気分を上げる朝じたく
限られた貴重な朝時間、ドタバタと時間に追われるのではなく、気持ちにゆとりをもって有意義にすごしたいもの。大事な予定がある日も、そうでない日も、気持ちよく目覚め、段取りよく身じたくをし、朝ごはんを食べる。同じことの繰り返しでも、少しの工夫や楽しみを作ることで、ぐんと気分を上げることができますよ。
1. 気持ちよく目覚める
一日の始まりは、朝目覚めるところから。スタートが清々しいと、そのあとの時間もおのずと気持ちよくすごせるようになります。自然光で目が覚めるように、カーテンを少し開けておく。目覚ましをお気に入りの音楽にしたり、アプリで睡眠リズムに合った時間にアラームが鳴るようにしたりする。
そんな小さな工夫で、気持ちよく目覚めるようにしてみてはいかがでしょう。
2. 朝ごはんの楽しみを用意しておく
朝起きるのが楽しみになるように、前の日に準備しておきませんか。お気に入りのパン屋さんでパンを買っておく、簡単でおいしいのっけ丼の具材を用意しておく、デザートのフルーツやヨーグルトをカップに盛り付けておく。ほんのちょっとした楽しみがあれば、気分よく一日がスタートできるはずですよ。
3. 定番服にひとさじのアレンジを加える
毎日のコーディネートに迷うと、貴重な朝時間をロスすることに。シーズンごとに自分の定番服を決めておけば、朝の身じたくに迷うこともなく、似合う服をまとっていると安心して一日をすごせます。そのぶん、小物やアクセサリーでアレンジしたり、メイクで変化をつけたりして、気分を上げるおしゃれをプラスして。
4. スキマ時間の相棒をバッグにしのばせる
その日一日のモチベーションアップにも、移動時間や待ち時間といったスキマ時間に、小さな楽しみを作っておくことです。文庫本、おやつ、音楽、マッサージグッズ、アロマサシェ、手帳やノート……。あなたの心がホッとするような相棒をバッグにしのばせておけば、気の乗らないタスクもすいすいこなせそうです。
体調を整える朝習慣
どんなにやる気があっても、気合が入っていても、体調が万全でなければ本来の力を発揮できません。だるい、眠い、しんどい……そんな調子では、一日を楽しくすごすどころか、苦痛に感じてしまいますよね。体調が整っていてこそ、「今日」を楽しく機嫌よくすごせるのです。
5. 太陽光を浴びて、体内リズムを整える
わたしたちに備わっている体内リズムは、1日24時間よりも少し長いといわれています。それをリセットするのが、朝の太陽光をしっかり浴びること。体内リズムが狂うと、不眠や肥満、集中力の低下など、心身にさまざまな不調をきたします。
一日を楽しく機嫌よくすごすためにも、朝の太陽光を浴びることは欠かせない習慣なのです。
6. 白湯を飲んで、体の中から温める
睡眠中に失われる水分量は500mlともいわれており、朝は胃腸が冷えている状態です。お腹の中が空っぽの朝には、一杯の白湯で体の中から温めながら水分補給を。食事前に飲むことで消化を助け、血の巡りや代謝がよくなり、デトックス効果が高まります。
7. バランスのよい朝ごはんで、幸せホルモンを増やす
幸せホルモンともいわれるセロトニン。その元となるのが、トリプトファンという必須アミノ酸です。大豆製品、乳製品、穀類、たんぱく質など、バランスのよい食事からトリプトファンを摂取することができます。朝ごはんをしっかり食べることは、その日一日の幸せホルモンを増やすことにもつながるのです。
「今日」を楽しくすごすためにしたいこと
気持ちよく目覚め、体調を整えていくと、自然と気持ちにゆとりが生まれてきます。すると、あんなに気忙しかった朝時間が、不思議とゆったりとしたものに変わってくるのです。時間にもゆとりが生まれてきたら、ここでご紹介する3つのこともお試しくださいね。「今日」のすごし方がさらによいものに変わってくるはずですよ。
8. 一日のすごし方をポジティブに予想する
○○したらどうしよう、今日も○○だったら嫌だな……。そんな不安が、本来のパフォーマンスが発揮できない原因に。そうではなく、一日のすごし方をポジティブに予想することです。
心配なこと、不安なことを乗り越えられたときに得られる、ポジティブな感情をイメージしてみましょう。不思議と「自分にはできる!」と自信がわいてきますよ。
9. 自分自身にポジティブな言葉をかける
元気のない家族や友人、同僚がいたらどうしますか? ポジティブな言葉をかけて元気づけたり、励ましたりしますよね。それと同じように、自分自身にも「おはよう!今日もいい一日にしようね!」と明るい言葉をかけるのです。鏡に映る自分に向かって、「今日も笑顔でね!」と声掛けするのもいいですね。
10. ひとりミーティングで思考を整理する
朝は一日のなかでも、頭がスッキリとさえている時間帯です。考えなければいけないこと、その日にやるべきこと、気になっていることなど、ひとりミーティングで思考を整理しましょう。頭の中で考えるだけでなく、手帳やノートに書き出すとより効果的です。
一日の始まりに思考が整理されると、余計な不安にとらわれることもなく、目の前のことに集中できるようになります。
朝時間を有意義にすごして、「今日」を素敵な一日に*
「今日」を楽しくすごすために、朝時間に試したい10のことをご紹介しました。朝時間のすごし方しだいで、その日一日のパフォーマンスが上がります。すると、達成感や充実感が得られ、「今日もいい一日だった」と満足のうちに一日を終えることができるのです。そんな朝時間のすごし方を、あなたもぜひお試しくださいね。
朝早く目覚めた日は、それだけで清々しい気持ちになった経験はありませんか? 朝時間を気持ちよく、機嫌よくすごせると、日中の仕事や家事のパフォーマンスも上がります。すると、達成感や充実感が得られ、自己効力感が高まり、さらによい循環を生み出すのです。そんな朝時間のすごし方を、明日から試してみませんか?