家事を済ませて子供と家族の世話をして、自分の身支度もして……朝、子供を送り出すまでは時間との勝負です。子供には栄養バランスが整った朝ごはんを自分でパクパク食べてほしいですよね。そこで今回は管理栄養士と一緒に子供が喜んで食べてくれるて作る負担も少ない、栄養バランスも考慮した朝ごはんを考えてみました。あなたの朝時間を心地いいものにするためのヒントがきっと見つかりますよ。
忙しい朝ならでは!子どもの朝ごはんをスムーズにするポイント
「子供が喜ぶ朝ごはんを作りたい……」そんなお悩みのヒントとなる6つのポイントをご紹介します。朝ごはんをいくつかの視点から見ることで解決の糸口がきっとみつかりますよ。
まずは見た目。「おいしそう、食べたい」と感じた時点で人の体の中では消化液の分泌が始まります。つまり食べる前から食事は始まっているのです。子供の「食べたい」を刺激し、食卓を華やかにしてくれる料理を何品か作り置きしておくと安心です。子供の好みや彩りを優先してレシピを選んでみましょう。
「お箸やスプーン、フォークを上手に使えるようになってほしい」多くのお母さんの願いだと思いますが、食卓が訓練の場になってしまうと食事を楽しめなくなってしまいます。朝ごはんのときはお箸やスプーン、フォークの練習をちょっとお休みしてみてはどうでしょう。手づかみでもいい、となると子供の食べることへの心理的ハードルがぐっと下がるはず。まずは子供の食べたいという気持ち大切にしてみて。
使う器を変えるだけでも見た目が変わり新鮮さを演出できます。例えばワンプレート。お子様ランチのような特別なお皿ではなく、家にある大ぶりのお皿で大丈夫。料理を全部一皿に少しずつ盛り付けたり、小鉢や小皿を大皿に重ねてカフェのような雰囲気を演出したり。使う食器が少なくなって洗い物が減るのもうれしいポイントです。
菓子パンや果物など甘いものなら喜んで食べてくれるけど栄養バランスが心配というお声を聞きます。確かに、甘い系の朝ごはんだけでは栄養の偏りが出やすくなりますが、たまになら心配ありません。また甘い系朝ごはんでも、具だくさんのスープを添えるだけでグンと栄養バランスがよくなります。あまり難しく考えずにおいしい、楽しいという気持ちを大切にしてくださいね。
離乳食におかゆと味噌汁を利用した方は多いのではないでしょうか。それはつまり子供にとってもごはんと味噌汁は食べ慣れた安心する味わいということです。さらにごはんと味噌汁は炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養を効率的に摂りやすい組み合わせ。おかずを1品添えるだけで栄養バランスのとれた食事になります。
食事に対して関心が薄く、食事よりも遊びを優先するというのはよくあることです。また子供の成長速度には個人差が大きく、胃腸の機能が成長過程にあると1度で十分な量を食べられないこともあります。そんな子供には食事に興味をもってもらい、少しでもいいので食べきるという経験を積み重ねさせてあげましょう。1回の食事で完璧に栄養補給をする必要はありません。1週間単位で調整するくらいの気持ちで大丈夫です。
出典: みんな大好き肉味噌! 冷凍保存もできるので多めに作っておいてもいいですね。ごはんはもちろん、レタスに包んだり、豆腐にのせたりしてもおいしくいただけます。ひき肉を調味料と合わせる前にしっかり焼き付けることで脂臭さを抜き、香ばしさを加えることができます。
出典: 色が鮮やかでごはんのおともの定番、鮭フレークは家で簡単に作ることができます。塩鮭を使うので味付けも整える程度で大丈夫。ごはんはもちろん、パンと合わせても間違いのないおいしさです。
出典: 切り口がかわいいキッシュ風のオムレツです。野菜も一緒に摂れるおかずなので栄養バランスの心配も和らぎます。子供の朝ごはんにはもちろん、大人のお弁当にも重宝しそうです。
出典: わが子に野菜をなるべく食べてほしいと願うお母さんは多いはず。しかし朝から野菜の調理するのはハードルが高いですよね。時間の余裕があるときにまとめて作り置きしておけば、朝は出すだけ。カラフルな見た目と甘酸っぱい味付けが食欲をそそります。
出典: 野菜の色は栄養の証。鮮やかな色のものを選ぶと効率的に栄養を摂ることができますよ。トマトは皮をむくことで食べやすくなります。調味料ががなじむごとに味わいが変化するので、時間経過を楽しめる作り置きレシピです。
手づかみでパクパク食べられる♪簡単「おにぎり・パンレシピ」
