料理したくない暑い日に便利な保存食
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忙しい日や暑くて料理をしたくない日にはついつい外食に頼ってしまいますが、どうしても栄養が偏りがちになってしまいますよね。「簡単にちゃんとした食事をとりたい!」そんなあなたにおすすめなのが、作り置きできる保存食です。保存食は日保ちするだけではなく、乳酸菌をふんだんに食べられるものも多いため、健康的メリットも大きいメニューです。今回はそんな魅力満点の保存食について、おすすめのレシピを紹介します。我が家の食卓でも大活躍しているレシピばかりで、子供から大人まで美味しく食べられます。ぜひ、まとまった時間がある時に作ってみてください。
保存食の基本!保存容器の煮沸
保存食を作る上でレシピよりも大事な工程があります。それが、保存容器の煮沸消毒です!いくら美味しいものができたとしても、容器に雑菌が残っていると、すぐにカビたり腐食したりしてしまいます。まずはしっかりと消毒の基本を抑えて、保存食作りに取り組みましょう!
ほったらかしでできる保存食
保存食は家事の手間が省けるのも魅力です。なので、作るのに大変ではメリットが半減します。そこで、ここではほったらかすだけでできる簡単レシピを紹介します。材料を変えてアレンジできるものもありますので、オリジナルレシピを考案してみても楽しいですよ♪
好きな野菜で作るピクルス
保存食の定番はやっぱりピクルス!ぬか漬けなどと比べると料理初心者でも簡単に挑戦できるので、旬の野菜を美味しく保存したい方におすすめです。暑い夏にもピクルスの爽やかな酸味は食欲を誘ってくれます。基本のピクルス酢さえマスターすれば、色々な野菜を漬けられます。
我が家では酢を一切使わずに塩と野菜に付いている乳酸菌だけで酸味と旨味を出す「発酵ピクルス」を作っています。まろやかな酸味のピクルスに仕上がり、幼い息子もおやつ代わりに食べてくれています。基本的には塩水に野菜を浸しておくだけなので、面倒な作業は一切ありません!時間が野菜を美味しく変えてくれます。ニンニクやハーブを工夫すれば、オリジナルのピクルスが作れますので、「菌活」に興味がある方はぜひお試しください。
詳しい作り方はこちらのページで紹介しています。
酸味がクセになるザワークラウト
ザワークラウトはドイツの定番副菜で、先ほど紹介した発酵ピクルスと同様に、野菜が持っている乳酸菌を増やして酸味を出します。ソーセージなど塩気の強い料理が多いドイツならではの副菜で、肉料理などの箸休めとしてぴったりです。冷蔵庫で三ヶ月以上の長期保存が可能なので、「ちょっと野菜が足りないな」「サラダを作るのは面倒だな」なんて時に重宝します。
詳しい作り方はこちらのページで紹介しています。
ドレッシング替わりにもなる酢玉ねぎ
まとめて作っておけばお漬物代わりやサラダのドレッシング代わりにもできる保存食です。タマネギの旨味とお酢の酸味が深い旨みを生み出します!また、お肉やお魚料理の付け合わせにしたり、つけ汁をソースにしたりもできるため、簡単に本格的な料理を作れます。
巷で流行りの大葉漬け
最近料理好きの方の間で流行っているのが、こちらの大葉漬けです。今回紹介しているのがごま油と塩がベースですが、めんつゆ・にんにく・黒胡椒などを加えれば、色々な味が楽しめます。1日程度漬けて浅漬けで食べてもいいですし、本場韓国では長期間つけてクタクタにして食べる方もいます。簡単に作れますので、お好みの漬かり加減を見つけましょう。
旬の野菜を使った保存食
旬の野菜は美味しくて栄養が豊富な上に、安いのが魅力ですよね。そんな旬野菜は保存食にすれば長い期間楽しめます。ここでは、季節の野菜を使った保存食レシピを紹介します。
苦味がクセになるゴーヤの佃煮
ゴーヤは暑い夏に食べたくなる食材ですが、生では一種間程度しか保ちません。長期保存ができないゴーヤは、ぜひ濃い味付けの佃煮にしてみましょう。苦味も和らぐので、苦手な方でも食べやすくなります。また、ゴーヤにはビタミンCが豊富に含まれているため、保存食ではとりにくい栄養素もカバーできます。
さっぱりミョウガの甘酢漬け
暑い夏の旬野菜と言ったらミョウガを想像する方も多いでしょう。そうめんの薬味などに使うことが多いですが、甘酢漬けしてもとっても美味しいです。甘酢はラディッシュなど他の野菜を漬けたりすし酢がわりに使ったりとアレンジができますので、まとめて作っておくのもいいですね♪
市販品とは一味違うトマトピューレ
トマトは夏野菜の代表格ですが、生でたくさん食べるのは大変です。そこでトマトピューレにして保存しておきましょう。消毒した瓶に入れて真空処理すれば常温でも長期間保存できますし、冷凍庫で保存して少しずつ日々の料理に使っても便利です。余計なものが全く入っていないので、乳児用の離乳食にも使えます。
貴重な生新茶が手に入ったら試したい!
