オクラの原産地は、アフリカの東北部で、古代からエジプトでも栽培されていたのだとか。オクラ（Okra）は、英語名なのだそうですよ。国産のオクラは、6～8月が旬。鹿児島や高知など温暖な地方が主な産地です。

オクラの特徴は、なんといっても体にいいネバネバ。ペクチンなどの植物繊維による粘りなのだとか。また、緑黄色野菜のオクラには、βカロチンなども豊富で、カリウム・カルシウムなども多く含みます。夏の健康にうれしい野菜ですね。

オクラは、板ずりの下処理をするのが基本。オクラに塩をまぶしてまな板の上でころがし、水で洗ってうぶ毛を取ります。そうすることでなめらかになり、ゆでる際のあく抜きにも。

オクラは、和風だけでなく、洋風やエスニックの味付けもよくなじみます。写真は、ヘルシーなインド風の野菜の蒸し煮、サブジ。オクラなどたっぷりの野菜に、スパイシーなクミンシードやカレーが香ります。

中東で古くから食べられているモロヘイヤ。名前の由来は、アラビア語で“王様だけのもの”という意味だとか。6月頃から出荷量が増え、8月頃が最盛期。とくに生産量が多いのは、群馬県だそうです。

ゆでたモロヘイヤをたたいて、梅と和えたさっぱりおかず。梅雨の時期にもおすすめ。ご飯にかけたり、冷奴にのせたり、いろんな味わい方ができます。

ゆでたモロヘイヤと、だし、白だしを合わせてブレンダーに。色も味も清涼感あふれるすり流しの完成です。おもてなしにもおすすめの上品な一品です。

中華の人気メニュー、トマトと卵の炒め物に、モロヘイヤを入れたアイデアメニュー。栄養も色どりのバランスもいいですね。丼物にしてもおいしいそうですよ。

モロヘイヤの天ぷらって、珍しいですね。これが、少しネバネバ感もあっておいしいそうです。気になりますね。ぜひ、試してみましょう。

夏にぴったりのキーマカレーを、栄養価の高いモロヘイヤ入りで。ひよこ豆も加わって、たんぱく質・ビタミンなど豊富な体にやさしいメニューになります。

ホットケーキミックスを使って、簡単に作るモロヘイヤのチーズ蒸しパン。ミキサーにかけたモロヘイヤを、他の材料とともに混ぜ、10分程度蒸すだけ。蒸し器がなければ、フライパンにお湯を張って代用できます。

スタミナをつけたい夏。いっそ、ネバネバ食材のオクラとモロヘイヤを同時に使うメニューはいかが？こちらは、オクラとモロヘイヤのガスパチョ。ひんやり冷やして召し上がれ。

オクラとモロヘイヤを、ビタミンB群が豊富な豚肉で巻いて。体が喜ぶ、夏メニューです。お弁当などにもおすすめ。

オクラ・モロヘイヤ・なめこや、長芋、めかぶ、納豆など、ネバネバ軍団を結集させたヘルシーそば。暑い日に、つるつるっと食べたい冷やし麺です。

パスタも、オクラとモロヘイヤでネバネバに。ランチなどにぴったりのメニューですね。納豆などのせてもおいしそう。ほんのりしょうゆ味が合います。

ネバネバ食感は特徴的ですが、味にくせのないオクラとモロヘイヤは、和洋いろんな料理に使えます。ぜひ、この夏はいろいろな食べ方で楽しんでみてください。