今でこそ一年中スーパーマーケットで簡単に購入できるオクラですが、日本にオクラが入って来たのは明治の初期と言われています。和名はアメリカネリと言い、日本に入った頃はネリと呼ばれていました。

オクラと名前を変え、全国的に広まるのは昭和50年代。それまでは鹿児島県、沖縄県などの温暖な気候の地域で食されていました。今でもオクラではなくネリと呼ぶ地域もあります。

オクラは日本では一年草ですが、もとは南国の野菜なので収穫の夏の時期、つまり6月から8月頃が旬の時期と言えます。

他にもオクラにはβカロテンや体内のナトリウムを排出してくれるカリウムや、骨を丈夫にしてくれるカルシウムが豊富に含まれています。

まずはオクラの下処理とゆで方から。用意する物はオクラと塩だけ。生で食べることもできるオクラですが、基本的にはゆでて食べます。なので下処理やゆで方がしっかりできれば、あとは色々アレンジが可能なので基本をまずおさえておきましょう。

夕飯やお弁当のおかずにオクラのレシピをたっぷりとご紹介します。

塩、コショウの味付けで焼いたオクラも美味しいけど、たまにはちょっと変わった味を試してみたい。そんな方におすすめのオクラのナンプラー炒め。ニンニクの香りもよく、エスニック風の味付けが食欲をそそります。

オクラとタコ、ニンニクを、ラー油、醤油、酒、五粉香で炒める、シンプルだけどピリ辛がやみつきになるエスニック炒め。五粉香が食欲をそそり、暑い夏にピッタリかも。

同じくかつお節が入った炒め物「鶏とオクラのおかか炒め」は、オクラと鶏もも肉、キャベツを酒と薄口しょうゆで炒めて、仕上げにかつお節を加えてサッと炒めて作ります。かつお節とオクラって相性バッチリで、炒め物にしても美味しくいただけて◎。

ちくわの中にオクラを入れて、青のりと天ぷら粉の衣をつけて揚げる、見た目も美味しそうなオクラの磯辺揚げ。パパのおつまみにもなるし、オクラが苦手な子供も喜んで食べてくれそう。

オクラを下ゆでせずに生のままぬか漬けに。冷蔵庫で2〜3日で美味しくいただけるので、食欲のない夏にぴったり。

オクラとサーモンで作る彩りも美しいサラダは、おもてなし料理としても華やかでしかも手早く作れるので、覚えておくと重宝しそう。

トマトとオクラ、玉ネギ、大葉、豆腐で作るサラダは、 砂糖、ワインビネガー、オリーブオイル、練りからし、かつお節のドレッシングの、和と洋が組み合わさったような新鮮な味付けで、美味しくヘルシーにいただけて◎。

オクラとナスで作るサラダ。ナスは片栗粉をからめて熱湯でゆでるだけで、プリプリとした食感になり、ナンプラー、ごま油、レモン汁などで作るドレッシングがよくからみ、その新鮮な食感と味に、箸が止まらなくなりそう。

オクラをはじめ、ナスやズッキーニ、アスパラ、かぼちゃ、パプリカなどの夏野菜をたっぷりととれる揚げ浸しは彩りもよく、夏のおもてなし料理としても活躍してくれます。

オクラ、ツナ缶、マヨネーズ、レモン汁で作る「オクラとツナのレモンマヨネーズ和え」。子どもに人気のツナマヨ＋オクラなら、オクラが苦手な子どもも美味しく食べてくれるかも。

納豆のアレンジレシピで人気のオクラ納豆。シャキシャキシャキとした生のオクラとネバネバの納豆との食感も◎。オクラは生のままでOKなのも忙しい朝に嬉しいかも。

炒めたり、茹でたり、生のままでもいただけたりするオクラは揚げても◎。こちらのシンプルなオクラのフライは、実は合わせ衣に豆乳を使った、一風変わったクセになりそうなフライです。

夏はやっぱり冷たいスープがいい！という方は、刻んだオクラとショウガ汁がたっぷり入った、冷スープはいかがでしょうか。ひんやり美味しくいただけるうえに栄養もしっかりとれますよ。

ツルツルとしたそうめんと、オクラ、梅干しを酢の物にしてさっぱりといただく、見た目も涼しげなレシピ。家族の人数によっては余ってしまいがちなそうめんも、酢の物でいただけば、少量でも美味しくいただけて◎。

オクラとトマト、体を冷やす夏野菜も温かいスープでいただけば、栄養もしっかりとれて◎。一日中オフィスでクーラーにあたっていたときや、冷え性さんにおすすめの夏野菜レシピです。

オクラとトマト、夏野菜だけを使った見た目もキレイな夏の豚汁は、出来立てが◎。冷房で冷えた身体だけでなく、心まであったかくなりそうなレシピです。

オクラとミョウガだけで作る、さっぱりとしたお吸い物。オクラの切り口が可愛らしく、シンプルながら見栄えの良いお吸い物は、ミョウガの風味とオクラの食感、そしてとろみも美味しく、何度もリピしたくなる簡単美味しいレシピです。

いかがでしたか？オクラって結構アレンジが豊富な野菜です。そして栄養も豊富なのでとくに旬の夏の時期に、オクラをおいしくいただいて、家族みんなで元気に夏を乗り切ってくださいね。