気が出るようなおかずで、というように。
そして、「1週間の献立ノート」が何週分かたまってきたら、また1週目の献立に戻り、“ルーティン化”することで時間を節約するのです。
レシピを何度も見返さなくて済む方法
お料理が苦手だったり、タレやソースの分量が覚えられなかったり。何度もレシピを見返すことで時間をロスしたり、面倒になってしまったりしては、ますます家事の負担感が増すばかりです。定番のレシピは「1週間の献立ノート」に書いておき、いつでも見返せるようにしておくのはもちろん、分量を書いたカードを冷蔵庫に貼っておくのもいいですね。
あと一品ほしいときのお助けレシピ
献立を決める際、あるいは料理中に、「あと一品欲しいな……」ということってありますよね。そんなときにぱぱっと作れる、定番のお助けレシピをいくつか準備しておくと安心です。ポイントは、食材ひとつでできること。いざ作ろうとして「あっ、あれがない……」となると、レシピを探したり、代用できるものを考えたりする必要が出てくるからです。
「1週間の献立ノート」でもう悩まない!
限りある時間を有効に使うには、「迷う」「悩む」時間を減らすことが大切です。終わりのない毎日の家事は、賢く、合理的にこなしていきましょう。
なんとなく把握してようで、よくわかっていないことを“見える化”するのが、「1週間の献立ノート」の目的です。食材のストックだったり、定番のレシピだったり。ノートを見れば一目瞭然で、「迷う」「悩む」時間がなくなります。
大切なのは、フォーマットにこだわらず、シンプルに書くこと。「1週間の献立ノート」を“完成させる”ことが負担になっては、本末転倒だからです。