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種類豊富で大人気のサボテン
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水をあげる回数が他の植物に比べて少なく、育てやすいといわれるサボテン。サボテン科に属する多肉植物の1種で、個性的なフォルムがおしゃれ。置く場所を選ばないので、お部屋のインテリアとしても人気です。
ただ、水不足でも育ちにくくなってしまうので、サボテンの特徴などを知っておくことが、より育てやすいヒントになります。以下では、サボテンのさまざまな種類や育て方などを含め、詳しくご紹介します。
ただ、水不足でも育ちにくくなってしまうので、サボテンの特徴などを知っておくことが、より育てやすいヒントになります。以下では、サボテンのさまざまな種類や育て方などを含め、詳しくご紹介します。
◇サボテンの基本情報◇
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サボテンとは、どんな植物?
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サボテンとは、サボテン科・サボテン属に分類される植物の総称です。観賞用に育てられる観葉植物であり、葉っぱや茎に貯水する機能をもつ多肉植物でもあります。サボテンの種類は、5000種以上ともいわれ、世界各地に愛好家がいることから、現在も品種改良によって種類が増え続けています。
サボテンの由来と語源
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日本でのサボテンの始まりは、16世紀後半に南蛮人によって持ち込まれたとされています。彼らが「ウチワサボテン」の茎の切り口で畳や衣服の汚れをふき取り、樹液をシャボン(石鹸)のように使っていたため「石鹸のようなもの」という意味で「石鹸体(さぼんてい)」と呼ばれるようになったのが語源といわれています。
サボテンの原産地
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サボテンの主な原産地は、アメリカやメキシコなど南米大陸を中心とした周辺の島々や北米大陸に広く分布しています。砂漠のような雨の少ない地域や乾燥地帯に生えることが多いのですが、種類によっては標高の高い地域や肌寒い寒冷地、湿度の高い熱帯林を好むものもあり、さまざまな気候に対応しながら成長しています。
サボテンの花言葉
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サボテンは花を咲かせる種類もあることから、花言葉も付いています。さまざまな過酷な環境でも強い生命力で育つことから、「枯れない愛」、紀元前から子孫を増やしてきたとされていることから「偉大」、さらに、砂漠や原野の中で燃えるように色彩豊かな花を咲かせることに由来して「燃える心」という花言葉が付きました。とっても壮大でロマンチックですね。
過酷な環境も生き抜く、サボテンの「トゲ」の役割
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サボテンは、他の植物が育ちにくい過酷な環境でも生育できるよう、葉や枝をトゲに変形させ、茎だけのからだに進化したといわれています。できるだけ表面積を少なくすることで水分の蒸発を防ぎつつ、トゲによってからだに影を作ることで、日光が当たる範囲を少なくして、水分と栄養分を蓄えておくことができるのです。
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さらに、空気中の水分をトゲに当てて落とし、根から取り込むという技も持っているので、雨の降らない砂漠でも昼夜の気温差でできる露などの少ない水分を得て生育できるという、重要な役割を果たしています。もちろん、鋭いトゲはサボテンを食べようとする外敵からも身を守ることもできます。
サボテンの選び方
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サボテンを園芸店やホームセンターに行って直接購入する際は、形に歪みや変色がなく、しっかりと根の張った鉢と株のバランスが取れているものを選びましょう。また、カイガラムシやハダニなどの害虫がついていないかも確認してください。
◇サボテンの種類◇
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冒頭でも触れた通り、世界中には5000種類以上のサボテンがあり、品種改良によって種類が増え続けています。あまりにも種類が多すぎて名前や特徴、育て方が分からないという方のために、園芸において代表的な3種類をご紹介します。
柱サボテン
