室内で育てやすい観葉植物を探そう
観葉植物は、園芸店をはじめ、ホームセンターやインテリアショップ、100均、ネット通販など、さまざまな店舗や形態で販売されていますが、自分の好みや自宅に合うものを見つけるには選び方のポイントを押さえておくといいですね。
観葉植物の種類と選び方
種類について
観葉植物のタイプは、大型・小型・つる性など
置き場所とサイズについて
床置き・棚置き・吊り下げなど飾り方もさまざま
キッチン・洗面所・トイレの窓辺、天井や壁面など
インテリアとの相性について
こちらの動画に分かりやすくまとめられていますので、ぜひご覧ください。
人気の観葉植物の名前&おすすめ一覧
◆大型の観葉植物
ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと
パキラ
日陰でもある程度はよく育ち、乾燥にも強い「パキラ」。卓上サイズの鉢植えもありますが、順調に育つと2mくらいの大きさになります。伸びた枝は5~6月頃に剪定するのがベスト。丸坊主にしても新しい葉がまた出てきます。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと
モンステラ
南国ムードたっぷりの「モンステラ」は、切れ込みの入った大きな葉っぱが特徴です。伸びたつるは、適当な長さで剪定すればOK。ただし、切り口から出る白い液でかぶれることがあるので、手袋をはめて作業しましょう。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
オーガスタ(ストレリチア)
バナナのような葉っぱがトロピカルな「オーガスタ」(別名・ストレリチア)は、暑さや乾燥に強い丈夫な植物。大きく育つと極楽鳥のような花を咲かせます。成長が早いため、2年に1度くらいは植え替えが必要です。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
カポック 斑入り(シェフレラ)
「カポック」の正式名称は「シェフレラ」。本物のカポック(パンヤノキ)に似ていることから、この呼び名で親しまれています。霜が降りなければ屋外でも大丈夫。脇芽や古い葉を剪定して形を整えます。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所・直射日光を避けた屋外
水やり:土が乾いたらたっぷりと
サンスベリア(トラノオ)
トラの尾のような葉の形から“トラノオ”とも呼ばれる「サンスベリア」。日陰にも置けますが、適度に日光浴させた方がよく育ちます。蒸れに弱いため、冬の休眠期は断水して土を乾燥させましょう。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所・日陰
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は乾燥させる
ユーカリ
ドライフラワーの花材としても人気の「ユーカリ」は、日当たりがよく乾燥した場所を好みます。成長が早いのでこまめに剪定し、2年に1度は大きな鉢に植え替えましょう。
難易度:★★☆
置き場所:日当たりと風通しがよい場所
水やり:乾燥を好むため、土が乾いたら適度に
インドゴムノキ(ゴムの木)
豊富な種類が揃うゴムノキ(フィカス)の中で、いわゆる"ゴムの木"として流通しているのが、肉厚な葉を茂らせる「インドゴムノキ」(フィカス・エラスティカ)です。乾燥に弱いため、土の表面が乾いたら水やりを。剪定は好きな位置でできますが、樹液でかぶれることがあるので注意しましょう。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと
フィカス・ウンベラータ
ハート型の大きな葉がおしゃれな「フィカス・ウンベラータ」も、ゴムノキ(フィカス)の一種です。熱帯生まれで暑さには強いですが、冬は休眠状態に入るので水やりも控えめに。剪定は生長期の春から秋がベスト。樹液に触れないよう注意しましょう。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
フィカス・ベンジャミン
“ベンジャミン”の呼び名で知られる「フィカス・ベンジャミン」も、実はゴムノキ(フィカス)の仲間。日当たりを好みますが、夏の直射日光は避けて。自分好みに仕立てやすく、下の枝を落として丸く刈り込んだりもできます。
難易度:★☆☆
置き場所:日当たりがよい場所・夏はカーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
エバーフレッシュ
ネムノキの仲間で、夜になると細い葉をそっと閉じる「エバーフレッシュ」。春から夏にかけてふわふわの丸い花を咲かせます。冬の寒さに弱いので、冬は室温を10℃以上に保つのが理想です。
難易度:★★☆
置き場所:日当たりのよい場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
オリーブの木
オリーブの木は、地中海地方や北アフリカに生息するモクセイ科の常緑高木。細い枝にシルバーがかったグリーンの細長い葉が特徴で、ヨーロッパでは平和のシンボルとして親しまれています。日当たりを好み、成長が早く枝葉が伸びやすいため剪定が必須。花や実を楽しむこともできます。
難易度:★☆☆
置き場所:日当たりがいい場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