家族争奪戦♪秒でなくなる♪梅ご飯deスパムおにぎり
出典: 手づかみごはんの代表おにぎり。パンチのあるランチョンミートとチーズがごはんとよく合います。ランチョンミートをあらかじめ焼いて焦げ目をつけると、見た目と風味で食欲をかきたてます。
出典: ほんのり甘い玉子と塩気のあるハムの組合せが絶妙なおにぎり。子供の口の大きさや体調に合わせて大きさを調整しましょう。ちょっと小さめに作っておかわりができると「食べられた! 」と子供の自信にもつながります。
出典: コンビニおにぎり定番のツナマヨもおうちで作ると違った美味しさに仕上がります。おにぎりの中に具を入れるのが難しいときは上にのせて海苔で包んでもOK。お母さんが無理なく続けられるということが重要です。
出典: ピザソースがなくても大丈夫! トマトケチャップを使って美味しいピザトーストを作ることができます。トロトロのチーズが香ばしく、食べたくなること間違いありません。野菜も一緒に摂れるのでお母さんも安心なメニューです。
出典: フライパン不要! 電子レンジだけでできるホットドッグのレシピ。キャベツに味付けをしておくのがポイントです。仕上げにオーブントースターで軽く焼いてもおいしくいただけます。
カフェのような演出に子供も喜ぶ「ワンプレートごはん」
出典: ワンプレートというと気構えてしまうかもしれませんが、いつもの料理をひとつのお皿に盛るだけでOK。特別なことは必要ありません。朝食用に夕食のおかずを少し取っておくのもいいですね。
10分でできる蒸し料理で作る★まごわやさしい蒸し料理
出典: 野菜も肉も魚も全部ひとつのお皿にのせてあとは蒸し器にお任せ。蒸している間はほかの作業が進められるのもうれしいですね。ポン酢をつけながら食べてもいいですし、ドレッシングやごまだれもよく合います。
マレーシアの朝ごはん♪ナレシマ♡ココナッツライスとおかずのワンプレート
出典: 以前行った旅行先の料理を朝ごはんに取り入れてみてはいかがでしょう。思い出話をしているうちに子供の気分が上向いてくるかもしれません。とくに香りには記憶を呼び起こす働きがあるといわれていますので、スパイスなど取り入れるのもいいですね。
出典: 子供の好物を朝ごはんに用意してあげるのもいいでしょう。食事において組み合わせや栄養も大切ですが、食べてもらえないことには始まりません。ワンプレートの一番手前に大好きなものを用意して自ら食べる導線をひきましょう。
出典: 何でも挟めるホットサンドは朝ごはんの心強い味方です。カリカリに焼けた耳まで美味しくいただけます。大きめのお皿にスープやフルーツも一緒に盛り付けると見た目も華やかで子供のテンションもアップ!
【チーズがとろ〜り】ベーコンチーズのフレンチトースト
出典: 実はフレンチトーストは卵や牛乳も摂れる優秀朝ごはんです。はちみつやメープルシロップでいただくのもいいのですが、ハムとチーズをはさんで甘いとしょっぱいの組合せを楽しんでみては? 8枚切りの食パンを使うと卵液の染みこみが早く時短になります。
出典: エネルギー源になるパン、たんぱく質を含む牛乳と、ビタミン・ミネラルを含むバナナを組み合わせた、甘いけど安心の朝ごはん。パンは食パンに限らずどんなパンでもOK。冷たくしてもおいしくいただけます。
【水切りヨーグルトの作り方】カラフルフルーツのサンドイッチ♡
出典: 人気のフルーツサンドは生クリームを使わずに水切りヨーグルトを使うことで脂質をカット。朝のおなかにも優しく仕上がります。ヨーグルトから出る水分、ホエーはスープやお料理に使ってみて。
出典: ふわふわの優しい食感の蒸しパンは朝ごはんにもぴったり。ホットケーキミックスで作るので計量の手間をカット。牛乳、ヨーグルト、バナナを使っているので栄養面の心配も和らぎます。
出典: 甘い系の朝ごはんはすぐにおなかが空いてしまうこともしばしば。そんな時におすすめしたいのがおはぎ。あんこときな粉の甘さを楽しみつつも、ごはんのおかげで腹持ちがよくなります。ハードルが高く感じがちな和菓子ですが、ごはん+切り餅でできるので試してみて。
出典: ごはんとお味噌汁があればおかずは簡単で大丈夫。朝ごはんには定番の卵焼きも巻かずにおるだけなので短時間でできます。中身はなくてもいいし、火の通りやすい桜エビやのりなどの乾物、葉野菜などを選べば時間をかけずに栄養価をアップできますよ。