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サボテンの代名詞「柱サボテン」。名前の通り、柱のように茎が伸びるサボテンの総称です。水分を含んだトゲのある茎をいくつか出して上へ伸びるのが特徴で、広大な砂漠に生える力強いイメージがあります。
こちらは、株の根元や途中で分岐する「鬼面角」という品種。凛々しい姿が印象的です。この他に、茎の分岐が見られず白い毛に覆われた「翁丸」や、単幹の上部で分岐する「弁慶柱」などが、柱サボテンの代表的な品種です。
おすすめの柱サボテン
柱サボテン 3本立 サボテン 8号鉢 ナチュラル鉢カバー付
13,500円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
玉サボテン
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ころんと丸い形をした「玉サボテン」。手のひらサイズの品種も多く、可愛らしい姿が印象的です。窓辺などにさりげなく置くだけで、おしゃれなグリーンのある癒し空間に。
黄色味を帯びたトゲが特徴の、玉サボテンの代表的な品種「金鯱(キンシャチ)」。その他に、トゲがなく縦に稜線が入った「ランポー玉」、赤みを帯びた大きなトゲを持つ「日の出丸」などがあります。
黄色味を帯びたトゲが特徴の、玉サボテンの代表的な品種「金鯱(キンシャチ)」。その他に、トゲがなく縦に稜線が入った「ランポー玉」、赤みを帯びた大きなトゲを持つ「日の出丸」などがあります。
おすすめの玉サボテン
王冠のような美しい姿が魅力の「英冠玉」。トゲは細く金色をしていて、晩春に黄色い花を咲かせます。どんな場所にも置きやすく、小ぶりながらも存在感があります。
サボテン パロディア 英冠丸 5号
ウチワサボテン
平らな楕円形の肉厚な茎を持つ、うちわの形に似ている「ウチワサボテン」。サボテンの中でも丈夫な種類で、民家の軒先や庭に植えられていることもあります。茎をいくつか連ねるとうさぎのような可愛らしい姿になります。
こちらは白いトゲがドット模様に見える「白桃扇」。「バニーカクタス」ともいわれ、ウサギの形そっくり。その他にも、黄色の細かいとげを持つ「金烏帽子」や、平たく大きな茎を連ねる「大丸盆」などが代表的です。
おすすめのウチワサボテン
麻布でアレンジされた鉢付き「バニーカクタス」。うさぎのような可愛らしい見た目から、特に女性から人気があります。育て方付きで初心者も安心。
ホワイト バニーカクタス ウサギのサボテン
2,200円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
その他の種類の個性派サボテン
◇花を咲かせやすい花サボテン◇
コリファンタ属「象牙丸」
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サボテンの中には美しい花を咲かせる「花サボテン」と呼ばれる種類があります。こちらは、丸みを帯びて反り返ったまるで象牙のようなトゲが特徴のコリファンタ属「象牙丸」。高温多湿、寒さにも強くて育てやすいサボテンで、夏の終わり頃になると、きれいなピンク色の大輪の花を咲かせます。
エキノプシス属「短毛丸」
その名の通り、トゲが短いのが特徴のエキノプシス属「短毛丸」。成長が早いうえに、高温多湿を好み、寒さにも強く日本の気候と相性がいい育ちやすいサボテンなので、初心者にもおすすめです。開花時期は5月から10月と長く、強い芳香性のある白いきれいな花を咲かせます。
<番外編> 接ぎ木サボテン「緋牡丹」
インテリアショップなどでもよく見かける「接ぎ木(つぎき)サボテン」。種類の違うサボテンを接ぎ木して育てていくサボテンで、上のサボテンは下のサボテンの栄養を吸い取って成長していきます。
おすすめの接ぎ木サボテン
◇サボテンの育て方◇
サボテンは、主に南北アメリカとその周辺を原産とするものが多く、湿度が低く乾燥した場所に生えています。梅雨の時期は湿度の高く、冬は気温が低く乾燥しない日本の気候では、サボテンが根腐れを起こしてしまうこともあるので、家庭においては鉢植えで育てることをおすすめします。
土や水やりなどの最適な栽培環境について
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【日光】
本来のサボテンが育つ環境に近づけるため、葉焼けの原因になる強い直射日光は避けつつ、日光が当たる空間かつ風通しのよい場所で管理しましょう。心配なときはレースのカーテン越しでもOKです。
【温度】
寒さに弱い品種でも、5℃以上を保っていれば冬越しは可能です。その場合は室内にて、窓辺は避けて置きましょう。
【用土】
土は水はけのいいものを使います。市販のサボテン専用の土でも可能です。
【肥料】
肥料を入れる場合は、植え替え時にゆっくりと効きめの続く緩効性化成肥料を少し混ぜましょう。サボテンのように水を与える回数が少ない植物の場合は、置き肥が土に浸透していかないため、植え替え時に肥料を一緒に植え込む元肥(もとごえ)という方法を使います。