なんと茶葉を使ったパスタソースです。茶葉の香りを閉じ込めたパスタソースを作っておけば、一年中楽しめます。新茶葉を使うので苦味はないので、お子さんでも美味しく食べられます。ドレッシングのベースとしても使えますので、ぜひ新茶葉が手に入ったら試してください!
元気が出る夏にぴったり保存食
夏は食欲が減退してしまいがちです。でも、そんな時こそ保存食を活用して、しっかり食事を摂りましょう!ここでは、さっぱりとしたレシピやスタミナ満点のレシピなどを紹介します。
素麺のトッピングにも!塩きのこ
最近個人的にはまっているのがこちらのレシピです。我が家では素麺のつけ汁に加えて食感をプラスします。材料はとてもシンプルなので、ひらめき次第で色々な料理にプラスできます。もちろんそのままご飯のお供やサラダのトッピングにしても美味しいです。
アレンジ無限!?激ウマねぎだれ
ピリ辛のねぎだれは、作り置きしておくと色々な料理にアレンジできます。揚げ物のソースや、ドレッシング、冷奴に乗せる…甘辛+唐辛子のピリッとした絡みはどんな料理とも相性がいいです。我が家ではチャーハンの具としても使っています。冷凍保存もできるため、まとめて作っておくのもおすすめです。
爽やかな刺激の実山椒醤油漬け
こちらは大人向けの保存食です。ご飯のお供はもちろん、お酒のおつまみにもぴったり!また、野菜炒めの味付けや冷奴のトッピングにするのもおすすめです。作り方がシンプルな上に、冷蔵庫で半年程度保存可能なので、辛い食べ物がお好きな方はぜひ試してみてください。
おつまみにもぴったりの砂肝のコンフィ
お肉を使った保存食もあります!こちらはそのまま食べてもパスタと和えても美味しいレシピです。砂肝の処理に少々手間がかかりますが、しっかりと消毒した容器に入れておけば冷蔵庫で2週間程度保つので、まとめて作り置きしてもいいですね。ただし、長期保存する場合は砂肝がしっかりオイルに浸かるようにしましょう。
立派なおかずになるイワシのマリネ
安い!うまい!体にいい!の三拍子が揃った最強食材であるイワシも、美味しい保存食にできます。パンに乗せて食べたり、生野菜や温野菜と一緒に食べたり、パスタソースしたりと色々活用できます。酸味が効いているため、暑い夏でもさっぱりと食べられます。
買い物手間が省ける!?長期保管可能な保存食
こちらはそのまま食べられる保存食というよりも、買い物手間が省けるアイデアです。長期保存ができるだけではなく栄養価もアップしますので、ぜひ晴れた暑い日に試してみてください。
好きな野菜を干すだけ!干し野菜
干し野菜は数年前からブームが始まった人気レシピです。そんな野菜でも作れますので、中途半端に余った野菜を干してもOK!何種類は作っておけば、いつでも野菜のたくさん入ったお味噌汁が簡単に作れちゃいます♪干し加減によって保存可能期間や食感が変わりますので、お好みに合わせて調節してください。
我が家ではトマトや大根、きのこを常時干し野菜にして保存するようにしています。特に大根は半干しにしてから浅漬けにすると、味がよく染み込んでとても美味しいです。また、ドライトマトはガーリックと一緒にオリーブオイルにつけてパスタソースにしています。
干し野菜の作り方やおすすめ書籍を紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。
一年中使えるニンニクの醤油漬け
初夏から新ニンニクの旬です!柔らかくて香り高い新ニンニクは食べるだけで元気になりそうですよね。しかし、すぐに芽が出てしまったりして、そのままではあまり保存ができません。そこで、醤油漬けにして一年中楽しんでみませんか?そのままご飯にのせても美味しいですし、漬けだれをドレッシングのベースにしても美味しいです。
アンチョビって手作りできるの!?
パスタやピザ、サラダやおつまみに便利なアンチョビはご自宅で手作りできます。しっかりと消毒した瓶で冷蔵庫保存すれば1年ほど楽しめるため、まとめて作ってみてはいかがでしょうか。作る工程で自家製ナンプラーもできますので、一石二鳥です!お好みのハーブを一緒に漬け込んで、オリジナルアンチョビにもできます。
まとめて作れば日々の料理も時短に♪
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今回は、料理が面倒な時に便利な保存食を紹介しました。保存食は料理の手間が省けるだけではなく、栄養価が高いものも多いため、夏バテしがちな暑い季節にもぴったりです。また、どれも調理はとても簡単なので、料理が苦手な方でも簡単に作れます。ただし、どのレシピを試す場合も、必ず保存容器の消毒は徹底しましょう!せっかく作った保存食がすぐにダメになる可能性もあります。ぜひ、皆さんも色々な保存食を試してみてください。