出典: 材料を全て耐熱容器に入れたらあとは電子レンジにお任せ。とろーんとした卵とチーズがごはんによく合います。大きく作って家族で取り分けて食べてもいいですね。
出典: ラーメン屋さんでは定番の味付け玉子はごはんとの相性もよく、朝ごはんにぴったりです。煮卵とはいうけれど実際には調味液に漬け込む漬け玉子なのでお好みの茹で加減のまま玉子を味わえます。
出典: 栄養バランスの面からみても朝ごはんは、ごはんと味噌汁と納豆で十分です。白いごはんは食べないけれど納豆ごはんなら食べるという子供もいるはず。余裕があれば納豆に刻みオクラを入れてみて。見た目が鮮やかで食感が生まれるし、野菜も摂れます。
出典: 通好みの納豆とアボカドの組合せ。コクがあってクリーミーな食感はきっと子供も好きなはず。アボカドはレモン汁で和えておくと変色しずらく、鮮やかな緑を保って食卓に出すことができます。
食べたくない・小食の子にぴったり「おすすめごはん」
出典: リゾットは水分が多くのど越しがいいので、胃腸がまだ完全には目覚めていない朝でも食べやすい食事です。またいつもとは違ったオートミールという食材に興味を示すことも。トマトにチーズ、ベーコンと子供が大好きなものをトッピングしてあげましょう。
出典: ごはん派なら雑炊もおすすめです。大きく鍋で作って食卓で取り分けるとイベント感が出ますし、食べる量を調整しやすいので小食さんも食べきることができます。ごはんは洗ってぬめりを取ってからくわえるとさらりと仕上がります。
出典: 一皿で完結する丼なら「これだけ食べればよい」というゴールが見えやすく食事へのハードルを下げてくれます。しらすの下にかつお節や海苔などをひいているので多層的な味わいです。最後にまわしかけるしょう油は、しらすの塩気の様子をみながら少しずつ入れてください。
出典: 朝のごはんが重たいようならにゅうめんもいいですよ。温かいおつゆが体の中からじんわりと温めてくれて元気が出ます。片栗粉でとろみをつけてから卵を入れるようにするとふんわりと仕上がりますよ。
出典: 片手でつまめて口に入りやすいスティックトーストなら食事へのハードルを下げられるかも。ホットケーキミックスを使うので思ったより手間がかかりません。オーズントースターやグリルでできるのもうれしいポイント。
手抜きに見えない!子どもが喜ぶ休日の「ホットプレートごはん」
出典: ホットプレートを使えばホットケーキもいっぺんに焼けるので、みんなで一緒に温かい状態でいただけます。
せっかくの休日なので生地にも一工夫。卵を卵黄と卵白に分け、それぞれに泡立ててから合わせることでシュワっと口どけするスフレになります。米粉を使うとダマにならずふるう必要もありません。
朝からおうちパーティー♡焼きたてとろっふわフレンチトースト
出典: 温かいフレンチトーストに好みのフルーツやソース、ジャムを添えて……想像しただでけもワクワクしますね。ホットプレートならお母さんも食卓についてみんなで一緒に食事をすることができます。楽しい、うれしい、おいしいという気持ちが食欲を増す役に立ちますよ。
出典: 目玉気、グリルしたハムやベーコンを挟んでホットサンドを作りましょう! できるまでの過程がエンターテイメントになり子供もワクワクすること間違いなし。パンに早く色がつくので低温で焼いてくださいね。
〜子どもとワイワイ〜ホットプレートで作るカリふわ極旨ピザ
出典: 生地はポリ袋でこねればOK! 好きな具材をどんどんのせて子供と一緒にワイワイ作れるピザです。作る段階から料理に参加すると食事に対しても興味がわきやすくなります。ホットプレートが傷ついてしまうので、いったんはずしてから切り分けてください。
出典: 定番の卵かけごはんを焼くだけで違った味わいになります。好みでチーズやハム、コーンなどを混ぜても。しょう油やケチャップを添えて召し上がれ。
出典: 朝ごはんというと量や栄養のバランスが気になりますが、一食だけですべてをまかなおうと思わなくても大丈夫。「朝ごはんっておいしい」「朝ごはんを食べるとポカポカして元気なる」そんな子供の気持ちを大切にしてあげてください。そのためにもまずは大人が朝ごはんを大切にし、楽しめるといいですね。
みんな大好き肉味噌! 冷凍保存もできるので多めに作っておいてもいいですね。ごはんはもちろん、レタスに包んだり、豆腐にのせたりしてもおいしくいただけます。ひき肉を調味料と合わせる前にしっかり焼き付けることで脂臭さを抜き、香ばしさを加えることができます。