ポジティブな言葉を使おう
わたしたちは言葉で思考しており、自己対話は1日に6~10万回といわれています。そのほとんどが、同じことの反芻です。あなたが毎日繰り返す、自己対話の中身はどんなものでしょうか? ネガティブな言葉は、あなたから活力を奪います。ポジティブな言葉は、あなたに力を与えてくれます。どちらを使うと幸せを呼び込めるかは、明解ですよね。
1. なりたい自分になる言葉を使う
「時間がないから、やりたいことができない」というような、「できない」言葉を使っていませんか。「○○だから~できない」「○○だったら、~したい」というような言葉を使っていると、いつまでも「できない」状況から抜け出せません。「わたしは~する」「わたしは~になる」と、宣言する言葉に直すところから始めてみましょう。
2. ネガティブな感情もさらりと受け止める
「あの人、嫌だな」「そんなこと思っちゃいけない」こんな自己対話を繰り返していませんか。ネガティブな感情は、「よろしくない」ものとして、抑圧しがちです。そうではなく、「私は今こんなふうに感じているんだな」と、さらりと受け止めるように変えてみましょう。落ち込んだ友達にそっと寄り添うように、自分の気持ちに自分で共感するのです。
3. 自分を傷つける言葉を修正する
「どうせわたしなんて」と、自分を卑下する言葉を無意識に使っていないでしょうか。「でも」「だって」といった言い訳言葉も同様で、自己対話を繰り返すうちに、自分自身を傷つけることになりかねません。そんな卑下する言葉が出そうになったら、「わたしには○○という長所がある」と置き換えます。セルフイメージを綺麗な色で塗り替える、そんなイメージです。
4. ポジティブな言葉を声に出す
ポジティブな言葉は、声に出すことも有効です。音声となって自分に耳に入ってくるため、セルフイメージを高められます。それになにより、ポジティブな言葉を使っている人のまわりには、同じように前向きな人が集まり、おのずと幸せをも呼び込めるようになるからです。
幸せを引き寄せる考え方
健康になろうと意識すれば、食事や運動などの習慣が伴うように、幸せになろうと意識することで、現実が伴うようになります。幸せを前提とした心でいると、たくさんの幸せをキャッチできるようになるのです。今の自分でも十分満たされている、自然体の自分が好き。こんなふうに、自分にも他人にも寛容でいられると、幸せを引き寄せられるようになります。
5. 何事にも感謝する
同じ出来事に対しても、「損したな」と思うのと、「勉強になったな」と思うのと、どちらが幸せに近いでしょうか。いいことがあっても、そうでないことがあっても、何らかの意味を見出し、感謝するのです。平凡な日常、当たり前のこと、生きていることそのものに感謝することで、心に平穏がもたらされます。
6. なんとかなると信じる
何か失敗してしまったとき、「もうダメだ」と何もかも諦めてしまっていませんか。そうやって自分で自分を見放してしまうのではなく、「なんとかなる」と信じてあげることです。あなたが失敗だと思った出来事も、視点を変えれば「学び直しのチャンス」かもしれません。
7. ありのままを認める
「弱い自分をどうにかしたい」「周囲になじめない自分が嫌だ」こんなふうに、「まわりと比較して劣っている自分」を許せないでいませんか。「良い」「悪い」で自分自身をジャッジするのではなく、あるがまま、そのまま、自然体の自分を認めることです。ちょっと欠けているところ、少し人より得意なところ、いろんな面があってこそ、自然なあなた自身なのですから。
気持ちを前向きにする行動
わたしたちは人間ですから、いつでもポジティブでいられるわけではありません。落ち込んだり、むしゃくしゃしたり、涙がこぼれる日もあるもの。そんなときは、無理にポジティブになろうとしなくていいのです。とことんネガティブな感情を味わい、受け止め、さらりと水に流します。そして、気持ちを前向きに立て直すような行動で、上手に切り替えていきましょう。
8. 五感を刺激する
気持ちが落ち込んでいるとき、あるいはネガティブな感情でいっぱいのときは、頭ばかりを使っている状態です。体を動かし、五感を刺激して、頭と体のバランスをとるようにします。外の空気を吸って、ストレッチや散歩をしてみる、花の香りをかいでみる、鳥のさえずりに耳をすませてみる。そうすると、気持ちのスイッチがパチンと切り替わるのが感じられでしょう。
9. どこか一か所をキレイにする
心がモヤモヤとしていると、掃除や片付けが滞り、部屋が荒れてしまうことも。そんなときは、どこか一か所をキレイにしてみませんか。窓ガラスや水回りをピカピカに磨いてみる、引き出し一つ分だけ整理整頓してみる、冷蔵庫の中の期限切れのものを捨ててみる。たったそれだけのことでも、汚れやゴミと一緒に、心のモヤがすうっと消えていくはずです。
10. 背筋を伸ばして姿勢を正す
ネガティブな感情に支配されているとき、わたしたちは背筋が丸まっています。肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、十分な酸素が脳や全身に行き渡らなくなるため、さらに気持ちが落ち込んだり体がだるくなったりするのです。しゃんと背筋を伸ばし、骨盤を立て、姿勢を正しい状態に戻すことで、心や体の重苦しさから解放してあげましょう。
幸せを呼び込む習慣を始めよう*
幸せを呼び込む、《言葉・考え方・行動》10の習慣をご紹介しました。ポジティブな言葉、考え方、行動のうち、どれでも構いません。できそうだなと思えるところから、ゆるりと始めてみましょう。自分から少しでも変化を起こすことで、小さな幸せが呼び込めるようになるはずです。
あなたにとっての幸せって何でしょうか。不幸だ、ツイてないと嘆いていては、何も変わりませんし、そうなるような現実をどんどん招いてしまいます。幸せを求めるのなら、その反対の言葉づかいや行動をすればいいのです。ポジティブな言葉を使う、前向きな考え方や行動に変えていく。幸せを呼び込む、《言葉・考え方・行動》10の習慣をご紹介します。