本来のサボテンが育つ環境に近づけるため、葉焼けの原因になる強い直射日光は避けつつ、日光が当たる空間かつ風通しのよい場所で管理しましょう。心配なときはレースのカーテン越しでもOKです。
【温度】
寒さに弱い品種でも、5℃以上を保っていれば冬越しは可能です。その場合は室内にて、窓辺は避けて置きましょう。
【用土】
土は水はけのいいものを使います。市販のサボテン専用の土でも可能です。
【肥料】
肥料を入れる場合は、植え替え時にゆっくりと効きめの続く緩効性化成肥料を少し混ぜましょう。サボテンのように水を与える回数が少ない植物の場合は、置き肥が土に浸透していかないため、植え替え時に肥料を一緒に植え込む元肥(もとごえ)という方法を使います。
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水やりは季節ごとに時間を変えるのが最適です。基本は土が乾いた際に、鉢底穴から流れるくらいジョウロでたっぷりと与えましょう。
【春・秋】午前中にあげる
【夏】夕方から夜にかけて。(午前中や昼間に水やりをすると、日中に気温が高く上がることで、高温で株が蒸れてしまう原因になります。)
【冬】冬はほぼ断水し、土が乾いていた場合、月1回程のペースで、暖かい昼間に15℃位の水をあげる。(サボテンが育つ砂漠のような場所では、雨の全く降らない暑さの厳しい乾季の期間は生命活動を休める「休眠期」があり、鉢植えでも似た環境を作るため、寒い冬は水やりをほぼ控えましょう。)
【春・秋】午前中にあげる
【夏】夕方から夜にかけて。(午前中や昼間に水やりをすると、日中に気温が高く上がることで、高温で株が蒸れてしまう原因になります。)
【冬】冬はほぼ断水し、土が乾いていた場合、月1回程のペースで、暖かい昼間に15℃位の水をあげる。(サボテンが育つ砂漠のような場所では、雨の全く降らない暑さの厳しい乾季の期間は生命活動を休める「休眠期」があり、鉢植えでも似た環境を作るため、寒い冬は水やりをほぼ控えましょう。)
土の代わりにハイドロボールでもOK
底に穴をあけなくても水やりができる、便利なハイドロボールを土の代わりに入れるのもおすすめ。虫も付きにくく、お気に入りの缶や瓶にも植えられるので、お部屋でも気兼ねなくインテリアグリーンとして飾ることができます。
おしゃれな水耕栽培|100均のサボテンでもOK◎
水の中で根を張らせて育てる水耕栽培も話題で、雰囲気がひと味違います。サボテンを鉢から出したら土を落とし、根っこを水できれいに洗って半分くらい根を切ります。そのあと新聞紙の上などで3日程乾燥させ、上部プレート付きの専用花器や口の細い瓶などで根の部分だけ水に浸ければ完成。100円ショップのサボテンなら、気軽に試せますね。
水耕栽培におすすめのガラスベース
◇サボテンの植え替え方法◇
鉢に対してサボテンの株が大きくなってきたり、鉢の底から根が張り出してきた場合は、植え替えを考えましょう。適期は春と秋です。
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植え替えのやり方と注意点
①根を痛めないよう、植え替えの1か月前から水やりを控えて、用土を乾かし気味にしておく。
②鉢の縁を軽くたたいて株を出し、古い土を揉み落とす。
③太い根はカットしないようにしながら、細く古い根を5cm程カットし植え込む。
④根が馴染むまでの間、日当たりのよい窓辺や既定の置き場に戻す。
【注意点】
水やりは植え替え直後にはせず、1週間~10日後から。トゲのあるサボテンは、レザーやラバーの付いたグローブを着用して植え替えましょう。また、サボテンは繊細な植物のため、カットする際はハサミを消毒してから使用し、使用後も消毒をしたうえで片づけてください。
②鉢の縁を軽くたたいて株を出し、古い土を揉み落とす。
③太い根はカットしないようにしながら、細く古い根を5cm程カットし植え込む。
④根が馴染むまでの間、日当たりのよい窓辺や既定の置き場に戻す。
【注意点】
水やりは植え替え直後にはせず、1週間~10日後から。トゲのあるサボテンは、レザーやラバーの付いたグローブを着用して植え替えましょう。また、サボテンは繊細な植物のため、カットする際はハサミを消毒してから使用し、使用後も消毒をしたうえで片づけてください。
可愛いサボテンの寄せ植え
寄せ植えにするという植え替え方もあります。好みのサボテンが3つほど入るくらいの鉢を用意し、あとは植え替えの方法と同じ。高さのあるものや形が異なるものなど、さまざまな種類を一緒に植えることで、より魅力的な鉢になりますよ。
多肉植物との組み合わせもおすすめ
寄せ植えに人気のミニサボテン
癒しのサボテンライフを♪
同じ植物とは思えないほどに、品種によって茎の模様やトゲの形など、さまざまな種類や特徴を持つサボテン。気軽に始めやすく、ポイントを押さえて育てることで長く楽しめます。お好みのサボテンをお部屋に飾って、その成長や可愛らしさに癒されましょう。
80~90cm前後の柱サボテン3本立て。存在感抜群で、メンズライクな空間にもぴったりです。鉢カバーもセットで、インテリアとしてもおしゃれ。