アレカヤシ
ヤシにはさまざまな種類がありますが、「アレカヤシ」は羽のように長い葉が放射状に広がる美しいフォルムが特徴的 。南国ムード漂う見た目から、リゾートホテルなどのロビーでもよく見かけます。直射日光が苦手で、耐陰性があるので半日陰でも育ちます。ボリュームが出たときは、春から秋にかけて剪定を行ってください。
難易度:★☆☆
置き場所:日陰・カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
クワズイモ
“出世芋”とも呼ばれ、縁起がいいことで知られる観葉植物。樹木のようにしっかりと上に伸び、ハート型の葉っぱも大きく、適度な加湿効果ももたらすといわれています。霧吹きで水を与える“葉水”をしたり、葉のホコリを定期的に取って害虫を防げば、育てやすい植物です。
難易度:★☆☆
置き場所:日当たりのよい場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
クロトン
「クロトン」は、カラフルで葉の模様に富んでいるのが特徴。品種によって模様や色が全く違うので、選ぶのも楽しい観葉植物です。別名は“変葉木”。あまり大きくしたくない場合は、5~8月頃に剪定するといいようです。
難易度:★☆☆
置き場所:日当たりのよい場所・屋外
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
◆つる性の観葉植物
ポトス
「ポトス」は、つる性の観葉植物の中でも特に人気の高い品種。日陰でもよく育ちますが、基本的には日当たりを好みます。つるを上に伸ばすと葉が大きくなり、下に伸ばすと小さくなるという特性を持ちます。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所・日陰
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
アイビー(ヘデラ)
葉の形が愛らしく、アレンジメントにもよく使われる「アイビー(ヘデラ)」。暑さにも寒さにも強く、日陰や水耕栽培でも育ちます。成長が早いため、春から夏の間に剪定を、1~2年に1回は植え替えをするとよいでしょう。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所・日陰
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
ホヤ(カルノーサ)
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
シュガーバイン
ブドウ科の「シュガーバイン」は、柔らかいつるに5枚並んだ葉が茂る愛らしい姿が人気。日陰にも寒さにも耐える強さを持っています。つるが伸びすぎたときは新芽の手前でカットすればOK。簡単に形を整えられます。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所・日陰
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
グリーンネックレス(多肉植物)
「グリーンネックレス」はその名の通り、丸い葉をネックレスのように垂らす多肉植物です。可愛らしい姿とは裏腹に寒さに強く、温暖な地域なら屋外でも越冬できます。順調に育つと秋に白い花を咲かせますよ。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所・日陰
水やり:春秋は土が乾いたらたっぷりと・夏冬は控えめに
ワイヤープランツ
ワイヤーのような細い茎にツヤのある小さな葉をつける「ワイヤープランツ」。厳密にはつる性ではありませんが、つるのように茎をどんどん伸ばして成長します。伸びすぎた茎は好きな位置で剪定して大丈夫。水に挿せば水耕栽培も可能です。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所・日陰
水やり:土が乾いたらたっぷりと
ペペロミア・デピーナ(イザベラ)
「ペペロミア」は非常に種類が多く、形も育ち方もそれぞれ違います。「デピーナ」または「イザベラ」と呼ばれる品種は、茎が横に広がるほふく性。"アロマペペ"という通称も持ち、秋に甘い香りの花を咲かせます。
難易度:★☆☆
置き場所:明るい日陰・カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたら適度に
フィカス・プミラ
「フィカス・プミラ」も細い茎を横に広げて育つほふく性の植物。班模様が入った「サニーホワイト」という品種が人気です。丈夫でよく伸びるので、1~2年に1回春頃に植え替えや剪定をするとよいでしょう。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・秋冬は控えめに
ハツユキカズラ
「ハツユキカズラ」は、葉の成長に合わせてピンク・クリーム・緑と色を変えていく美しい植物。寒い季節には全体がピンクに色づきます。日陰でも育ちますが、日当たりがいい方が葉の色もよくなります。
難易度:★☆☆
置き場所:日当たりのよい場所(夏は直射日光を避ける)
水やり:土が乾いたらたっぷりと
ハートカズラ
「ハートカズラ」はその名の通り、ハート型の葉が可愛らしいつる性の多肉植物です。日当たりがいい場所を好み、よく日に当てると肉厚の葉に育ちます。湿気に弱いため、秋冬は水やりを控えめに。
