グリーンが映える「いんげん料理」。人気レシピを味方につけよう
すらりとしたかたちも美しく、火を通すと鮮やかなグリーンがより引き立つようになる「いんげん」。下ごしらえや切り方、盛りつけ方を丁寧に行うことでワンランク上のお料理に仕上げることができますよ。
今回は「いんげん」の基礎知識と、美味しい人気レシピをご紹介します。
【基本情報】「いんげん」の栄養と種類について
いんげんの旬は夏
いんげんは一年を通じて流通するお野菜ですが、国産いんげんの旬は6月~9月です。
旬のいんげんは、お豆が瑞々しくとても美味しいんですよ。ぽきりと折るとふわっとやさしい青いお豆の香りが漂います。
旬のいんげんは、お豆が瑞々しくとても美味しいんですよ。ぽきりと折るとふわっとやさしい青いお豆の香りが漂います。
栄養素は、ビタミン類が豊富
いんげんにはビタミンB1、B2、K、Cなどのビタミン類が豊富です。とくにカリウムが多く含まれます。旬の季節にはたっぷりいただきたい緑黄色野菜のひとつです。
いんげんの種類について
いわゆるグリーンの「いんげん」(画像上)のほか、「キドニービーンズ」や「白いんげん」などもいんげんの仲間です。地域によっては「フジマメ」のことをいんげんと呼ぶところもあります。
グリーンの一般的な「いんげん」には、『ツルのあるもの』と、『ツルのないもの』があります。
それぞれ見ていきましょう。
『ツルのある』いんげん
ツルのあるいんげんが、スーパーによく並び、広く親しまれているいんげんです。
ツルのあるいんげんとしては、「どじょういんげん」や「サーベルいんげん」などが挙げられます。
ツルのあるいんげんとしては、「どじょういんげん」や「サーベルいんげん」などが挙げられます。
『ツルのない』いんげん
ツルのないいんげんとしては、「モロッコいんげん」が代表的なものとして挙げられます。
「どじょういんげん」や「サーベルいんげん」に比べると、平たくて、大きいいんげんです。
「どじょういんげん」や「サーベルいんげん」に比べると、平たくて、大きいいんげんです。
「いんげん」と「インゲン豆」って違うもの?
いんげんとインゲン豆をわざわざ分けて使うときがあります。基本的には同じものを指しますが、一般的にはさやごと丸ごとの状態で食べるものをいんげん、成長して固くなったさやは食べずに熟した豆だけを食べるものをインゲン豆と呼ぶといわれています。
【調理にまつわる豆知識】いんげんの下ごしらえ・茹で方など
いんげんの筋の「下処理」の仕方
口当たりをよくするために、筋をとるときは、いんげんの端を手で折り、そのまま中心に向かって筋を引っ張ります。反対側からも中心に向かって筋をとります。最近のいんげんは品種改良が進み、筋を取らなくても食べられるものも増えています。
いんげんの「ゆで方(2パターン)」をご紹介
いんげんならではの歯ごたえを残すために「短時間で仕上げる」ことが、美味しい茹でいんげんを作るコツです。
塩水を加える、インゲンの茹で方
水500mlの湯を沸かしたら、小さじ1くらいの塩を入れ、塩水をつくって茹であげます。強火で1分半~2分ほど茹でると美味しく仕上がります。塩水で茹でると、茹で上がりが水っぽくなりません。
或いは、いんげんに塩を軽くまぶして板ずりしてから、沸かした湯の中に入れて、茹で上げるという方法もあります。
茹で上がったら、氷水で急冷しましょう。
或いは、いんげんに塩を軽くまぶして板ずりしてから、沸かした湯の中に入れて、茹で上げるという方法もあります。
茹で上がったら、氷水で急冷しましょう。
塩水を加えない、インゲンの茹で方(あらかじめ両端を切り落とし、短くカットしておく)
人気料理サイト「週末の作り置きレシピ」さんのインゲンの茹で方(蒸し煮)も参考になりますよ。
洗ったインゲンのスジやヘタを取り、両端ともに、先端のとがっている部分を切り落とします。そして、4cmくらいの幅になるよう、カットしましょう。
洗ったインゲンのスジやヘタを取り、両端ともに、先端のとがっている部分を切り落とします。そして、4cmくらいの幅になるよう、カットしましょう。
それでは、フライパンで茹でます。
フライパンに少なめの水を入れて、フタをして沸騰させます。沸騰したら火加減はそのままで、その中にいんげんを入れましょう。
そして、フタをします。
フライパンに少なめの水を入れて、フタをして沸騰させます。沸騰したら火加減はそのままで、その中にいんげんを入れましょう。
そして、フタをします。
フタをして茹で、1分30秒ほどしたらできあがりです。
茹で方の詳細は、下記の「週末の作り置きレシピ」のレシピページをご参照ください。
茹で方の詳細は、下記の「週末の作り置きレシピ」のレシピページをご参照ください。
詳しくは、こちらから。
和え物に使うときは、茹でたあと「しっかり水切り」するのがポイント
いんげんを和え物などに使うときは、茹でたあと、しっかり水切りするようにすると、味がよくなじみます。
ざるなどで水を切ったら、キッチンペーパーやふきんなどで挟むとしっかり水分を拭き取ることができます。
ざるなどで水を切ったら、キッチンペーパーやふきんなどで挟むとしっかり水分を拭き取ることができます。
使いたいときに使いたいだけ!「冷凍保存」の方法
出典:pixabay.com
茹でたいんげんは冷凍することができます。使うときの大きさにカットし、キッチンペーパーなどでしっかりと水分を取って、ジップロックなどに入れましょう。
間隔をあけて冷凍すると、バラバラになるので使いたい量だけ出すことができます。忙しいときにも重宝する自家製冷凍野菜が完成します。
間隔をあけて冷凍すると、バラバラになるので使いたい量だけ出すことができます。忙しいときにも重宝する自家製冷凍野菜が完成します。
柔らかく茹でれば、「離乳食」にも使える
いんげんはやわらかく茹でてあげることで離乳食にも使える食材です。すりつぶしたり、切る大きさを変えることでゴックン期からモグモグ期、カミカミ期とどのステップでも使えるようになります。
~「いんげんの人気レシピ」を、料理ジャンル別にご紹介 ~
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緑のいんげんで、元気いっぱいの夏を過ごそう
栄養価の高い旬のお野菜をたっぷり食べることは、健やかな体を作ることにつながります。お弁当や作り置きにも向いているいんげんは、活用度の高いお野菜のひとつです。気になるレシピはぜひチェックしてみてくださいね!
画像のご協力をありがとうございました