観葉植物にとって命の源である水やり。品種や季節によって必要な水の量が変わってきます。お家に新しく迎え入れた観葉植物が、どれだけの量の水やりが必要なのか最初に知っておくことが大切です◎

また、受け皿に溜まった水は根腐れの原因にもなりますので必ず捨てるようにしましょう。

観葉植物に欠かせないもの2つめは「光」です。植物によって、たくさんの日光が必要なものもあれば、日陰で育てるものもあります。インテリアに取り入れる場合は、それぞれのお部屋での光の当たり具合と植物の特性をマッチさせる必要があります。

観葉植物の大きさによって、どの部屋のどの位置に置くかを考えなければなりません。リビングなどの日当たりのよいお部屋では目立つ存在の大きな木。トイレや洗面所などの小さな棚にはコンパクトな植物がおすすめです。

置ける場所のスペースとその植物の成長具合を考えて配置するといいですね。

葉っぱに入った切れ込みが特徴的なモンステラ。乾燥に比較的強く、明るい室内でたまに水やりをするだけでも育つので、初心者さんにも育てやすい植物です。根詰まりを起こしやすいので1年～2年に1回は植え替え作業をすると、グングン成長しますよ。

大きなハート型の葉っぱと曲がった樹形が人気の植物で、さまざまなインテリアにマッチします。日当たりのよい場所を好むため、カーテン越しの窓際などが最適。寒さに弱いため、冬場は室内の温かい所に置くようにしましょう。葉に害虫がつきやすいので、一年を通して霧吹きなどで葉水を与えてください。

こちらも初心者さんにおすすめの品種。日当たりのよい所を好むので、カーテンやブラインド越しの明るい窓際に置きましょう。樹の大きさをコントロールしやすく、根もあまり張らないので頻繁に植え替えする必要がありません。長い期間に渡って育てやすい植物です。

成長が早いクワズイモは、育て方によっては葉っぱが人の顔くらいの大きさになることも。成長が早い分、根詰まりも起こしやすいので2年に1度くらいのペースで植え替えをするといいでしょう。高温多湿を好むので、葉水を与えるとよく成長します。
耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所ならどこに置いても大丈夫。エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、当たらないように気をつけましょう。

お花のような形の葉っぱがかわいらしいシュガーバインは、リビングの日当たりのよい棚の上などに置くのがおすすめ。気候のいい時、たまに外の明るい日陰に出してリフレッシュさせてあげると、元気に育ちます。水やりは土が乾いたらたっぷりと与え、夏場には葉水で乾燥を防ぐことも大切です。

垂れ下がるツルがかわいらしいアイビー。耐陰性のある植物なので室内に置くのに向いていますが、全く光に当てなくともよいというわけではありません。キッチンに窓があるお家はそこに置いて日光を当てましょう。窓がなければ、たまに光が当たる所へ移動させてあげるといいですよ♪

エアプランツは土が要らないので置く場所を選びませんが、日当たりや風通しがいいところを好みます。日当たりが悪い場所に置く場合は3日～4日に1回はレースカーテン越しなどの日当たりのいい場所で日光浴させてあげましょう。週に2回以上たっぷりと霧吹きで水やりをし、中までしっかり乾燥させることが大切です。

初心者さんにも育てやすいポトス。耐陰性があるため、室内の日光が入る場所であれば置いて大丈夫です。根づまりしやすいので、1年～2年に1回は植え替えをしましょう。どんどん伸びますのでツルを垂らして飾るのがおすすめです。

小さな葉っぱに白い模様が入ったフィカス・プミラは、明るい雰囲気にしてくれます。耐陰性があるので、トイレや洗面所に置いても大丈夫ですが、たまに日光浴させてあげると健康に育ちます。初心者さんにも育てやすい品種ですよ♪

多肉植物は小さなサイズのものもたくさんあるため、トイレや洗面所のちょっとしたスペースに置きやすい植物です。ただし、日当たりがよい所を好むため、2日おきくらいに外へ出して日光と風に当ててあげましょう。夏の厳しい直射日光や冬の低い気温の時は、室内の窓辺に置いてあげるといいですよ。

水やりは土が乾いてからたっぷりと与えます。多肉植物には、春秋型・夏型・冬型と種類によって成長する季節が違いますので、お家の多肉植物がいつ成長するタイプなのか把握して育てると◎

薄くて細かい葉っぱが特徴的なアジアンタム。サワサワとゆれる様子が涼しげな雰囲気を演出してくれます。日陰や薄暗い場所でもよく育ち、多湿を好むのでトイレや洗面所といった水回りで育てるのに向いています。乾燥に弱いので、水やりを忘れないようにすることが大切です。

こちらでは日当たりのよいリビングのソファ横に大きな木を置いています。空間にアクセントを生むと同時に、お部屋を爽やかな印象にします。ソファでくつろぐ時もさらにリラックスできそうです。

観葉植物のグリーンで白ベースの洗面所を爽やかに演出したこちらのレイアウト。あちこちに散りばめられたグリーンがインテリアのアクセントに。ツル状の植物を高い所から垂らしたり、小さな多肉植物をちょこんと置いたりしても、おしゃれですね♪

こちらの日当たりのよいキッチンには、お庭のようにたくさんの植物が置かれています。キッチンは水道が近いので水やりもすぐにでき、よく目にする場所のため状態管理もこまめにできて、意外と植物を育てやすい所。爽やかなキッチンだと、家事の時間も楽しくなりそうです。

天井などの高い所から植物を吊るす「ハンギング」と呼ばれる手法を使ってコーディネートをしているこちらのお部屋。ツル状の植物がどんどん垂れ下がってくるのを楽しめます。上から吊るすことによってぐんとおしゃれな空間になっていますね。床に置くよりも空間を有効に使える上に、植物の風通しもよくなります。