難易度:★☆☆
置き場所:日当たりのよい場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・秋冬は控えめに
ディスキリア
インブリカータ
エメラルド
ミリオンハート
ヌンムラリア / ヌンムラリア バリエガータ
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
◆小さい観葉植物
ガジュマル
沖縄では"キジムナー"と呼ばれ、神聖な木として大切にされている「ガジュマル」。本来は非常に大きく成長しますが、剪定すればコンパクトなまま育てられます。新芽がすぐに出るので、大胆にカットしても大丈夫。樹液でかぶれないよう注意しましょう。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
ビカクシダ(コウモリラン)
難易度:★☆☆
置き場所:窓辺など日当たりのよい場所
水やり:春~秋は乾燥したらたっぷりと・冬は控えめに
ピレア・カディエレイ
「ピレア」の仲間は約600種類以上。その中で観葉植物として人気が高いのが、葉に銀白色の模様が入った「カディエレイ」です。日差しに弱いため、明るい日陰に置くと葉の美しさをキープできます。冬は成長が遅くなるので、水やりを控えて乾燥気味にさせましょう。
難易度:★★☆
置き場所:明るい日陰
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
斑入り姫麒麟(姫キリン)
難易度:★☆☆
置き場所:窓辺など日当たりのよい場所
水やり:春・秋は月2回程度、真冬・真夏は控えめに
スイカペペロミア
つる性でご紹介した「ペペロミア」は、葉の大きさや形状などが本当に豊富。こちらは、名前の通り、スイカ柄の「スイカぺぺロミア(ぺぺロミア・サンデルシー)」。基本のお手入れ方法は同じなので、慣れればたくさん育てられるはずですよ。
難易度:★☆☆
置き場所:明るい日陰・カーテン越しに日が当たる場所
水やり:土が乾いたら適度に
ダバナ
難易度:★☆☆
置き場所:室内の窓辺のカーテン越し
水やり:土の表面が乾いたら、真冬・真夏は控えめに
ネフロレピス(タマシダ)
繊細な葉をボリュームたっぷりに茂らせる姿が美しい「ネフロレピス」は、“タマシダ”や“ツデー”と呼ばれることもある品種。直射日光や乾燥に弱いため、置き場所を工夫してこまめに水をあげましょう。
難易度:★☆☆
置き場所:比較的、光が弱い場所でも育つ(窓は必要)
水やり:年間を通して月に3~4回、たっぷりと
アジアンタム
「アジアンタム」もシダの仲間ですが、ネフロレピスよりも丸みのある葉が特徴です。乾燥すると葉がチリチリになってしまうため、土が乾き切らないうちに水やりするのがポイントです。
難易度:★★☆
置き場所:明るい日陰
水やり:土が乾く前に適度に・冬は控えめに
カラテア
「カラテア」は、葉に個性的な模様が入っているのが特徴。品種によって葉の形や模様が異なり、エキゾチックな雰囲気を持つインテリア性の高い植物です。夜になると、ネムノキのように広げていた葉っぱを上に向けて葉裏を見せる休眠運動をします。耐陰性もあり、高温多湿を好みます。
難易度:★☆☆
置き場所:明るい日陰
水やり:土が乾いたらたっぷりと・冬は控えめに
エアプランツ(チランジア)
土を必要としない「エアプランツ」(チランジア)は、お部屋のどこにでも自由に飾れるのが大きな魅力。いろいろな品種があるのでお気に入りを探してみましょう。普段は霧吹きで水やりしますが、月に1~2回はたっぷりの水に数時間浸けてケアします。
難易度:★☆☆
置き場所:カーテン越しに日が当たる場所
水やり:週2,3回霧吹き・月1,2回水に漬ける
コーヒーノキ(コーヒーの木)
コーヒーの原料となる「コーヒーノキ」(コーヒーの木)は、観葉植物としても人気の品種。ある程度大きく育つと実がなりますが、コンパクトに育てたい場合は不要な枝を剪定しましょう。寒さに弱いため、冬は10℃以上の環境が理想です。
難易度:★★☆
置き場所:明るい日陰
水やり:土が乾いたら適度に・冬は控えめに
オリヅルラン
班入りの細長い葉を放射状に茂らせる「オリヅルラン」。春から秋の間に茎を伸ばして花を咲かせ、そこに子株が生まれる独特な育ち方をします。ハンギングにもおすすめです。
難易度:★☆☆
置き場所:日当たりがよい場所
水やり:土が乾いたら適度に・冬は控えめに
ヒューケラ
日陰でもよく育ち、寄せ植えや花壇にも利用されることの多い「ヒューケラ」。葉の色や模様の種類が豊富で、初夏の頃には細い茎を伸ばして可憐な花を咲かせます。葉が混み合ったときは株分けするとコンパクトに。
難易度:★☆☆
置き場所:明るい日陰
水やり:土が乾いたらたっぷりと
観葉植物の上手な育て方
日なたと日陰、どちらを好む?
風通しについて
温度管理について
水やりの頻度について
大きくなったら植え替えや株分けを
鉢の選び方
鉢サイズは、小型の3・4・5号、大型の8・10号などいろいろ
また、基本的に観葉植物はやや乾燥を好むので、通気性がよく水はけのいいテラコッタなどを選ぶのがおすすめ。ただ、なかには多湿を好む植物もありますので、その場合はプラスチック・陶器・ブリキなどもよいでしょう。
初心者にも育てやすく、種類が豊富な「ドラセナ」。特に「マッサンゲアナ」は"幸福の木"という呼び名を持ち、ギフトにも人気です。伸びすぎた場合は5~8月に剪定できます。