
忙しい時ほど体調には気をつけたいし、なにより美味しいものが食べたいですよね。そんな時に強い味方となるのが「乾物」です。
乾物ってなんだろう?
乾物と干物の違いについて
乾物の良さってどんなところ?
凝縮された旨味と高い栄養価を誇る

乾物には、天日で乾燥させることによって旨味や香り、栄養が増すというメリットがあります。さらに、手作りすれば食品添加物に対する不安もなく、安心して使えます。

生野菜にはない旨味と香り、高い栄養価が特徴の乾物。生野菜のように天候によって価格が大きく変動することもなく、年中安定して手に入れやすいのも心強いですね。
捨てる部分がない

生の野菜を買ってくると、皮や根など調理の際に捨てる部分って意外と多いと思います。時には買いすぎたり使い損ねて腐らせてしまうこともあるでしょう。

本来は食べる事ができたはずのものを捨てる「フードロス」も、昨今では大きな問題になっています。乾物は、フードロスを防ぐのにとても有効な食材といえるでしょう。
包丁いらずで時短調理が可能

乾物はきのこ類などはじめからカットされているものが多く、包丁を使わずにそのまま調理できるものも。自炊が苦手な人や帰宅が遅い人でも、簡単に食事の用意ができるとなれば、それだけで気が楽ですよね。

また、乾物を戻している間に他の家事をしたり、ぬるま湯で戻す事でさらに時短を叶えることもできます。乾物を普段の食事に取り入れることで、食事の支度にかかる時間を減らすこともできそうです。
常温保存可能で軽い

乾物は常温保存も可能でとにかく軽いですよね。これは、買い物する際の持ち運びの負担を減らし、災害時など冷蔵庫が使えない時にも重宝します。
乾物はアウトドアにもおすすめ♪

冷蔵庫いらずで軽い。この利点から、乾物はアウトドアにもおすすめです。アウトドアといえばバーベキューやカレーが定番ですが、保冷の効いた状態で肉や野菜を運ぶ事に難しさを感じることも多いですよね。
その点乾物は、保冷いらずで軽いため、そんな心配をする必要がありません。乾燥キノコや春雨を利用したスープから、パンやマカロニを使ったボリュームたっぷりのメニューまで、実はバリエーションが幅広いのも魅力です。
余った野菜を「乾物」にしてみよう!

買うのはもちろん、自宅で栽培している季節の野菜やいただきものを干すことによって、自身で乾物を作ることもできます。しっかり干すなら、大根やにんじん、ごぼう、蓮根などの根菜類を選ぶと良いでしょう。

けれど、一度にたくさん採れる野菜こそ乾物にしたいですよね。夏に自分で栽培しやすい「トマト」は水分が多く、完全に乾燥させるのが難しい野菜ですが、軽く干して水分を抜くだけでも新しい美味しさに出会えるはず。
乾物をもっと身近なものにしよう♪

昔から、食べものを上手に保存するための方法として“完全に水分を抜く”という方法が世界各国でとられてきました。乾物が昔からあるのは、優れた手法のため長きに渡って存続してきたということにほかなりません。

各地で災害が起こったり、地球規模でのフードロスについて考えなくてはならない今だからこそ、「乾物」の良さにもっと目を向けてみましょう。

まずは食事作りに一品、乾物を取り入れてみませんか?そこから乾物が持つ可能性を実感し、新たな魅力を見つけられたら、それはそれは素敵なことです。
仕事が忙しい時や天候の悪い日が続くなど、思い通りに買い物に出かけられずに「冷蔵庫が空っぽ」になってしまった時の食事作りはどうしていますか?